ミャンマーのパアン旅行は美しい自然と洞窟寺院観光でいっぱいだ!(前編)

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ミャンマーのカレン州 (Kayin) に位置するパアン (Hpa-An) という街を知っているだろうか?

ミャンマーの最大都市ヤンゴンから東へ約300kmにある都市パアンは、2012年までの約60年間、ミャンマー政府軍と少数民族との間で、内戦が繰り返されていた。そのため、基本的には外国人の立ち入りを禁止されていた地域。

そんな背景もあってか、パアンには手付かずの自然豊かな観光資源が豊富に存在してる。そのなかでも一番の魅力は、自然と洞窟寺院ではないだろうか?

僕も実際にパアンで4泊滞在して、魅力ある洞窟寺院を巡る旅となった。
 
今回はそんなパアンの魅力をお伝えしたい!
 
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パアンは自然が美しい

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パアンは何と言っても山々が美しい。特に美しいのは、上記写真のヅウェカビン山。パアンを象徴する山で、現地では信仰の対象になっている。

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その山の麓にあるのが、1000体以上の仏像が並ぶ「ルンビニガーデン」

それらの仏像を前にちょっと戸惑ってしまうが、圧巻の景色は間違いなし。写真映えすること確実だろう。


◇ルンビニガーデンの場所。サダン洞窟やチャウカラッパゴダとセットで見たい

 

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街に流れるサルウィン川は、チベットを源流とする川。パアンの人々はとても穏やかで優しい。サルウィン川の流れを見ていると、まるでパアンの人々を映し出しているように感じた。

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僕は夕日が好きだ。特に旅先で見る夕日はこの上なく格別と思っているが、パアンの夕日はちょっと格別。穏やかなサルウィン川の向こうへ沈む夕日は、とても綺麗だった。メコン川に沈む夕日を超えたかもしれない。

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青い空、白い雲、豊かな色濃い緑、そして赤土色の道路。
あぁ、美しい。

パアンの自然の風を体に浴びてバイク移動。
これをするために、パアンに来たのである。

湧水でできたウォーターパーク

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パアンには湧水でできた自然のプールがある。それらのプールは現地の人々の遊び場になっているのだが、僕らのような外国人観光客でも楽しめた。特にバイクで移動していると、日焼けが醜い。火照った身体を冷ますのにちょうどいいのだ。

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上記写真の場所は「ルンニャーパゴダ」

一応池に仏様がいるのでパゴダ扱いだが、地元の人はスイミングプールと話す。

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そのルンニャーパゴダの水の透明感はピカイチ。パアンのブルーラグーン発見と言っても良いかもしれない。昔見たラオスのバンビエンで見たブルーラグーンなんかより、全然綺麗だった。


◇ルンニャーパゴダの場所。クロックタワーからは遠いんです

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そしてもうひとつの湧水でできたプールは「ドンインウォーターパーク」

こちらはルンニャーパゴダと比べると秘境感はなく、どちらかというと市民プールのような空気感がある。

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がしかし、パゴダの近くのエリアは女人禁制。男性しか入れないエリアで、市民プールの雰囲気でも、ちゃんとした宗教施設なのである。

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コーカレイからバイクで遊びにきたと話す2人組。コーカレイといえば、パアンまでのあの悪路のなかここまで来たのか?もしかしたら車よりバイクの方が速いし楽かもしれない。


◇ドンインウォーターパークの場所。周辺には飲食に困りません

1300年以前の古代洞窟

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パアンにはビルマ王朝より古い、1300年以前の洞窟寺院がある。それが「コーグン洞窟寺院」だ。

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この洞窟寺院、規模としては小さい方だが、何と言っても壁のレリーフが細かくて美しい。これらのレリーフは小さな仏様なのだが、まあよくもこんな細かい作業を……と感心させられる。

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そして岩肌から見える青空と空間の居心地の良さも格別。参拝した後は、ボッーと無になって身を預けるだけで良い。

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そんなコーグン洞窟寺院には、もうひとつ楽しみがある。それは小さな山の上から見える景色だ。

僕はこの存在を知らなく、帰り際にお坊さんから勧められて登ってきた。すると眼下に見えた景色は、パアンの豊かな水源と緑が濃い田園風景。思わず目を奪われる。

 

パアン観光の本丸!チャウカラッパゴダ

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さあ、パアン観光の本丸と言っても良い「チャウカラッパゴダ」

大きな岩山の上にあるパゴダが特徴的だが、現在頂上のパゴダまでは行くことができない。何か事故でもあったのだろうか。

まあ、何はともかく周囲の人工池との組み合わせも良く、ヅウェカビン山から吹く風がとても心地よい。ココは何か違う空気感が漂っているのだ。

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それは岩山の中腹から見る景色も同じ。あぁ、パアンに来て良かったと思える瞬間だ。


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ラッキーリングと呼ぶオレンジ色の紐は、チャウカラッパゴダに来た証である。


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頂上の上のパゴダまでは行けないが、お坊さんに会うことができた。そこで1,000チャット御布施をすると、ミャンマーの聖水だろうか、玉櫛のようなものでパッパッと頭に水をかけられた。日本に幸あれ、これはありがたい。

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そしてチャウカラッパゴダのカードをいただいた。裏にはビッシリビルマ語で書かれているが、もちろん何が書いてあるのかわからない。それでも財布に入れて、今もお守り代わりにしてある。


◇チャウカラッパゴダの場所。パアンの中心地からも近い

 

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バットなケーブ

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サルウィン川に架かるサルウィン大橋の近くにあるのが「バットケーブ」。その名の通りコウモリの洞窟だ。

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毎日18時から18時30分頃からスタートするコウモリの大群ショーは、大きな音を立てて洞窟からコウモリを出しているのだ。


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画像では暗くて見づらいが、こんなにも大量のコウモリを見たのは生まれて初めてのこと。貴重な体験をした。

画像では見にくいので動画を見ていただけたらと思う。今回紹介した地を、動画で詳しく公開しています!

 


パアンの聖地チャウカラッパゴダとバットケーブ【ミャンマー&ちょっとタイ10日間周遊旅2019 #6】【ひとり旅】【海外旅行のVLOG】



◇バットケーブの場所。ちょっと分かりづらいんですが、サルウィン大橋を渡ったら右折して細い道を入って行きます

パアンの街

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さて、パアンの街はシンボルであるクロックタワーを中心に形成されている。パアンでクロックタワーを知らない人はいないと言っても過言ではない。

そしてこのクロックタワーを中心に、多くのホテルが存在してる。たとえば欧米人に人気の「ソーブラザーズゲストハウス」や、「THAN LWIN PYAR Guest house」がある。

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僕も当然クロックタワーの近くにあるホテルに滞在した。名前は「ギャラクシーモーテル」。このホテル、泊まって結果良かったのだが、詳細は別途記事にするとして、スタッフが皆好意的。こんなに気持ちの良い宿は久しぶりのような気がした。

Agoda.com|ギャラクシーモーテル|宿泊予約・レビュー・空室確認

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さて、今回のパアン観光は全てバイクで巡ったが、バイクの料金は1日8,000チャット。日本円で約600円と安い。これがツアーだと1日7,000チャット。逆にツアーのお得さに目を奪われるが、ココは自由気ままなバイク旅の方が、ゆるりとしたパアン観光に合っていると思う。

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なお、ガソリンは街の至る所にペットボトルで販売するガソリン屋や商店がある。料金は1本1,000チャット (約75円) 。お金の心配はいらない。

さて、次回はまだまだ続く美しい自然と洞窟寺院の数々をご紹介したい。
ミンガラーバー!! 

 

▷▷▷後編の記事はこちらからどうぞ

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