天空の城ラピュタのモデルと言われているベンメリア遺跡に行ってきた!!

2015.03某日(6日目)
今日はアンコールワットの約40キロ東の森のなかにある寺院「ベンメリア遺跡」に行く。ベンメリア遺跡は世界遺産であるアンコール遺跡群のひとつで、全貌が明らかになればアンコールワットを凌ぐといわれるほどの規模を持つらしい。これは楽しみだ。そして宮﨑駿監督作品のアニメ「天空の城ラピュタ」のモデルになった場所のひとつとも言われている。しかし、僕は宮崎アニメに疎い。宮崎アニメどころかアニメ全般に疎いが、遺跡群としては素晴らしい評判を聞く。それは同行した宿の宿泊客から聞いた声からも分かる。

 

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宿泊客とベンメリア遺跡へ

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たとえば昨日シェムリアップ入りした学生のユウシャは、ベンメリア遺跡が一番の目的だそうで、「初日からベンメリア遺跡に行けるなんて」と目を輝かせていたのが印象的だった。そんな彼の夢はヨーロッパを鉄道で旅することなんだそう。もう一人の学生シュンは、海外経験はあるものの初めての一人旅。連日遺跡巡りに出かけており、今回のベンメリア遺跡に誘ってくれたのがシュンだった。そんな彼の好きな言葉は「突破力」。初の海外一人旅の経験は何かしらの突破力から行動させたのだろうか。そしてもう一人。連日行動を共にしているマコトの計4人で出発することになった。

 

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移動手段はトゥクトゥクを選んだ。国道6号線沿いに停車しているドライバーを適当につかまえて料金交渉をした。その運賃は4人で20$。1人あたり5$の計算になった。交渉が成立すると、トゥクトゥクは目的地へ向けて走り出す。すると初めに大きな市場の前を通った。思えばナイトマーケットには足を運んでいるものの、市場には行っていない。僕には珍しく連日遺跡観光の日々だった。

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思えば今日でカンボジア滞在も最後となり、明日はタイ・バンコクへ向けて旅立つ。アンコール遺跡群はまだまだあり、国境の山岳寺院「プレアヴィヒア」や、ガジュマルの大木が遺跡を飲み込む「タプロム」など訪れていないところはある。しかし、こんなものでいいと思っていた。それは日程という物理的な話しだけではなく、僕自身にヒンドゥー教に対する文化も思想も浅く、また建築に対する知識も浅かったからだ。


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途中とある商店の前でトゥクトゥクは停車した。一人の男が近づいてきてタイヤに空気を入れはじめた。事前の情報によると道はアスファルトで安定しており快適なはずだったが、ドライバーが近道をしたらしく、飛んだり跳ねたりのデコボコ悪路が続いた。

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◇空気を入れる様子。「大丈夫か〜?」

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◇安定した路面も、いきなり悪路に変わったりする

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◇のどかな風景が続きます

チケット売場

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長閑な景色を走ること約2時間。トゥクトゥクはとある建物の前に停まった。長い道のりだった。早速ベンメリア遺跡へいざ入場と思っていると、どうやらここはチケット売場だということが分かった。入場券を5ドルで購入すると、再びトゥクトゥクに乗車した。

 

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◇ベンメリア遺跡への入場料は5$でした

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◇遺跡の前は商店が並びます

 

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ベンメリア遺跡へ入場

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石畳が続くベンメリア遺跡の入口の前に来た。参道に生い茂る豊かな緑に癒やされる。

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石畳の上を歩いていくと、まず目に入ったのがベンメリアの正面だ。この光景はネットやガイドブックでよく見た景色だった。

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◇荒れ果てた遺跡内を歩く、同行したシュン(左)とユウシャ(右)

崩壊のひどいベンメリア

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ベンメリア遺跡は原形をとどめないほど崩壊が酷かった。それは修復が施されないまま放置されているからだ。まるで瓦礫の山をトレッキングしている感覚だった。僕とマコトはビーチサンダルのままゲストハウスを出てしまい、学生のシュンとユウシャに注意をされてしまうダメな大人っぷりを発揮してしまった。この時ばかりは言うことを聞いて良かったと思えた瞬間だった。とは言っても道を外れなければ綺麗な板の道を歩くこともでき、観光地としての体をなしている。

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そんなベンメリアだが、人が入れるようになったのはポル・ポト派の支配が終わり、地雷の撤去が進んだからだそうだ。そして指定されたコースから外れると、今もなお危険と耳にする。

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◇崩壊っぷりが画になるんです

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◇遺跡内は多くの撮影スポットです

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◇最後は正面にて記念撮影。仁王立ちで決めました

結局我々はベンメリア遺跡に約2時間滞在した。寺院建屋内部の回廊もきっちり周り、要所々々での記念撮影をしては、11世紀末の造営物を楽しんだのであった。

感想

「昼間でも薄暗くて重厚感のあるベンメリア遺跡は、例えラピュタを知らなくても楽しめる場所だった!」

ベンメリア遺跡
入場料:5$
開門時間:6:00〜17:00(無休)
所要時間:国道6号線からトゥクトゥクで約2時間
その他:入口前に食堂あり



◇国道6号線とベンメリア遺跡の位置関係


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