【ミャンマー】パアン情報徹底リポート 〜ギャラクシーモーテルと格安ビルマ料理!そして格安ナイトマーケットなど〜
4泊滞在したミャンマーのパアンは、未だ手付かずの美しい自然や洞窟寺院巡りに心が躍った。その様子は前回と前々回の記事でご紹介したが、今回は街の中心に位置するクロックタワーの周辺を紹介したい。
そこには観光客寄りのレストランから地元民向けのレストラン。そして様々な料理が並ぶナイトマーケット。そして旅行客にも優しいローカル市場から、スタッフが皆好意的で朝食が美味しいホテルまで、一気に紹介したい。
- 朝食が美味しいギャラクシーモーテル
- 街のシンボル
- 観光客にもやさしいマーケット
- ナイトマーケット
- パアンでビルマ料理ならココでしょ!?
- ビールが飲めるラッキー1レストラン
- ミャンマーのタバコ屋
- 絶対に見たいパアンの夕日
- まとめ
朝食が美味しいギャラクシーモーテル
まずはパアンでお世話になったホテルの紹介から。
名前は「ギャラクシーモーテル」。
パアンのホテルは少なくない。ホテル宿泊予約サイトを眺めていると、レビューの良いこのホテルが目に止まった。
まずは今回のパアン旅の目的。それは洞窟寺院などを自力でバイクで巡ることだった。この周辺でバイクの貸し出しをしているホテルは珍しくないことを後から知ったが、1日8,000チャットのレンタル費はさすがミャンマー。ちなみにホテル主催の車によるツアーは1日7,000チャット。気ままなバイク旅がお得と思うか、ツアーの方が安いと思うかあなた次第!
部屋の様子
部屋はちょっと年代を感じさせる内装だが、これはパアンならどこへ行ってもそう変わりはないだろう。大きなダブルサイズのベッドは寝心地も悪くなかった。
部屋はエアコン完備。ちゃんと冷えも効いていた。そして冷蔵庫。個室に冷蔵庫と言えば、商店で購入した缶ビールを冷やして飲むでしょう!
シャワー&トイレ
シャワーとトイレは同室。これはもう当たり前の部類だが、何よりお湯がちゃんと出たことと、水圧もちゃんとしていたこと。これはミャンマーを旅するうえで大切なことなのである。
毎日違うメニューの朝食
ミャンマーのホテルの朝食といえば、食パンと玉子とフルーツ、そしてコーヒー。これが定番だと思っていたら、ちゃんとした朝食を出すとこがあるんですね?と思ったくらいだ。いや、それ相応なドミトリーしか利用していないせいか?
まあ、とにかくギャラクシーモーテルの朝食は口に合った。メニューも毎日違うから飽きがない。食後はコーヒーを持って外のベンチに腰をかける。そしてタバコを一服。ゆるりとした朝を過ごしていた。
さて、そんなギャラクシーモーテルの値段は4泊5,537円。1泊あたり1,384円。ちょっと安すぎるんじゃないかい?
Agoda.com|ギャラクシーモーテル|宿泊予約・レビュー・空室確認
ホテルのスタッフが良い
そして何よりホテルのスタッフが皆感じが良いのだ。まあ、これはミャンマーの国が全体的に感じが良い人が多いとも言えるが、こういう人たちと接すると、あぁギャラクシーモーテルにしてよかったと思える。家族経営ということもあるのだろう。ほんと、ココおすすめ。
街のシンボル
パアンの街はクロックタワー、いわゆる時計塔を中心に形成されている。僕は今回タイとの国境ミャワディから乗合のタクシーで来たが、クロックタワーで降ろしてくれと話すと、すぐに意思疎通ができた。ここを覚えておくと、パアンの街がすぐに頭に入る。
それにしても、東南アジアの地方都市に行くと、必ずと言っていいくらいに時計塔がある。
人はなぜ時計塔を作るのか。
観光客にもやさしいマーケット
そのクロックタワーの近くには、地元民向けの市場がある。市場そのものは東南アジアで見かけるそれと変わりはない。
肉や魚、野菜から日用品まで、何でも揃っている。電化製品まであるから、いわゆるショッピングモールといった具合だ。
そんな市場で外国人観光客の僕も買い物に勤しんだ。まずはみかんから。というのも以前ミャンマーのバガンで購入したみかんの甘さが、いまだに記憶に残っていて足を運んだ。値段は2個で1,000チャット(約70円)。
しかし味の方はそこまで甘くはなかった。ミャンマーでみかんを購入するとき、濃い色をしたオレンジ色のみかんを買えば間違いない。後で思えば、ここのみかんは少し薄いオレンジ色をしていた。
そしてもうひとつは歯磨き粉。旅をしていると、どうしても歯磨き粉が足りなくなってくる。そこでアジアで人気の黒人歯磨き粉を購入した。その値段は2,000チャットで約140円。輸入品のはずだが、安いのは不思議である。
◇今回のマーケットの位置。マーケットは時計塔の北側にも存在しており飽きがありません
ナイトマーケット
時計塔から徒歩10分、カンターヤ湖に隣接したスペースでは、ナイトマーケットが毎日開催されていた。ナイトマーケットは飲食のみの扱いで、様々な食事を格安に楽しむことができる。
ミャンマーの国民的料理「モヒンガー」
パアンのナイトマーケットで気に入ったのは、ミャンマーの国民的料理「モヒンガー」。その値段はなんと500チャット。一杯約35円なのだから文句はない。僕は色々な屋台でこのモヒンガーを味わったが、若干の違いはあるものの、ナマズの臭みもなく美味しく頂いた。
◇カレーと麺好きならモヒンガーはイケるはず
パパイヤサラダのソムタム
パアンのナイトマーケットでは、パパイヤサラダのソムタムも購入した。ソムタムといえば、どうしてもタイを連想してしまうが、ここミャンマーにだって存在しているのである。いや、ビルマ語でソムタムとは言わないのだろうか。
まあ、そんなことはどうでもいい。それより、このソムタムの辛さといったらこの上ない。辛すぎて残してしまったくらいだ。そういえば昔同じミャンマーのバガンで食べたソムタムも辛くてヒィーヒィーいったことを思い出した。
ソムタムは、ミャンマーよりタイの方が優しい味わいである。コレ、間違いない。
めちゃくちゃ甘いミャンマースイカ
今回のミャンマー旅で気に入ったフルーツ、それはスイカだ。スイカ……? 何を今さらと思われるかもしれないが、実はスイカはあまり好きなフルーツではない。みずみずしさは否定しないが、甘みを求めるなら他のフルーツがあると思っている。
例えばそれが東南アジアなら、マンゴーやパイナップル、それからメロンなんかは、僕の旅のお供になる。
しかしミャンマーのスイカの真っ赤な色わいと、濃厚な甘みには驚いた。旅はパアンからキンプン、ヤンゴンと続いたが、おやつは決まってスイカとなったのは言うまでもない。
◇この甘さでこのボリューム。フルーツコスパでいったらスイカが一番?
◇ナイトマーケットの位置。時計塔から徒歩で行けるが、野犬がいるので注意です
パアンでビルマ料理ならココでしょ!?
パアンの街でビルマ料理を食べるなら「ゴールデンタマリンド」しかない。場所は時計塔からも近く、ヒッタマンアンパゴダのすぐ目の前にある。
このゴールデンタマリンド、何がたまらないって、店先に色々な料理を並べているのだから、見ているだけで楽しくなってくるではないか。僕はアジアの飲食店で、コレが一番弱い。そして料理を指差しで簡単に済ますことも良い。
選んだのは、茄子をはじめとした野菜がゴロッと入ったカレー。ミャンマーを旅するとカレーと付き合っていく機会が多くなるのだが、ここのカレーはミャンマー特有な脂っぽさもなく、野菜の風味が出汁になった優しい口当たり。カレーというより、カレースープなのだ。
そのカレーには、ご飯を食べた分だけ支払うミャンマースタイルに、生野菜とスープがついて1,500チャット(約100円)。恐れ入りましたというしかない。
◇ゴールデンタマリンドの位置。朝の8時からオープンしています
ビールが飲めるラッキー1レストラン
パアン滞在でお世話になったレストランは「ラッキー1レストラン」だ。
実はパアンでお酒が飲めるレストランは少ない。これはミャンマー全体に言えることだが、ヤンゴンに行くと、若干増えるかなといった印象である。
だからどうしても欧米人観光客向けの要素が高くなり、ミャンマーの物価を考えると値段も高くなる傾向がある。
さて、そのお酒といえばやはりビールになるが、値段は約30円。呑み助の身としては、ありがたい限りなのだ。
さて料理の味の方はというと、どうせ欧米人観光客向けでしょ? といっている場合ではない。シーフードと野菜の甘酢あんかけご飯は、とても美味しかった。(約200円)
そしてミャンマーの物価を考えると少々値が張るフライドチキンは、外はカリカリ、中はジューシー、そして甘辛いタレが抜群に美味しかった。こりゃビールとの相性が抜群だぜ。(約380円)
それからフライドライス、いわゆるチャーハンも食べた。台湾を除けば、アジアの旅でフライドライスを口にしたのは何年振りだろうか。困った時のフライドライス。誰が言ったか忘れたが、アジアの旅で飲食店に入って困った時は、フライドライスを注文すると良いなんて言ってた気がする。
フライドライスーー。
発音もそれっぽく言えばいいのである。
◇ラッキー1レストランの位置。夕食はほとんどココでした
ミャンマーのタバコ屋
ミャンマーを旅していると、このような光景に出くわすことがある。これ何のお店なのかというと、実はタバコ屋なのである。
ミャンマーのタバコはキンマと呼ばれる噛みタバコが主流で、噛むと歯が真っ赤になるのが特徴だ。そしてその噛んだ口の中に溜まった唾を路上にペッペッと吐く光景は、お世辞にも美しいとは言えない。
さて、日本の喫煙者の皆さんご安心を。
普通の紙タバコもこのタバコ屋で買えるんです。たとえばメビウスの値段は1箱1,700チャットで120円と爆安。これ、ヤンゴンに行っても同じ値段なのであしからず。
僕はヤンゴンの同じような路上のタバコ屋で、思いっきりぼったくられましたから。
「さすがミャンマー最大の都市は違うな〜」
なんてね。そのあとコンビニに入って気づくという失態である。
絶対に見たいパアンの夕日
旅先で見る夕日は格別なものがあるが、パアンで見た夕日はまた格別なものがあった。パアンの街に流れる貴重な水源サルウィン川は、とても穏やかな流れをしている。
その西側に沈む夕日をただぼっーと眺めるだけの時間。なんて贅沢な時間を過ごしているのだろうか。
夕日……?
何を気取っちゃってなんて思うかもしれないが、東京で日々仕事をしていると、ロクに夕日なんて見ないもの。職場を後にする頃は日は沈み、逆にお月様と対面することの方が多い。
アジアの旅好きなら、色々な夕日が思い出に残っていないかい?
アンコールワットの夕日、メコン川に沈むビエンチャンの夕日、ナムソン川に沈むバンビエンの夕日、サメット島に沈む夕日と照明との融合、梨泰院のモスクから見た夕日、あれ?梨泰院ってなんか違うか?
まっいいや。
まとめ
今回紹介した時計塔とホテル周辺のマーケットとレストラン。決して派手さはないが、4日間の滞在では、十分に楽しむことができ、充実した日々を過ごすことができた。これにバイクで巡る洞窟寺院巡りが見事にハマり、パアンの旅は大成功となった。
ホテルがハマり、食事の出会いもよく、観光が充実すること。旅はこれで満足のいくものとなるが、来てみないとわからない側面もある。
だから旅は楽しくやめられないのである。
さて、次の目的地はチャイトー、そしてキンプンへと移動して、ミャンマー仏教の聖地、ゴールデンロックへと向かう。
▷▷▷パアンからゴールデンロックへの行き方はこちら
▷▷▷パアンバイクで巡る洞窟寺院観光(前編)はこちら
▷▷▷パアンバイクで巡る洞窟寺院観光(後編)はこちら
▷▷▷今回のパアン街の様子は動画版でもご覧ください
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