あの寝台特急が馬喰町に蘇る!トレインホステル北斗星の寝台ドミトリーで列車の旅気分!!

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寝台列車で旅をする。僕の細やかな夢だった。なぜなら僕は生まれてこの方寝台列車に乗ったことがなかった。だから北斗星もトワイライトエクスプレスも乗ったことがない。いずれと思って月日が経ち、昨年(2015年)「日本初の豪華寝台特急」といわれた北斗星が1988年以来の運行に幕を閉じた。アジアを旅する身にとっては、今後寝台列車に乗りたければ、タイ国鉄やマレー鉄道しかないなと思った。しかし運行を終えた北斗星が、ホステルとなって蘇ったというニュースを先日偶然にも目にした。乗れなかった北斗星の一部を体験できることに加えて、僕はゲストハウスが好きだった。これは見たい、行きたい、そう思うと、先日行われた「トレインホステル北斗星」の内覧会に足を運んでみた。

 

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場所

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トレインホステル北斗星の場所はJR馬喰町駅4番出入口直結のビル。徒歩0分というたとえ雨が降っても傘がいらない立地の良さだ。

受付

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1階の入口を入るとすぐに受付がある。そして北斗星の方向幕を連想させてくれる看板が旅の気分を高揚させてくれる。これはいい。

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7階建てのビルは1階が受付、2階はゲストルームに加えて、ラウンジと共用キッチンがある。そして3階から5階はゲストルームで、6階がシャワールームとランドリーフロアになっている。

ゲストルーム

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まずは気になるゲストルームから見てみる。エレベーターで5階の入口に行くと、北斗星の車号や号車札のような演出が施されている。これはたまらない。

A個室

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ゲストルームに入ってすぐ目の前に個室があった。部屋の名前はA個室。そのプレートに懐かしがるオールドファンも少なくないのだろう。

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その個室のなかは、北斗星の最高級客室「ロイヤル」のソファベッドと椅子が置かれていることが分かった。手が届かなかった憧れのロイヤル……今ならトレインホステルでと思う人も多いのだろう。

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◇装飾品も当時のものを使用しているようです

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◇車窓からの風景は馬喰町の問屋街です

ドミトリー

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個室はホステル内に2部屋しかなく、基本は二段ベッドのドミトリーが主流になる。そのベッドが並ぶ廊下を見ると、寝台列車の通路さながらの光景で、自然とこれは面白いと呟いてしまった。

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そのドミトリーはB寝台1人用個室のパーツが使われているそうだ。各ベッドにはカーテンが付いており、プライバシーが確保できるようになっている。また、各ベッドには2口のコンセントが付いており、これは旅人も納得であろう。

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◇通路に座ってお喋りが弾む光景が目に浮かびます

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ドミトリー内にはA個室「ツインデラックス」のソファベッドとランプなどの装飾品が備わっている二段ベッドもあった。赤い生地が何とも言えない高級感が滲み出ている。はて、このソファはどうやったらベッドに変身するのだろうと思っていたら、椅子の背もたれを引くとベッドに変わるそうだ。

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4階に移動をすると、今度はブルーのベッドが目立つフロアになっていた。これは2段B寝台のパーツが使用されているそうで、B寝台車両の雰囲気を再現しているようだ。

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そのベッドの幅は70cm。寝台列車といっても実はホステル、移動はしない。ゆっくり睡眠をとるにはいささか狭いような気もするが、白い板が背もたれの壁から10cmはみ出ており、計80cmとなっていた。そこに敷布団を敷いたら、寝れるのだろうか。

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今度は3階に移動をして、実際に寝れるかどうか試してみることにした。

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うん、これは全然問題ない。列車と飛行機の違いはあるが、バニラエアや香港エクスプレスの深夜便に比べたら全然快眠できるレベルだ。よほどの寝相の悪さでない限り大丈夫だろう。そして長さはどうか。僕は身長が178cmあるが、足ははみ出ないで済んだ。これはいい。欲を言えば動いている北斗星に乗っておけば良かったと思うくらいだ。

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◇カーテンを閉じれば、おやすみなモードです

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◇各ゲストルームにはロッカーが配備。ドミトリーでは当たり前ですね

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◇ゲストルーム内にあるトイレ。その洗面台の三面鏡もやはり北斗星のデッキにあったものだそうです

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◇そのトイレの個室の扉は、A寝台個室で使用されていた扉。演出が細かいです

 

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◇トイレの扉。いやはや細かく再現していますね

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ラウンジとキッチン

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2階にある共用ラウンジは、北斗星の食堂車「グランシャリオ」を再現しており、テーブル、椅子、ランプや照明は食堂車で使用していたパーツだそうだ。

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食堂車を再現しているが、実際に食事が提供されることはない。外で購入したものを食べたり、長期滞在者はキッチンで自炊も可能な設備が整っている。

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◇IHコンロ、炊飯器、ポット、グラスやスプーン、フォークまで使えます

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◇輝くグランシャリオの黄金パネル

シャワー&ランドリー

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各フロアにトイレはあるものの、シャワーは一括して6階にある。また、洗濯機と乾燥機が設置されたランドリーも6階にあった。

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◇洗濯機は3台。乾燥機は2台

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◇ランドリー奥にあるシャワーは、男女共に5個室ずつで洗面台は5つ。嬉しいドライヤーが完備

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シャワールームはなんてことのないユニットタイプだが、脱衣スペースにある鏡は北斗星のB寝台の廊下に付いていたものだそうだ。憎い演出である。

料金

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さて、気になる1泊の宿泊料金だが、とても新しいホステルの料金とは思えないほどの安さだった。

部屋の種類と値段

・男女混合ドミトリー内二段ベッド 2,500円〜
・女性専用ドミトリー内二段ベッド 2,800円〜
・男女混合ドミトリー内 A個室(半個室) 4,000円〜
・女性専用ドミトリー内 A個室(半個室) 4,000円〜

アメニティ

・耳栓 FREE
・レンタルタオル 200円
・歯ブラシ 50円
・スリッパ 100円
・洗濯機 200円
・乾燥機 30分 100円 

定員は78名

・男女混合ドミトリー内二段ベッド 54名
・女性専用ドミトリー内二段ベッド 22名
・男女混合ドミトリー内 A個室(半個室) 1名
・女性専用ドミトリー内 A個室(半個室) 1名

馬喰町の立地

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馬喰町といえば、バリバリの問屋街。周辺にはコンビニ、ファミリーレストランなどが点在しているものの、酒場や飲食店が列をなしている場所はない。しかし、浅草、秋葉原、人形町の各街にはとても近く、特に秋葉原と人形町は徒歩でも行ける立地にある。これは外国人旅行者に喜ばれる立地だろう。そんな外国人に「旅の道中が楽しくなるホステル」を目的で「北斗星」を疑似体験してもらうのが、「トレインホステル北斗星 」の意図らしい。うん、これはいいことだと納得できるが、ちょっと待ってくれ。東京に住んでいる日本人の僕だって、楽しませてもらいます。だって、本物の北斗星には乗り遅れたんだから。

トレインホステル北斗星

住所:東京都中央区日本橋馬喰町1-10-12
メール:info@trainhostelhokutosei.com
電話:03-6661-1068
チェックイン:16:00〜23:00
チェックアウト:11:00
フロント:7:30〜24:00
シャワー&ランドリー:24時間

アクセス



・JR総武線快速「馬喰町駅」4番出入口直結
・都営浅草線「東日本橋駅」B4出口より徒歩3分
・都営新宿線「馬喰横山駅」より徒歩3分
・東京駅よりJR総武線快速で「馬喰町駅」へ約5分

ご予約は下記からどうぞ

Agoda.com|トレインホステル北斗星|宿泊予約・レビュー・空室確認

Booking.com|トレインホステル北斗星|宿泊予約・レビュー・空室確認

 

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