マラッカからバタワースまでバス移動!そしてフェリーでペナン島のジョージタウンへ!!

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2014.11.24(4日目)

朝起きると、昨夜の雨が嘘のように晴れ渡った空だった。今日はマラッカをあとにして、バタワースへ向かう。さらにバタワースから船に乗り、対岸のペナン島へ行く予定だ。マラッカからバタワースへの移動手段はバスを選択した。ネットで調べたところ、朝9時と10時に出るバスが各一社ずつある。あとは夜の22時台が四社あるはずだ。午前中はマラッカでゆっくり過ごし、とりあえずクアラルンプールまで行って、インド料理でも食べようと思っていた。 

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マラッカセントラルへ移動

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マラッカ市内からバスターミナルがあるマラッカセントラルまではタクシーを使った。マラッカは連日の雨だねと、運転手は話す。拙い英語でも、天気の話題はなんとかなる。昨夜降った強い雨は、日本語で土砂降り。運転手は日本語をひとつ覚えてくれた。

マラッカセントラルでインドカレー 

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マラッカセントラルに着くと、クアラルンプールで食べようと思っていたインド料理屋が目の前に見えたので、我慢できずに入店してしまった。

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僕はマレーシア入りしてから、どうやらインドカレーを気に入ってしまったようだ。大きなチキンを乗せたカレーはRM7.5。ポテトも乗せて、味は抜群だった。マレーシアでインドカレーはハズレがない。僕の直感だ。

バスのチケット

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食事を終えてチケット売り場へ向かうと、何社ものカウンターがあった。僕は適当なカウンターを見つけ、クアラルンプール行きのチケットを頼んだその時だった。カウンターに小さな文字で「バタワース行き出発時間PM01:45」と書いてある張り紙を発見した。出発まであと20分。これには興奮した。目当てのインドカレーも食べることができたし、クアラルンプールに用は無いのだ。

僕はカウンターでバタワース行きのチケットをお願いすると、女性に別のカウンターへ案内された。
チケットにはRM44.2と書いてあるが、RM50請求された。案内をしてくれた別カウンターへの手数料なのか。ぼったくられたのか。今バタワースに行くことができればどうでもよかった。

この後車内で僕の調べたノートをみてみると、「14:00発 S.E.Super Express社のペナン島行き」があることが発覚。出発時間が少々違うものの、まさに僕が今乗るバスだ。バタワースから船に乗ることに頭が夢中だった為、ペナン島直通の存在をすっかり忘れていた。

バタワース行きのバス 

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車内は一列+二列の配列で、計三列のシートだった。僕の席は隣に誰も来ない一列シート。これは快適なバス移動になりそうだ。バタワースまでの移動時間は約9時間。とても長い移動になるが、一気にペナン島まで移動ができることに興奮していた。

マラッカからバタワースまで

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バスは道中何度かどこかの街に寄った。確か食の街、イポーにも寄った気がする。そしてサービスエリアでのトイレ休憩も何度かあった。バスがサービスエリアに停まると、運転手が必ず「トイレ!トイレ!」と大きな声で二回言うので分かりやすかった。そして「15分後に出発だよ」など丁寧に教えてくれたので、初めての長距離バスも安心だった。


◇マラッカとバタワースの位置関係

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バタワースに到着


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マラッカセントラルのバスターミナルを出発すること約9時間。マレー半島をひたすら北上して、バタワースのバスターミナルに着いた。降りた客は僕を含めてたったの二人だけだった。乗っていればペナン島まで行くバスをわざわざ降りてフェリーで行く人はそうはいないだろう。そこまでしてフェリーにこだわる理由は、やはり沢木耕太郎氏の作品『深夜特急』の影響だった。

深夜特急のあしあと

深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)

深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)

 

 

夕陽に染まった海面をフェリーは静かに滑っていく。しだいにはっきりしてくるペナンの町並をデッキから眺めているうちに、あそこにはきっと面白いことが待ち受けてくれているはずだという気がしてきた。
沢木耕太郎著 〜深夜特急2より〜

  

沢木氏は夕方の6時にバタワースに着いているが、僕は夜の11時。シチュエーションがだいぶ違うが、バタワースからフェリーでペナン島へ行くのはひとつの夢だった。

フェリーでペナン島へ

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雑多で混み合っていると思われるバスターミナルは、夜の静寂に包まれていた。そのバスターミナルを歩き、フェリー乗り場へと向かった。

 

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フェリー乗り場へ着くと、船を待つ人は10人にも満たなかった。たぶん夜遅いせいだろう。バタワースに流れる海風を感じて、僕も静かにフェリーを待った。

・フェリー料金:バタワース→ペナン島 RM1.2(ペナン島→バタワースは無料)

 

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対岸のペナン島からのフェリーが到着し、人々が下船すると、今度はバタワース側の乗船が始まった。そしてほんの数分の船移動となる。フェリーから見える対岸のペナンの夜景と潮風に打たれた体が気持ちいい。僕は思った。この景色を沢木氏風に言うとこんな感じだろうか。

ペナンの光に染まった海面をフェリーは静かに滑っていく。

こんな時間に異国のフェリーに乗っていることも、通り抜ける海風も楽しくて、あっという間に駆け抜けたペナンの風だった。

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乗船時間は15分くらいだろうか。ペナン島のジョージタウンの港に着いた。ペナン島は「東洋の真珠」と呼ばれており、マレーシア随一の観光地だ。そしてマラッカ海峡の歴史的都市群としてマラッカとともに、ジョージタウンも世界遺産登録されている。

「どんな街なんだろう?」

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長時間の移動をした割には足取りは軽く、ワクワクした気持ちでフェリーを降りた。するとジョージタウンの
街は静まり返っており、道にいるのは野犬と娼婦だけだった。野犬は当然怖いのだが、娼婦もなんだか幽霊みたいな女ばかりで気味が悪い。そんな街を歩きながら宿が多く集まるチュリア通りの方へ向かった。もう少しで日付が変わろうとしているが、これから宿探しをしなくてはならなかった。こういうキツさも楽しく感じられた。

 

 

 

 

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