ラオスのATMでクレジットカードを利用したキャッシング方法
2016年の年末から今年にかけて行った「ラオス北上の旅」は、首都ビエンチャンから世界遺産の街、ルアンパバーンを巡る旅でした。その旅の最中にお世話になったのが、ATMによるキャッシングでした。特にバンビエンの街で両替はゲストハウスと併設していることが多く、単独の両替所は見かけなかった気がします。そこでラオスのATMによるキャッシング事情を知りたく、今回自ら試してみることにしました。
ラオスのATM
ラオスの銀行は主に3社あります。
- ANZ(ANZ Laos bank)
- BCEL(The Foreign Trade Bank)
- JDB(Joint Development Bank)
ANZは180年以上の歴史を有する銀行で、世界34カ国・地域で業務展開する銀行です。また、BCELは2011年に上場したラオス外商銀行です。そしてJDBはラオス3位の国営商業銀行です。
◇赤い外観が目印の「BCEL」のATM
JDBのATM
今回は青い外観が目印のJDBのATMを利用してみました。他のATM同様に街なかの路上に設置されているATMです。
液晶画面とボタン
液晶画面とボタンは、タイなどで見かけるATMと何ら変わりはありません。韓国や台湾と比べるとシンプルな配置とデザインだと思います。まずは緑色に光る部分にクレジット機能が付いたキャッシュカードを挿入します。なお、使用できる主な会社はVISA、MASTERで、JCBとAmerican Expressはロゴが記載されていないので、利用できないようです。
暗証番号
カードを入れたら暗証番号の入力です。入力を終えたらEnterをタッチします。もし間違えたらClearをタッチしましょう。なお、言語の選択はなく、ラオ語と英語の2カ国語対応でした。
◇操作ボタンはシンプルで分かりやすいです
Cash withdrawal
続いてATM利用の目的を指示します。ここはキャッシングが目的なので、画面右側、上から2番目の「Cash withdrawal」を選択します。
手数料に同意
するとVISAとMasterカードには3%の手数料がかかることが表示されました。これに同意できれば、取引き続行をしても良いということでYesを選択します。
金額の選択
続いてキャッシングしたい金額を選択します。種類は以下の通りです。
- 2,000,000KIP
- 1,000,000KIP
- 500,000KIP
- 200,000KIP
- 100,000KIP
となっています。
なお、2,000,000KIPは日本円で約27,000円で、1,000,000KIPは約14,000円、100,000KIPは約1,300円です。ラオスの紙幣を手にするとお金持ちになった感覚に陥りますね。
◇紙幣が出てくるまで待ちましょう
現金を受取る
続いて現金を受取ることができる表示が出たら、ATM機の下部にあるスロットを見てみます。
するとラオス紙幣がドサッとスロットから出てきました。ちなみに今回は1,000,000KIP(約14,000円)をキャッシングしました。
カードを忘れずに
最後はカードを忘れずに受取ります。ご丁寧に液晶画面でも表示してくれます。有り難いですね。
◇カードは緑に光っている挿入口と同じ場所から出てきます
まとめ
今回ラオスで初めて利用したキャッシングでしたが、利用日から10日後に日本で返済をしました。その利息は72円という結果でした。総額は以下の通りです。
・借入額:1,000,000KIP(14,791円)
・利息:72円
・カード手数料:216円
ラオスでATMを利用した日は、両替所で大体10,000円=680,000KIPくらいだったので、両替所を利用した方がお得だと思いました。ただサクっと現地紙幣を手にすることができるATMはとても便利です。機器の故障でカードが出てこない事例も目にしますが、今後も渡航先でATMの利用をする機会は増えそうです。
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