【ペナン島】世界遺産の街!植民地時代の建物と文化が融合したジョージタウンを散歩してみた!!
2014.11.25(5日目)
マレーシアに来てから一番気持ちのよい朝に感じた。島好きの僕にはやはり南の島は肌にあうのだろうか。宿のホットコーヒーを飲むとジョージタウンの街へ出かけた。
ジョージタウンでナシレマ
ペナン島に限らず、夜に初めて訪れた街は翌朝ガラッと景色を一層させてくれる。街の姿が現すのだ。
そんなことを感じながらパンタイ通りを歩いていると、チマキみたいな食べ物が見えたので気になり覗いてみることにした。すると、ネットやガイドブックで見たことがある記憶が思い起こされた。
「これがナシレマというやつか」
ナシレマはマレーシアの国民食とも言われている。僕が食べたものは、ココナッツミルクで蒸したご飯の上に、アンチョビとチリペーストが添えられ、玉子も乗っていた。それをバナナの皮で包んでおり、持ち帰って食べることもできる。
味はチリペーストとアンチョビの味が絶妙にマッチして、最高に美味しかった。この食べ物は、ナシレマおにぎりとして日本のコンビニで販売してくれないかなと思ったりもした。
・ナシレマ(アンチョビ&エッグ):RM1.70
ペナン島のジョージタウンとは?
ここでペナン島のジョージタウンとは、改めて復習してみる。ジョージタウンの人口は約40万人で、マレーシアでは首都クアラルンプールに次ぐ第二の都市だ。2008年にはマラッカと共に歴史的街並みが世界遺産登録され、マレーシアでは初の文化遺産となった。
そんなペナン島ジョージタウンの古い街並みを歩いていると、いたる所にストリートアートに出会う。それは壁画アートと針金アートで各数十カ所に及んだ。可愛らしいものやノスタルジックなものまで、見つけるたびに心をホッとさせてくれる存在だった。そしてジョージタウンはイギリス植民地時代の建物とさまざまな文化が融合した街並が残るところでもある。そんなジョージタウンの街をぶらり散歩してみた。
セント・ジョージ教会
セント・ジョージ教会は、1818年に建築された東南アジア最古の英国国教会。イギリス軍の技師ロバート・スミスの設計で、コロニアル様式を採用している。美しい尖塔は街の中心で目をひく存在だ。
コーンウォリス砦
北東の海岸部に位置する英国統治時代の要寒。1786年英国東インド社会のフランシス・ライトが最初にペナンを訪れた際に建てられたマレーシア最大の砦。煉瓦造りの壁に囲まれ、海に向かった大砲が要寒を守っている。
ヴィクトリア・メモリアル時計台
コーンウォリス砦からほど近い時計台は、ヴィクトリア女王の即位60周年を祝って1902年に完成した。つまり100年以上も時を刻み続けていることになる。高さは即位年数と同じ60フィート(約18m)
水上集落
華人が一族ごとに住む水上集落。海に伸びる桟橋は計5つ。これらの橋は取り壊しの予定だったが、2008年の世界遺産登録により残ったそうだ。
カピタン・クリン・モスク
1801年、南インドの貿易商モフディーンによって建設されたペナン最古のモスク。ムーア様式のドームと尖塔が印象的だ。尖塔からは1日5回、コーランが流れる。
壁画アート
そして壁画アートは、街のいたるところで見ることができ、旅行者を飽きさせない。
高い位置から水色の少女。
ポップな壁画。
自転車は本物? 記念写真の多いスポットです。
針金アート
さらに壁画同様、針金アートも街のいたるところで出会う。
針金といっても、丈夫でしっかりとした造りだ。
針金アートはポップで、ユーモアを感じるものが多いように見える。
僕も他の旅行者同様、アートを見つける度にカメラのシャッターを切った。酷暑のなか、夢中になったジョージタウンの街歩きだった。
ペナン島は文字通り島だ。歴史的な建物も良かったが、すぐ側にある海も良かった。昨日の深夜に着いた街の景色は真っ暗で何も見えなかったが、今日のフェリーターミナルは、青い空と白い雲に包まれていた。
僕はフェリーターミナルでのんびりしたあと、隣接するKTMのチケット売り場へ向かった。数日後にはタイ・バンコクまで、鉄道で行こうと思っているからだ。実はクアラルンプール滞在中にKLセントラル駅で満席と言われていたが、キャンセルで空きがないかを確認しにきたのだ。しかし結果は残念ながら満席。憧れのマレー鉄道に乗車することは叶わなかった。