【ベトナム】綺麗なランタンと路地裏の間で過ごすホイアン滞在

ホイアン滞在:2016.05.03〜06

2泊3日のフエ滞在を終えて南へ約120km、ホイアンという街へ移動した。ホイアンは1999年に「ホイアンの古い街並み」として、世界文化遺産に登録された街だ。僕が訪れたアジアの国で街並みそのものが世界遺産という場所は、マレーシアのペナン島にあるジョージタウンやマラッカ以来になる。そのジョージタウンではイギリス植民地時代の面影と多民族の暮らしや建物に目がいったような気がする。また、マラッカではオランダ領とポルトガル領の面影を残す街並みと、穏やかなマラッカ川に癒やされた記憶がある。果たして今回のホイアンはどんな街なのだろうか。

 

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ホイアンの街 


◇フエとホイアンの位置関係

初めて訪れるホイアンの街は各国の旅行者に加え、日本人の旅行者にも人気のある街というのはネットで調べて承知していた。それは近年ホイアンからほど近い街、ダナンへの直行便が就航されたことに加え、ホイアンの美しい街並みとランタンに彩られた夜景に魅了されるらしいのだ。僕は早速街の中心に流れる夜のドゥボン川に向かってみた。

ドゥボン川

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すると目の前には確かに美しい夜景が広がっていた。その夜景を何となく幻想的にするのが雨だった。ホイアンでは連日夜になると弱めの雨が降ってきた。雨季の始まりだと思う。そんなシトシト雨がこの街にはなんだか似合っているような気がした。雨のなか川沿いを歩くと、通りの飲食店から穏やかな音楽が流れてくる。実に雰囲気がいい。EDM系の音楽が流れては、欧米人が馬鹿騒ぎなんていう光景は一切ないのだ。

ドゥボン川沿いの飲食店をよく見てみる。すると多くの観光客が食事やお酒を楽しんでいる姿を見ることができた。それが団体やカップルかと思いきや、1人の客も多く見かけるのだ。さらにその人種をよく見てみると、どうやら日本人が多い気がする。そういえば昼間に通りを歩いたときも、日本語をよく耳にしていた事を思い出した。やはり日本人の旅行者に人気の街ということを実感させられた。

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◇ランタンが美しい夜のホイアン

 

路地裏のコムガー

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その一方で僕はというと、その美しさを感じる感性はあると自負しているつもりだが、川沿いのレストランの椅子に腰をかけ、品のある音楽に耳を傾けながら食事という風にはどうしてもならなかった。雰囲気はとてもいいのに、もったいない性格をしていると自分でも思う。いや、それとも自分には似合わないと敬遠しているのだろうか。レストランの窓辺に腰を掛けた学生風の日本人男子みたく、川を眺めながら食事でもすればいいのに、なぜか川から離れた薄暗い路地裏のローカル食堂に足が向いてしまう。これはもう病気の域かもしれない。


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◇そのコムガーはたっぷりのボリュームで約190円。生姜が効いた味は言うことないです

路地裏の食堂でコムガーを食べながら、ここまでの旅を振り返ってみる。ハノイからフエへ南下して、ホイアンまで来た。次の目的地はダナンを経由してホーチミンだから、いよいよ後半戦に入る。ハノイでは世界一周中の日本人と出会い、フエでは過去の旅で出会った友人と過ごした。そう、この旅は日本人と過ごしていることが多いのだ。となるとここホイアンでも……と想像するものの、実際には日本人と交流のない滞在となった。うん、これでいいかもしれない。ホイアンではのんびり1人で過ごす旅の休息地にすることを決めた。

 

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クアダイビーチ

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そんな時に求める場所は海だった。ホイアンの街の中心から自転車で行ける海は手軽なリゾート地。観光客も少なく、物売りだってハノイの行商と比べたらゆるりとしていてお手の物だ。スマホをいじってビールを飲めば昼寝を決め込む。僕は旅の最中に読書で1日を過ごす西洋スタイルの旅を勿体無いとは思わない。そんな1日を過ごすと旅の疲れはとれて、どんなマッサージよりも効果は覿面だった。

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◇ホイアンの街と海を結ぶ道中の田園風景。収穫を迎えた稲に電柱の風景は、まるで日本の田舎。正直癒やされます

 

夜が早いホイアン


日本での仕事を忘れて海外へ旅に出る。紛れも無くそれは休暇だ。しかし、休暇の旅が移動型になると正直疲れる。「好きでやってんでしょ」と言われれば黙って頷くしかないが、休暇の最中に休暇するという感覚をホイアンで過ごせたのは良かったかもしれない。それはのんびりとした街並みや空気感、加えて夜の終わりが早いことだった。飲食店は夕方から賑わいを見せ、時計の針が21時を回った頃から通りは静かになる。酒場もたいした賑わいを見せず、本当に街が静かなのだ。これにはもう寝るしかなく、よって疲れはとれるという具合だった。

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◇ホイアンの夜は早く終わり、若干の寂しさを覚えます

そして日はまた昇る。ホイアンの街は7時頃から、通りを走るバイクの音で目覚める。起床したらコーヒーを飲み、シャワーを浴びて、洗濯をする。バスルームから出ると持参したノートパソコンを開き、昼前にはふらふらと出かけて行く。そして日が暮れる頃にはドゥボン川の綺麗なランタンと薄暗い路地裏の間で過ごすホイアンの滞在だった。

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るるぶベトナム ホーチミン・ハノイ・ダナン(2019年版) (るるぶ情報版(海外))

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