簡単!ミャンマーオンライン観光ビザの申請と取得方法はコレだ!!

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今年(2016年)の春、ミャンマーでは大きな動きがあった。昨年11月に行われた総選挙の結果、アウンサンスーチー党首が率いる最大野党(国民民主連盟)が、上下院の過半数の議席を獲得して圧勝した。半世紀以上に渡り、軍人支配が続いたミャンマーで、スーチー氏主導の民主派政権が発足したのだった。

そんなミャンマーの土地が僕の次回の旅となるが、ミャンマーへの渡航前に絶対必要なものに、ビザがあった。そのビザの取得方法といえば、東京なら品川にある大使館。大阪なら西区に出向いて取得するのが一般的だと思うが、2014年9月からオンライン(eVisa)でのビザ取得が可能になっていた。大使館なら面倒な書類提出も、オンラインではその必要はない。そんなミャンマーオンラインビザを今回申請、取得してみたが、とっても簡単だったので、その手順を記しておきたい。

 

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ミャンマー観光ビザの申請方法

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まずは、ミャンマーオンラインビザの申請ページへ進む。
Myanmar eVisa (Official Government Website)


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■ビザのタイプ
観光で行く場合は「TOURIST VISA」50USDを選択

■国籍
日本なら「JAPAN」

■入国する場所
空路:ヤンゴン国際空港、マンダレー国際空港、ネピドー国際空港に加えて、2016年8月22日より陸路移動も対象。

陸路:タチレク、ミャワディ、コータウン

それぞれ選択したら、表示されたアルファベットと数字を入力し「Continue」をクリック。

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すると、「ビザの発行手数料の返金は出来ない」、「観光ビザで働いてはいけない」などの同意を求める文章が9つ出てくる。基本的には外国人が海外で入国する際に求められることだ。内容をしっかり読み、理解したうえで、「I Agree」のボタンをクリック。

*内容は変更することもあります。各自原文を読み、理解したうえで同意してください。

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■職業
これは入国カードと同じで良いと思う。会社員なら「office worker」となる。

■本籍の住所
この欄が疑問だった。通常現住所となると思うのだが、本籍の住所を求められる。ここは求めている側の意思を汲み取り、本籍住所を記入した。

■宿泊先の住所
予約したホテルのバウチャーに記載されたもので良いだろう。数カ所に滞在予定の場合は初日に泊まるホテルを記入。予約をしていない場合は、宿泊予定先の住所を記入すれば良いだろう。

■パッケージツアーの場合と7歳未満の子どもがいる場合

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パッケージツアーの場合は、旅行代理店の名称と連絡先を記入する。また、7歳未満の子どもが同伴の場合は、「+Add Minor」をクリックし、その子どもの名前、生年月日、性別を記入する。

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ミャンマービザ申請の写真

以上のフォームに記入を終えたら、自分の写真をアップロードしなければならない。サイズは縦4.6cm、横3.8cm。最大2MBの写真を用意する。僕はちょうど履歴書サイズの写真があったため、スキャナーで読み込みこみ、アップロードをしたが、デジタル写真なので、基準に沿っていればスマホやデジカメで撮影しても良いかもしれない。

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◇アップロードが完了すると、自分の顔写真が表示される

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◇良い例です

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◇悪い例です

各項目に記入したものをよく見直し、写真のアップロードを終えたら、青いボタンの「Continue」をクリックする。すると確認画面が出てきて、間違いがなければ、青いボタンの「confirm」をクリックする。そしてビザの料金の支払いへと進むことになる。

観光ビザの支払い

ミャンマーの観光ビザの料金は50USDで、滞在可能日数は28日だ。支払いには、VISA、Master、JCB、アメリカンエキスプレスなどのクレジットカードが必要になる。

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◇ネットショッピングと同じ感覚です

 

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◇支払い完了画面

支払いが完了すると、名前、国、パスポート番号が表記された画面が出る。そして「Your Application No.」は、その後のビザ発行の進捗状況を知るときに、必要になる番号だ。そして記入したメールアドレスに「eVisa - Visa Application Acknowledgement」の題名でメールが届く。もし1時間以内にメールが届かない場合は、上記の番号と共に、連絡する必要がある。

観光ビザの進捗状況と発行

支払いが完了したら、あとはビザの発行を待つのみ。その進捗状況はミャンマーオンラインビザ申請のページで知ることができる。申請処理中の場合は「Under Processing」と表示され、発行されれば「Approved」と表示される。通常申請、支払い完了日から3営業日以内とされている。

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◇無事にビザの発行が済んだ画面

観光ビザの発行

ビザ申請と支払いが完了した日を初日とすると、3日目に「eVisa - Your Visa Application Result」の題名でメールがきて、観光ビザが添付されていた。

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◇メールに添付された観光ビザの一部

これで無事にミャンマー観光ビザを取得。ビザの有効期限は90日で、滞在期間は最大で28日間となる。ミャンマーへの入国前には、ビザをプリントアウトし、パスポートと一緒に入国審査官に渡すだけだ。さて、実際にはどうなるのだろうか。その模様は後日当ブログで追加記事にしたいと思う。

パスポートの注意点

パスポートは入国時6ヶ月以上の有効期限があること
未使用の査証欄が2ページ以上あること

最後に筆者から

今回のミャンマー観光ビザの取得にかかった金額は50USD。これを大使館で取得すると、3千円で取得できる。一見大使館に出向いた方が安く感じるが、申請と取得で2度訪れる往復の交通費。そしてカラー写真(紙)を用意する手間と費用。これらを比較すると、オンラインが特別高いとは感じなかった。何よりもオンラインの方が時間の短縮になり、色々な用事の合間でも簡単にビザの申請ができた。

また、2016年8月22日より可能になった陸路移動にも、オンラインビザはより一層活用されそうだ。たとえばタイに滞在しながら大使館に出向くことなく、オンラインで申請し、発行されたらプリントアウトで済むことになる。今回の経験を踏まえ、ミャンマーへの渡航はオンラインビザを活用していきたいと思った。

ミャンマーオンライン観光ビザ取得
費用:50USD
支払い:クレジットカード
申請から取得の日数:3日間(2016年9月上旬) 

 

*ミャンマーオンラインビザの申請、取得の際には、原文をよく読み、理解したうえで、支払いを完了して下さい。支払いの前に間違いに気づいたら、必ず修正をしてから支払いに進んで下さい。なお、ビザ取得の際に何らかの問題が生じても、当方に責任はありません。また、ビザ申請、取得の手続き方法、規約、入国場所は変更になることがあります。必ずご自身で原文を読み、理解して下さい。(2016年9月5日現在)

Myanmar eVisa (Official Government Website)

実際に入国してみました(追加記事)

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その後、オンラインビザを持って実際に入国してみました。入国場所はマンダレー空港です。イミグレーションでパスポートと同時に提出すると、プリントアウトしたビザのバーコード部分を読み取っていました。ペーパービザは返却されず、特に質問もなく、あっさり入国できました。

クレジットカードの利用明細(追加記事)

後日クレジットカードの明細を確認してみると、見知らぬ「GALALUZ PTE LTD」という利用店名からの請求がありました。調べてみるとシンガポールの会社だそうで、金額から見てもこれがビザ代金の請求ということがわかりました。政府発行のビザを他国の企業が決済するのですね。勉強になりました。

 

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