ジョージタウンからバトゥフェリンギへ路線バスで行ってみた!! 〜深夜特急のあしあと〜

2014.11.26(6日目)
マレー半島を北上する旅も6日目に突入した。今日は路線バスに乗って、ジョージタウンより西にあるバトゥフェリンギへ日帰りで出かけることにした。バトゥフェリンギは観光客に最も人気のあるリゾート地で、世界水準のリゾート施設が立ち並ぶ場所らしい。もっとも僕はリゾート施設が目当てではなく、沢木耕太郎氏の作品『深夜特急』の映像版で、沢木役の大沢たかおさんが訪れたビーチが目当てだった。ちなみに本のなかでバトゥフェリンギは登場することはなく、映像版のみの話しだ。

 

深夜特急2?半島・シンガポール? (新潮文庫)

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フェリーターミナルから101番のバスに乗る

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バトゥフェリンギへのバスは乗り場は、ペナン唯一の高層ビルのコムターから乗車する方法がメジャーだったが、乗車人数によっては、座れないことがあるらしいので、始発のフェリーターミナルから乗車した。

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◇バス料金 フェリーターミナル→バトゥ・フェリンギ:RM2.70

 

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バスに乗ると、冷房がガンガンに効いており、まるで冷蔵庫。半袖短パンの格好で来てしまったが、羽織るものが必要だった。そして運転はメチャメチャ荒っぽい。前を走るバイクをクラクション連発で煽りまくりだ。 

ホリデーインリゾート前で下車

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フェリーターミナルを11時頃に出発したバスは約1時間後、バトゥフェリンギのホリデーインリゾート前に着いた。バトゥフェリンギは初見だったが、バスの車窓からもよく見えた、ホリデーインリゾートを目標にすると分かりやすかった。ちなみに日本のバスのような車内アナウンスは無く、バスが海外線に出てからは、常に車窓からの景色に注意した。

昼食のインドカレー 

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ビーチへ向かう入口にインド料理の店があった。時間がちょうど昼どきだったこともあり、入店することにした。

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マレーシア入りして以降、すっかり気に入ってしまったインドカレーは、この店も美味しかった。それにしても毎日カレーを食べているような気がする。きっと僕はインドへ行っても大丈夫だろう。

・インドカレー(チキン+エッグ):RM5.5    

・コーラ:RM1.5

 

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バトゥフェリンギに憧れて

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ペナン島での最大の目的といってもいいかもしれない。バトゥフェリンギのビーチに来た。ビーチ、確かにビーチだったが、ビーチリゾートといった面影はなく、閑散とした田舎のビーチといった印象だった。

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海に近づくと、その色は乳白色のような色をしていて、そんなに綺麗ではなかった。僕はもともと沖縄の海が好きだったが、本当に沖縄の海は綺麗だなとつくづく思う。

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さて、深夜特急映像版では、大沢たかおがビーチボーイに遊ばれた美女に話しかけられるシーンがある。


美女「あなた学生さん?サラリーマンって感じでもないね」
大沢「ただの旅行者」

 

僕もビーチにてのんびり過ごしているときにこのようなシチュエーションを期待していた。


美女「あなた社会人?サラリーマンって感じでもないね。ここに住んでいるの?」
僕「ただの旅行者」

なんて感じを想像したが、誰一人と近寄って来ない。そう、バトゥフェリンギのビーチは、人が少ないのだ。現実はこんなもんだが、静かに過ごせるビーチと考えれば、それも良かった。


ビーチで読書 

日本を降りる若者たち (講談社現代新書)

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ビーチでは日本から持ってきた本を読んで過ごした。下川裕治氏の『日本を降りる若者たち』だ。下川裕治氏は元産経新聞の記者で『12万円で世界を歩く』で旅行作家としてデビュー。バスや列車を乗り継ぐバックパッカースタイルの旅を書き続けている作家だ。僕は最近下川氏の作品を好んで読んでいる。

BABAゲストハウス

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ビーチの前には、ネットでよく目にした「BABA GUEST HOUSE」があった。もしバトゥフェリンギで1泊するなら、ここに泊まろうかと考えていたゲストハウスだ。

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◇ゲストハウスとしては悪くなさそうです

アーベンゲストハウス

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深夜特急映像版で、大沢たかおが泊まった「アーベンゲストハウス」は、買収されて今はない。なんとなく似ているゲストハウスがあったので、思わずカメラのシャッターを切った。もし、アーベンゲストハウスが存在していたら、ペナンの藤竜也こと、ケンちゃんが乗っていたブランコに乗りたかった。


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◇大沢たかおとペナンの藤竜也ことケンちゃんが食事をした店ってこんな感じではなかったかな…

 

ここで思ったことがひとつ。ここまで深夜特急巡りをしていると、冬のソナタロケ地巡りをしているおばちゃんとなんら変わらない気がしてきた。あのおばちゃん達の気持ちが分かったのが、ここバトゥフェリンギでの収穫か!? 

結局、ビーチは夕方を前に、激しいスコールに見舞われてしまった。バトゥフェリンギのナイトマーケットなどは見ずに、そそくさとジョージタウンへ戻ったのであった。

 

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