ミャンマーのパアン旅行は美しい自然と洞窟寺院観光でいっぱいだ!(後編)

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ミャンマーの美しい自然と洞窟寺院に魅了される都市パアン。そんなパアンはミャワディからの通過点に過ぎず、なぜか滞在する人は少ない。僕はそんなパアンに4泊滞在したが、すっかりパアンの魅力に取り憑かれてしまった。

そんなパアンの魅力をお伝えする記事は、前回のミャンマーのパアン旅行は美しい自然と洞窟寺院観光でいっぱいだ!(前編) の続編になる。

 

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コッカタウン洞窟寺院

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まずは「コッカタウン洞窟寺院」から。

パアンにある洞窟寺院としての規模は小さい方で、観光時間そのものは、すぐに終わってしまうであろう。

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一応見るべきものは、洞窟の奥にある虫眼鏡のようなもの。これを覗くと奥にあるものが拡大されるのだが、正直よくわからなかった。一応、このコッカタウン洞窟寺院で重要なものらしい。

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寺院の向かいには池があり、ココは癒しスポット。ゆるりとした時間が流れている。ちなみにすぐ近くにプールもあるらしいが、見つけることができなかった。

 


◇コッカタウン洞窟寺院の場所。街からは近く、最初に観光するのにいいと思います

 

アドベンチャー気分のサダン洞窟

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続いては「サダン洞窟」。洞窟の規模としては、かなり大きくて巨大洞窟である。

 

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したがって涅槃仏も超巨大になる。しかもミャンマーらしく金ピカの涅槃仏。

 

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寝てはいるけど目は開いている。最後の説法をしているのであろう。

 

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さて、このサダン洞窟。大きな洞窟と涅槃仏で見応えがあるのだが、その先からがアドベンチャー要素満載で楽しい。

 

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薄暗い洞窟内を進んでいくと、無数のコウモリの鳴き声で気味が悪いのだ。しかも狂犬病も心配になる。そそくさと駆け抜けると、まるで天国に出たかのような開放感を覚えた。

 

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明るい日差しと水源が見える。不気味さから解放される瞬間である。

 

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すると幾つかのボートが見えた。どうやらこのボートに乗ると、スタート地点の入口に戻ることができるらしい。

「料金はいくらだい?」

すると指で6をつくる現地係員。

ミャンマーの物価を考えると6,000チャットではないはず。
うん、600チャットだろう。

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暗闇から出てきた欧米系の観光客が僕に聞く。
「これはどこへ行くんだい?」
「入口へ行くんだよ」
「料金は?」
「600チャットだよ」
「オーケー」

なんて具合に軽快なトークをして上機嫌。

 

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船頭さんに600チャットを支払い、船に乗り込む。もちろん船頭さんは何も言わない。そりゃそうだ。600チャットちょうどお支払いしたのだから。

 

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しかし、後から乗り込む先ほどの欧米系の人が料金でもめ出したのである。何やら話を聞いてみると、現地の女が現れて2,000チャットと話しているのだ。

なんだなんだボッタクリか?

ココはミャンマーのパアンだぞ。ボッタクリなんかいない地域のはずだぞ。

なんて思っていたら、どうやら本当に2,000チャットらしく、さっきの係員や船頭さんの600チャットは何だったんだろうか。

もしかしたら外国人料金なのかもしれない。いやはや、料金の一悶着は嫌な空気しか流れない。

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正規の?料金2,000チャットを支払い直し、気も取り直すと、いざ出発。すると目の前にはどう見ても天井の低い洞窟が現れた。おい、ココを通るのか?

 

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洞窟の中は当然暗い。その暗闇のなか、頭がぶつからないように首を横へ傾ける。この低姿勢がつらい。しかしその辛さはとは反対に、船と洞窟と暗闇の組み合わせは、冒険気分でとても楽しい。これで2,000チャット、約150円はお得だ。船には乗らず、元来た道を歩いて戻る人もいたが、これは勿体無い。

サダン洞窟は洞窟としてのスケールもさることながら、観光としての側面も十分に果たしている。パアンで最も行きたい観光スポットのひとつである。

 


◇サダン洞窟の場所。クロックタワーからは距離があります

 

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温泉があるバーインニィ洞窟

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続いては「バーインニィ洞窟」

街の中心にあるクロックタワーからバイクで60分。今回の観光で最もバイクの乗車時間が長かった場所だ。

おかげでお尻が痛くなってしまったが、巨大な岩山の前に佇むカラフルな寺院の建造物。これらを見るだけでも価値がある。

 

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その寺院の向かいには、温泉がある。ミャンマーで温泉とは、あまりピンとこないが、れっきとした温泉なのだ。

その温泉が目的でもきたのだが、季節は9月で雨季の終わり。来たる巡礼シーズンの前ということもあり、人の気配がない。あまりにも寂しいので、お湯に浸かることを躊躇してしまった。

 

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さて、洞窟の規模はそこまで巨大ではないが、冒頭であげたコッカタウン洞窟なんかより、ずっと雰囲気のある洞窟だ。

 

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寺院巡りをしていると、仏様の姿も珍しくなく、少々飽きてくる。

 

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それでもちゃんと洞窟の奥まで進み、お祈りスペースで祈りを捧げる。三度お辞儀をするミャンマースタイルはもう体に染み込んだ。

 


◇バーインニィ洞窟の場所。もうすぐでモン州という位置関係。結構遠いんです

 

パアンで最も美しいヤテッピャン洞窟

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さあ続いての洞窟寺院は「ヤテッピャン洞窟」

このヤテッピャン洞窟は、パアンで最も美しい洞窟と呼ばれている。果たして何が美しいのか、この目で確かめてみたい。

 

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いざ出発!
と行きたいところだが、この洞窟は入口に猿が多い。そしてとても人に慣れている。現地のミャンマー人は餌付けをしては、スマホで写真撮影に勤しんでいる。

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さあ改めて洞窟の中へと出発する。急な石の階段を登って洞窟のなかへ。

 

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すると眼下に広がる景色に目を奪われる。何と美しい景色だろうか。建物は何も見えず、見えるのはパアンの豊かな緑。そして青い空。観光チックではないところがまたいい。

 

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さて、このヤテッピャン洞窟。ひとつ特徴があって、洞窟内に階段があり、立体的な構造となっている。そのため、仏様を上から見下ろすような造りになっているのだ。

 

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この立体的な構造こそ、ヤテッピャン洞窟の美しさなんではないだろうか。

 

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そしてその美しさはまだまだある。

それは暗い洞窟の奥へ進んでいくと、外へ出ることができる。つまり洞窟の反対側である。

そして外をさらに進んでいくと、そこには絶景が待ち受けていた。

 

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静かで穏やかな景色。それはミャンマーの豊かな水源と深い緑。洞窟内は暗くて、勾配のきつい道中を歩くのはしんどい。しかしその先に見えるもの、それはそこでしか見えない景色の価値があったのだ。
 


◇ヤテッピャン洞窟の場所。コーグン洞窟とセットで見ると効率が良いです

 

パアンの美しい自然と洞窟寺院観光のまとめ

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今回4泊したパアンの地。そのパアンでバイクを借りて主に洞窟寺院巡りをした。1300年以前の洞窟寺院や自然の湧水でできたウォーターパークなど、観光の匂いがしない、自然の観光地は、僕の心を掻き立てた。

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そして移動の途中に出会う動物たち。また、これらの動物たちに出会うことも、パアンの旅を楽しく過ごせた要因だった。

 

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そしてパアンの人々は皆やさしいし、よく喋りかけてくることが多い。人なつこいのだ。そんなところもパアンが好きになったところだった。

次回はクロックタワー周辺のパアンの街の紹介。観光客向けのおすすめレストランから、地元民が通うレストラン。そして様々な料理が豊富なナイトマーケット、さらにスタッフが好印象のホテルを紹介したい。

それでは!
ミンガラーバー!!

 

▷▷▷ミャンマーのパアン旅行は美しい自然と洞窟寺院観光でいっぱいだ!(前編)の記事はこちら

 

▽▽▽今回のパアンのバイク旅。動画編もご覧ください!▽▽▽

 


バイクで巡る!パアン洞窟寺院とブルーラグーン【ミャンマー&ちょっとタイ10日間周遊旅2019 #5 】【ひとり旅】【海外旅行のVLOG】

 

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