ペナン島の同楽旅社を探してみた! 〜深夜特急のあしあと〜

 2014.11.25(5日目)

ペナン島での楽しみのひとつ、それは深夜特急のあしあとを探すことだった。記憶が正しければ、トライショーの老人と街の中心地の方まで歩いた記憶がある。僕はネットの情報も頼りにしながら、ペナンの街を歩いた。

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深夜特急のあしあと

深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)

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さらに歩いていくと、かなり安そうな旅館が見つかった。同楽旅社、とあるからには華僑が経営する宿なのだろうが、どこか当たり前の旅社とは異なる奇妙な雰囲気が漂っている。それは広い前庭の奥に建っているということもあったが、なにより一階がバーになっているということが大きかった。
沢木耕太郎著 〜深夜特急2より〜 

 

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沢木氏はフェリーターミナルからしつこい老人のトライショーを振り切り、メインストリートから一本奥の道に入っていった。このメインストリートとは、ペナン通りのことかと思われる。そして「同楽旅社」は、数多くの深夜特急ファンにて探されており、色々な人のブログで見ることができた。そんなブログ情報によると、赤と白の外観が特徴的なエアアジア系のホテル、Tune Hotelの側ということが分かった。

同楽旅社の外観 

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あっさり同楽旅社を発見できてしまったが、頭上の看板に目をやると、同楽ではなく、快楽になっているではないか。

快楽冷気酒座。

なんだか飲み屋みたいだが、普通の飲み屋なんだろうか。若干の怪しさを感じる。

 

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前庭は作中と同じく広いスペースで、その奥に建物があった。これは間違いないだろう。

 

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作中に描かれていたのは「不思議に陽気な娼婦の館」なので、時代が変わり経営形態が変わっても、いかがわしいのは変わっていないということなのか。その後ネットの情報を見ると、一階のバーで店の女の子と話しながら酒を飲み、気があえば二階の部屋でムフフという展開ができる飲食店らしいということが分かった。現在は宿の経営はしていないが、当時の建物は残っており、沢木氏の一片に触れただけでも満足した。  


Tune Hotelの場所

 

 

 

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