水中遺跡のクバルスピアンでシェムリアップ川の源流を浴びてきた!
2015.03某日(5日目)
今日は宿泊しているゲストハウスの客と水中遺跡があるクバルスピアンへ向かう。クバルスピアンとは11世紀中頃に造られたヒンドゥー教の遺跡で「川の源流」という意味なんだそうだ。その清流には多種多様な彫刻が施されており、ヒンドゥー教の神々の美しいレリーフや千本リンガなどを観察することができるらしい。これは楽しみである。
移動手段はトゥクトゥク
移動手段はトゥクトゥクを選んだ。シェムリアップ中心部とクバルスピアンの往復をチャーターして料金は確か20$。入場の際には、アンコール遺跡群のチケットが無いと入れない。入場料は1日券20$、3日券40$、7日券60$となっている。
トゥクトゥクはカンボジアの風を受けて山の中をただひたすら走る。このカンボジアの風が結構辛い。というのは、前方からの風をまともに受けてしまう造りなため、進行方向に向かって座ると目や口がかわくのだ。
クバルスピアンに到着
乗車した国道6号線沿いから約1時間半。クバルスピアンへの入口に到着した。
到着した時間はちょうど昼どき。クバルスピアンへ行く前にまずは昼ごしらえをすることにした。
◇スパイシーバジル&ポークの炒飯。まずまず美味しかったです
いざ!クバルスピアンへ!!
さて、昼食を終えるとクバルスピアンへ向けて約1.5キロの道のりを歩きはじめる。たかが1.5キロだが、その道中はまるで山登りのようだと想像はできた。
◇一緒に同行した宿泊客のマコト。Freeスケーターなんです
山を上り、木々をも越え
不思議な巨岩にパワーを感じ
歩き続けること30分
水中遺跡の姿を発見
やっと水中遺跡の姿を確認することができた。そこにはガイドブックやネットで見たことのあるヴィシュヌ神像と、その手前には多数のリンガを見ることができた。
復元されたヴィシュヌ神像
上記写真のヴィシュヌ神像、実は十数年前に何者かによって盗掘されたそうで、その後綺麗に復元されたとのことだ。後にネットで調べてみると「ヴィシュヌ神が悪を懲らしめるために、数千年の眠りから目覚める場面」とのことだそうで、ヴィシュヌ神像を盗んだ人は、きっと今頃地獄に落ちているのではなかろうか。まったく心ない人がいるもんだ。
ヨニとリンガ
こちらはヨニ。ヨニの周りを多数のリンガが取り囲んでいる。リンガとヨニは生殖の表現であり、多産と豊穣を願っていると言われている。
クバルスピアンの滝へ
さて、水中遺跡を堪能すると、
クバルスピアンの滝へ移動!
しかしその光景は正直微妙な気持ちになってしまった。それもそのはず、この季節は乾季のため水量は寂しい限りだ。ただし水量が微妙ということは水中遺跡を見易いということでもある。そして嬉しいことがひとつあった。それはこの滝へ訪れたときに大量の蝶がお出迎えをしてくれたことだ。蝶は幸運のシンボル。リンガとヨニを流れるシェムリアップ川の源流は聖なる水。聖なる水に幸運の蝶という組み合わせはこの上ない幸せが待っているということだろうか。こうなったら聖なる水を浴びるしかない。
ウォーーーーー
浴びてます!
しかし、この後マコトが持参した一眼レフカメラが水没してしまった。それも、ありえないくらい小さな水溜りの中にスッポリ落ちてしまったのだ。これにはかける言葉も虚しかった。
クバルスピアンの感想
「カメラが聖なる水を浴びても壊れるだけ」
2人は再び30分かけ、下山したのであった。
◇水中遺跡は初めて見ました
◇ヨニとリンガ。遺跡は奥深いです
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