はじめての海外ひとり旅はタイがおすすめの理由

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まだ見ぬ海外に憧れてーー。

向かった先はタイの首都バンコク。空港の外に出ると、東南アジア特有の匂いに刺激され、トゥクトゥクに揺られながらバンコクの風を全身に浴び、タイフードで腹を満たす。それが僕にとって初めての海外であり、タイのバンコクだった。

その後旅は東南アジア各国へと広がっていった。そこで分かったことは、最初にタイの旅を経験すると、その後の東南アジアの旅が楽にできたことだ。

今回はそんなタイの魅力と物価、交通、宿泊など、バンコクを中心に、特に海外もはじめて!タイもはじめて!という方におすすめしたい。

 

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タイの物価

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タイの物価は一般的に、日本の約3分の1と言われている。

たとえば1.5Lのペットボトルの水は12THB(40円)前後。瓶ビールの中瓶は55THB(185円)前後となっている。

ただし、近年首都バンコクの物価は上昇の一途。これを昔のタイを知る旅人は、物価が高すぎると話す。そこに加えてタイ紙幣の価値が上昇していることから、1万円の両替で3千バーツに届かない日々が続いている。

それでも昔を知らない旅人には、安く感じてしまうのがタイの魅力と感じて旅ができることだろう。

*1THB=3.36円 (2018年3月3日現在)

宿泊費

ゲストハウスのドミトリー

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旅の予算で大きく変わるのが宿泊費だ。そこでひとり旅ならゲストハウスのドミトリーがおすすめ。一部屋に幾つかの二段ベッドが並ぶのが、タイのドミトリーで多く目にするスタイル。

知らない人と寝ることに不安を覚える人も安心。近年はカーテンで仕切られているスタイルが少なくない。これでプライバシーも保てる。

そしてゲストハウスの魅力は、他のゲストと会話を楽しんだり、食事をしたりと、国際交流ができるところ。気が合えばSNSを交換して、旅を終えたその後も付き合うことがある。

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そんなゲストハウスのドミトリーの料金は、一泊380THB (1,300円) 前後。もっと安い宿も存在するが、バンコクは綺麗でお洒落なゲストハウスが急増中。1,500円を目安に考えれば安いもの。数百円にこだわり、汚い安宿に泊まる必要はない。

ちなみにスタッフはどんな宿であろうと、簡単な英語が喋られる。無理してタイ語を覚える必要もないので安心だ。

 

>>>バンコクで人気のゲストハウスを見てみる

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中級〜高級ホテル

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どうせ物価の安い国に泊まるなら……。

その考えも悪くない。予算があればプールやスポーツジムも朝食も付いているホテルが良い。料金は一泊890THB (3,000円) 前後が一般的。

日本なら3千円のドミトリーが多くあることから、お得感は十分に感じることができるだろう。

なお、僕は高級ホテルに宿泊したことはないので紹介できない。だが、友人の話しによると、一泊一万円も支払えばセレブ気分を味わえるうえに、宿泊予約サイトで予約をすれば、3千円ほど安くなっていることが少なくないそうだ。


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食費

ローカルフード

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食費はどこで何を食べるかで、大きく変化する。

たとえばバンコクのローカルフード店で、おかず一品とライスで100THB(336円)前後。

 

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屋台のぶっかけ飯やヌードルなら40THB(135円)前後。コンビニの弁当なら30THB(101円)前後となっている。ちなみにセブンイレブンのガパオライス弁当は旨いので、コンビニ弁当とかと、ひと言で馬鹿にできない。

フードコート

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バンコクで食事をするなら、フードコートも見逃せない。

たとえばスクンビットにあるターミナル21というファッションビルのフードコートでは、一食40THB(135円)で食べれるが、僕のおすすめはサイアムにあるローカル感満載のフードコート。

▷▷▷ターミナル21のフードコートの詳細はこちら

 

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ビルとビルの間に無理矢理作られた感のあるフードコートに入ると、ちょっとドブ臭さがあってたまらない。

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適当な店先に並んだおかずを2〜3品頼んで30THB(101円)前後。不衛生感満載の薄暗いフードコートで食べる食事は、まさにTHEアジア。旅の醍醐味を感じる瞬間だ。

このように、一食の食費は100円〜350円で済ませることができるのがタイである。ちなみにローカルレストランだと、一品100〜150THBが目安で、高級レストランは……僕は入ったことがない。


◇サイアムのフードコートの場所

ルーフトップバー

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ルーフトップバーでちょっとセレブ気分ーー。

バンコクには幾つかのルーフトップバーがあり、そのホテルに宿泊しなくても、アルコールと共に、バンコクの夜を空から楽しむことができる。

たとえ貧乏バックパッカーでも、お得なハッピーアワーが存在しているバーもあるから安心だ。その値段はなんと195THB、日本円で約650円だから足取りが軽い。

▷▷▷バンコクのルーフトップバー「オクターブ」の詳細はこちら

寺院観光

王宮

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バンコクへ訪れる日本人旅行者は、必ず王宮を観光するといっても大げさではない。その背景には、日本の皇室とタイの皇室を重ね合わせる人が少なくないことが理由のひとつではないかと思っている。

ワット・ポー

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王宮とセットで訪れたいのは、ワット・ポーだ。金色の長さ46m、高さ15mの釈迦の寝像は圧巻のひとこと。写真の構図に迷う人が少なくない。

また、ワット・ポーは、タイマッサージの総本山としても有名で、寺院内でマッサージを受けることもでき、学ぶこともできる。日本人の受講者も多く、ここで受講したのち、日本でマッサージ師として働く人もいる。

ワット・アルン

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王宮、ワット・ポーと来たら、ワット・アルンと、この三点セットがバンコク観光の定番コース。チャオプラヤー川の川沿いに佇む姿は、タイを代表する風景のひとつである。

その証拠にタイの硬貨10THBには、ワット・アルンの姿がある。また、日本人には三島由紀夫の暁の寺の由来になったとして有名だ。


◇王宮、ワット・ポー、ワット・アルンの位置関係

ワットパクナム

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◇写真提供:T氏

そしてもうひとつ。近年日本人に人気の寺がワットパクナムだ。

人気の理由は、その色鮮やかな描写にインスタなどのSNSで火がつき、口コミはあっという間に広がった。

その一方で、行儀の悪い日本人もSNSで拡散される始末。寺は神聖な場所ということを忘れてはならない。

 


◇ワットパクナムの場所

アユタヤ観光

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バンコクを訪れる旅行者の旅の日数は、3泊4日、あるいは3泊5日といった日数で旅程を組む人が少なくない。バンコクで二日を過ごして、残りの一日を世界遺産のアユタヤ観光に費やすのが定番コース。

バンコクからアユタヤへの移動手段は、幾つかある。定番なのは乗り合いバスのロットゥーで、モーチットにある北バスターミナルから約2時間で、運賃は60THB前後。

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旅情を感じるならファランポーンから列車で行くのがおすすめ。運賃は一番安い三等で15THB。所要時間は1時間30分前後だが、実際には途中無駄に停車したり、スピードが遅くなるので、2時間30分ほどになることが多い。時間に余裕がある人向けである。

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アユタヤは古都の名に相応しく、静かな街並み。夜になると耳にするのは、野犬の鳴き声だけ。静かなバーに腰を下ろして飲む酒は身に染みて、旅がより一層味わい深いものになる。僕としては、アユタヤで一泊して、遺跡巡りを二日に別けた、のんびりとした観光をおすすめしたい。


◇バンコクとアユタヤの位置関係

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交通費

電車

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バンコクを電車で移動する場合、たとえばBTSなら一駅16THB(54円)からで、8駅以上だと44THB(148円)となっている。なお、朝夕のBTSは物凄く混雑するので、時間に余裕をもって移動すると良い。

タクシー

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タイのタクシーはメーター制で、初乗り運賃が35THB(118円)。格安なので気軽に利用することができるが、なかにはメーターの回転が異常に速かったり、メーターそのものが無いインチキタクシーも存在するので注意。

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より安全と安心をとるなら、タクシー配車アプリを利用するのが良い。UberやGrabを利用すれば、現金のやりとりはなし。目的地を伝える必要もないので、トラブルが少ない。

 

>>>タイでGrabタクシーを利用した記事を見る

【タイ】バンコクでタクシー配車アプリ!はじめての「Grab Taxi」乗車記'16

 

路線バス

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渋滞が激しく、各停留所に停まる路線バスは時間がかかるが、運賃の安さは魅力的。その移動距離によって運賃は変わるが、10THBもあれば移動ができる感覚である。また、バンコクには税金で走る無料バスがあり、外国人も乗車することができる。エアコンのない路線バスに乗り、窓から吹き込むバンコクの風を浴びる。旅情を感じるなら、あえて路線バスに乗ることをおすすめしたい。

>>>路線バスの詳しい記事を見てみる
カオサン通りから路線バスで繁華街への行き方

トゥクトゥク

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タイの乗り物といえば、三輪タクシーのトゥクトゥクを想像する人が少なくない。僕もそのうちの一人で、初めてバンコクの地を踏んだときは、真っ先にトゥクトゥクに乗って移動をしたものだった。

運賃は乗車前に運転手と交渉制。運賃の目安は3キロで30〜40THBと言われているが、外国人観光客には必ずといっていいほどふっかけてくるので、値下げの交渉が必須となる。この交渉行為がアジアの旅の醍醐味と感じる旅行者も少なくないが、旅に慣れてくると面倒になり、二度目のタイ旅行からは、トゥクトゥクに乗る日本人観光客は皆無の噂がある。

バイクタクシー

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タイで小回りの効く移動手段といえば、バイクタクシーの存在がある。駅から小道を通り、ちょっと離れた場所までの移動には、断然バイクタクシーが便利だ。

そのバイクタクシーをよく見かける場所のひとつに、BTSやMRTの駅前がある。数人の運転手はオレンジ色のビブスを着用し、客待ちをしている。

運賃表を掲げているところもあるが、大概は交渉制。だが、外国人観光客はふっかけられるので、トゥクトゥク同様に値下げの交渉が必要になってくる。

ショッピング

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タイに行ったらショッピングという人も少なくない。特にモーチットで週末に開催されるチャトゥチャックウィークエンドマーケットは、知名度が高い。だが、人混みが嫌いな僕は、アソークにあるターミナル21をおすすめしたい。

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ターミナル21のなかで僕のおすすめ店は、OukyのTシャツ店。質がよく、味わいのあるTシャツは100THBからと申し分ない。僕はバンコクで必ず訪れる場所といえば、ターミナル21のOukyなのである。


◇ターミナル21の場所

カオサン通り

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バンコク観光のひとつにカオサン通りと答える人も少なくない。かつてのバックパッカーの聖地は、今や観光地のひとつ。夜通しクラブミュージックが鳴り響くカオサンの安宿に泊まるより、綺麗なアソークのホテルに泊まるのが、今どき若者パッカーの主流。酒もあまり飲まないから、ちょっと観光できればちょうどいいのである。

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そんなカオサン通り観光には、BTSサパーンタクシン駅から、チャオプラヤー川でフェリー移動がおすすめ。もっと早い移動手段はあるが、あえてフェリーに乗ってチャオプラヤー川の風を浴びる。

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進行方向に向かって左手にワット・アルンが見えたら、シャッターチャンス。構えたスマホを川に落とさぬように気をつけたい。

 

>>>行く意味がないカオサン通りの記事はこちら
行く意味がない!?カオサン通りに見る日本人の宿事情

 


◇カオサン通りの場所

ビーチ

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バンコクから気軽に行けるビーチといえば、パタヤとサメット島だ。2〜3泊の日程では旅が窮屈になるが、4泊以上あるならバンコクとビーチの組み合わせも悪くない。

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パタヤからフェリーで行ける島、ラン島で半日のんびりして、夜はウォーキングストリートで賑やかに過ごすならパタヤ。

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昼も夜もとにかく静かにのんびり過ごすならサメット島。バンコクからの移動時間はパタヤなら大型バスで約2時間。サメット島なら同じく大型バスで約3時間。それぞれの旅程に合わせて選択したいところである。

 

>>>パタヤのビーチの記事を見てみる
パタヤから気軽に行ける離島!ラン島へ行ってみた!!

>>>パタヤでの過ごし方を見てみる
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◇パタヤとサメット島の位置関係

まとめ

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誰が言ったか忘れたが、最初にタイを知ると東南アジアの旅が楽になると耳にしたことがあった。まずタイで食事やホテル、移動手段の物価を知る。日本からの飛行機の便数も多い。その基準でベトナムやカンボジアなどの隣国を旅する。するとタイの基準で旅することがとても楽であり、タイがいかに旅がし易い国だと頷けることになる。

物価が上昇したバンコクを、昔を知る旅人から言わせると、魅力が薄れたと話す。しかし日本と比べると、まだまだ財布の紐を緩ませていいのがタイだと思っている。

まだ感じたことのないタイの風ーー。

それを知ると、きっと旅の虜になることだろう。


*ラチャテウィーのゲストハウス特集の記事はこちら

 

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