香港からマンダレーへ!就航したばかりのミャンマー線の香港エクスプレス搭乗記'16
今回のミャンマー旅は、香港を経由するルートを選択。それは2016年9月1日からミャンマー線の就航を開始した香港エクスプレスを利用するためだった。今から半年前に開催された記念セールで購入した航空券は、運賃だけで88HKD(約1,200円)。タクシーの初乗り運賃に毛が生えたような航空券の取得に思わずガッツポーズが出てしまった。
香港エクスプレスのチェックインカウンター
香港エクスプレスのチェックインカウンターは「P」。彌敦道(ネイザンロード)から乗ったバスがLCC専用の第2ターミナルに到着し、空港の入口からは割りと近い場所に位置する。
カウンターに到着すると、早速発券の流れになる。しかし香港エクスプレスではWEBチェックインが施行されており、前夜にチェックインをした僕はカウンターを通過して荷物検査場へ進んだ。
だが、ここでトラブル。結局は航空券をプリントアウトしていないと先には進めず、スマホの画面を見せただけでは駄目だった。ANAやJALのように2次元バーコードで入国・出国ができないだろうか。わざわざプリントアウトする手間があるWEBチェックインは、便利のようで結局同じである。
ミャンマービザ
さて、そんなトラブルは序章みたいなもので、チェックインカウンターでのやり取りに時間がかかってしまった。それは、ミャンマービザの件だった。
僕は渡航前にオンラインビザでミャンマービザを取得。A4サイズにプリントアウトしたものをカウンターで見せると、これはただの手紙だと言うではないか。なぜだ?と思ったが、確かに僕は少しやらかしてしまったのかもしれない。それは、ビザの部分だけではなく、宛先や件名などの部分を含めた、メール全体をプリントアウトしてしまったのだ。
対応したスタッフは上司だろうか、相談している姿が見える。その後、紙の写真は持っているか? ミャンマーに着いたらビザの再発行があるかもしれない。再発行の費用は持っているか?持っているなら紙幣を見せてくれ。などの質問をされて、やっとチケットの発券となった。
広いターミナル
香港国際空港は広い。荷物検査、イミグレーションを通過をすると、ターミナル内を走る無料の電車に乗って移動をする。電車が着くとさらにエスカレーターで上がり、再び歩く。ただでさえ広い空港内のうえ、LCCだからゲートが遠いのなんのって。普段運動不足の身にとって、旅はいい運動になる。
今回僕が搭乗する便は、UO1721便。ゲートは522番だ。そのゲート付近はガンガンにエアコンが効いており、まるで冷蔵庫にいるような感覚。朝食を採っていなかったため、体を温める意味でも、近くの小さな売店で軽食を購入した。
・ブルーベリーマフィン:25HKD(約320円)
・ポテトチップス:20HKD(約260円)
・スプライト:18HKD(約230円)
搭乗
搭乗時刻になっても人はまばらで、あまり利用する人はいないんだろうな、このままいくと廃止路線になっちゃうなと考えていたら、いつの間にかぞろぞろと乗客が現れ、タラップにて搭乗した。その目線の先にある機体は、紫色が特徴的な香港エクスプレスではなく、香港航空だった。なぜだろう?気になって調べてみると、香港エクスプレスのエアバスA320型機は2種類あるらしく、ひとつは系列会社の香港航空との共同事業という理由だった。
機内の様子
香港航空の機体に乗るのは初めてだった。その機内は赤いシートに緑のヘッドカバーで、昭和くさい年季の入った感がある。
シートの配列は3−3。毎度お馴染みエアバスA320といったところか。ひとつひとつのシートはゆったりしている。
ただ、東京から香港まで搭乗したバニラエアのエアバスA320と違い、シート間はゆったりしている。マンダレーまでのフライト時間は約3時間。これは有り難い。
◇香港とは一旦お別れ。一週間後にまた来ます
飛行から着陸
◇12時出発のUO1721便。香港の海は綺麗で、結構好きなんです
機体が安定飛行に入ると、出入国カードと税関申告書が配られた。持参した見本とは若干変更されており、戸惑いながらも記入を終えた。周りを見渡すと、時間はお昼時でも機内食を購入している姿はほとんど見受けられなかった。出されれば食べるが、買うまでの距離じゃない、LCC特有の客層とも言える。
香港を経って約2時間半ほどだろうか、水と緑が豊かな景色が広がってきた。どうやらミャンマーの上空を飛んでいるようだった。
「美しい……」
僕はその光景に目を奪われてしまった。とにかく広大な景色。そして豊かな水源。ミャンマーの電力は、そのほとんどが水力と聞いたこともあった。眼下に建ち並ぶ家々の屋根の色は青色が目立つ。そして田畑や木々の緑のなかに金色に輝くミャンマー様式の仏塔、パゴダの数々。これがミャンマーか。ついに来たぞという気分に浸った。
ミャンマー時間で13時。マンダレー国際空港に着いた。香港をあとにしたのが12時だったから、時差の関係で、今日はちょっと得をした気分になった。機体がターミナルに着くと、ボーディングブリッジで機体の外へ出る。ターミナルは国際空港ながら小さな空間だった。あっという間に入国を済ませると、預け荷物のない僕は空港の外へ出た。ミャンマーは雨季の終盤で蒸し暑かったが、時折流れる風が心地よかった。これはマンダレーヒルからの風だろうか。空を見上げながらの一服が美味かった。
航空会社:香港エクスプレス
購入時期:2016年3月(就航記念セール)
路線:香港→マンダレー 片道
購入金額:88HKD(約1,200円)+諸税165HKD(約2,100円)
*香港エクスプレスの香港⇔マンダレー線は、10月末をもって運休することが決定しました。就航したばかりの路線ですが残念なかぎりです。(追加記事:2016年10月4日)
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