タイからラオスへ630km!タイ人に人気の国際夜行バスで陸路国境越え!!

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2016年12月下旬、僕はタイのバンコクからラオスのビエンチャンまで約630kmの距離を、国際夜行バスを利用して陸路で国境越えをしました。島国日本に住んでいるせいか、陸路の国境越えは感慨深いものがあり、とてもワクワクする出来事で、国境越えに特化する旅をする人もいるくらいです。今回はその国境越えの体験記をお届けします。

 

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出発は北バスターミナル

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出発は北バスターミナル(モーチット2)からで、最寄り駅はBTSモーチット駅又はMRTチャトゥチャック公園駅からバイタクで約10分ほどの位置にある。ちなみにバイタクの運賃は交渉制で、100バーツ以内で乗ることができる。

追加記事:北バスターミナルへ(モーチット2)へは、ドンムアン空港を出発するA1バスで行くことも可能。運賃は30THB。A1バスの詳しい記事はこちら

 

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◇バンコク屈指の巨大バスターミナルは、年末も重なって混み合っていました

 


◇BTSモーチット駅と北バスターミナルの位置関係

バスチケットの購入

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バスチケットは渡航前にインターネットを利用して、日本で事前に購入を済ませておいた。その時利用したWEBサイトが「タイチケットメジャー」という、各種チケット販売をするサイトを利用した。そしてバス会社は、タイ人に人気のある国営のトランスポート社を選択した。僕はタイ人に人気のあるトランスポート社のバスに一度乗ってみたかった。チケットを引き換える時は、ワクワクしたのを覚えている。

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◇予約&購入をした場合、チケットの引き換えは出発の1時間前までです

 

インターネットでバスチケットの予約&購入方法の詳しい記事はこちら

いざラオスへ!バスの内部は?

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チケットを受け取るとバス乗り場へ向かった。バス乗り場は99番。カウンターの後ろが各バス乗り場になっており、頭上に掲げられた番号を探して歩いた。乗口でチケットを見せると2階の座席を目指して階段を上がった。

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座席は2−1の配列で、購入時に座席指定ができたので1人用の座席を選択した。1人用の座席は隣の人を気にすることなく、ゆったりと過ごすことができる。

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座席間はゆったりとした空間が広がっており、足を存分に伸ばすことができた。これで疲れる夜行バスもゆっくり寝れることだろう。

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そして一人ひとりに可愛い毛布が付いている。東南アジアのバスは冷蔵庫並みに寒いことが多いが、今回利用したバスはそこまで寒くはなかった。寒がりの身分には助かった。

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乗車時に渡されたネックストラップは、このバスの乗客という印みたいだった。これを首からぶら下げておけば、休憩時も安心ということなんだろうか。そして気になることが一点あった。それは出発前に5バーツを徴収されたことだ。このお金が何のために徴収されたのか未だに分からないが、多くのタイ人乗客も全員支払っていたので、ボッタクリではないみたいだ。

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謎の5バーツを支払うと、乗客全員に軽食とドリンクが配られた。タイの長距離バスで軽食が配られるのは体験していたが、別途のお金を支払った事はなかったので、軽食代ではないはずだが、本当に謎の5バーツだった。

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◇1階乗口付近にトイレが完備。長距離バスでは安心します

 

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◇バスは20時発の予定が20分遅れで出発。ビエンチャンまで何時間かかるのでしょうか……

休憩

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バスは深夜2時16分、ナコーンラーチャシーマのバスターミナルで20分の休憩があった。こういう時、バスの乗客はタダで食事ができるはずなんだけど……と、食事処をウロウロと歩くが勝手が分からない。その時ふと横を見ると、同じ乗客のタイ人グループも勝手が分からないようで、ウロウロする彼らの後をついていくと、カウンターでバスチケットを見せて何かの紙を貰っているようだった。

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◇深夜にも関わらず、多くの客で賑わいを見せるバスターミナルの食事処です

 

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僕も彼らの真似をしてみると、30バーツ分の買い物券のような物を貰った。そうか、これで食事や買い物ができるんだな。そう思うとホッと一安心した。僕はモーチットのバスターミナルで食事を済ませておいたことに加え、深夜2時に特に食べたいものはなく、コンビニでお菓子とコーヒーを購入した。

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夜が明けて朝の7時50分、給油を兼ねた10分ほどの休憩が再びあった。ここでトイレに走り、一服をする。

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タイを出国

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8時40分、バスはノーンカーイのイミグレーションに着いたようだ。バスを降りるといよいよタイを出国する。僕はタイへは飛行機で入国したが、その時に書いた日本へ帰るイミグレーションカードのまま出国したが、なんら問題はなかった。これはタイでの過去の陸路出国で経験済みだ。パスポートと同時に提出すると、無事にタイを出国した。


◇タイの出入国場所

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◇徒歩で出国すると、バスが待っています

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◇再びバスに乗車すると、ラオスのイミグレーションカードを貰い記入します

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バスに乗客が全員乗ると、メコン川に架かるタイ・ラオス友好橋を渡ってラオス側へ向かった。車内のタイ人もここぞとばかりにスマホで写真を撮る姿を多く見かけた。メコン川、そしてタイ・ラオス友好橋、やってみたいことがまたひとつ叶った瞬間だった。

ラオスへ入国

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タイ・ラオス友好橋を渡ると、今度はラオスへ入国となる。車内で記入したイミグレーションカードと共にパスポートを提出すると、あっさりラオスへ入国することができた。ちなみに日本国籍の人は15日以内の滞在でビザ免除となる。ハードルが低い割には、日本人にあまり人気のないラオスだと思うのだが……。

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さて、パスポートにハンコも押され、無事イミグレーションを通過といきたいところだが、ラオスへ入国する通過ゲートをくぐるカードを購入しなければならない。駅の改札ゲートを想像してもらえばいいが、そこを通過するのにカードが必要らしいのだ。全く国境というのは謎である。そのカード代が5バーツで、ラオスキープなら1,000キープ。日本円にすると、たった15円程度。本当に謎だがこれが国境というものなのだろう。


◇タイとラオスのイミグレーションの位置関係

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ラオスへ入国を済ますと再びバスに乗り、首都ビエンチャンへ向けて走り出す。なお、ここでの停車時間は結構長く、皆近くの両替所でラオスの通貨、キープへの両替に走っていた。一方で僕はというと、若干のラオス紙幣を持っていたのと、タイバーツも使用できるため、両替はしなかったのと同時に、バスが着いたらタラートサオショッピングモールで両替をしたかったのでここはバスの外でゆっくり一服を楽しんだ。

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◇バスからラオスのイミグレーションを望む

ビエンチャンに到着

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9時43分にラオスのイミグレーションを出発したバスは、10時24分にビエンチャンに到着した。前日の20時20分にバンコクを出発したから、14時間の陸路の旅だった。そしてバスが到着した場所はてっきりタラートサオバスターミナルだと思っていたら、クービエン通りから一歩入った路地だった。


◇バスが到着した場所

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さて、バスを降りようと腰をあげると、通路に多くのトゥクトゥクのドライバーが入ってきてなかなか降りれない。停車したバスの中にまで入って営業活動をするとは、ビエンチャンはなかなかアグレッシブである。多くの乗客はトゥクトゥクのドライバーと交渉をし、おそらくホテルが集まるナンプ広場まで向かうのだろう。一方で僕の方は、すぐ近くにあるタラートサオショッピングモールへと徒歩で向かった。ごめんよ、トゥクトゥクドライバーよ。

まとめ

今回初めて体験したタイ・バンコクからラオス・ビエンチャンへの陸路国境越えは、14時間に及ぶ国際夜行バスの旅でした。そのバスは、タイ人に人気のある国営トランスポート社のバスでした。人気があるのだから、てっきり綺麗な最新バスが登場するのかと思っていましたが、結構年季の入った車両で、正直どこが人気なのかは分かりませんでした。しかし、車内は満席で、年末ということもあり、人気があるのは確かのようです。

その人気バスは、事前に日本でインターネット予約&購入をすることができ、異国の旅でも快適、且つ便利に旅ができるんだなと感じた瞬間でした。今後も国境越えの旅は不定期でいいので、体験したいなと強く思った旅でした。

タイ・バンコクからラオス・ビエンチャンへバス移動
乗車場所:北バスターミナル(モーチット2)
降車場所:ビエンチャンのタラートサオバスターミナル近く
バス会社:トランスポート社
運賃:900バーツ+サービス料&クレジット手数料47バーツ(インターネットで事前購入)
所要時間:14時間
設備:車内にトイレ有、毛布有、水&ジュース&軽食付、エアコン、座席はリクライニング仕様

その他:休憩は2回で、深夜の1回目の休憩で30バーツのお買い物券を貰える。出発前に5バーツの徴収がある。ラオス入国に5バーツで入国カードを買わなければ入国できない。イミグレーションカード記入用のボールペン必須。

 

 

・インターネットでバスチケットの予約&購入方法の詳しい記事はこちら

 

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