【台中】旅とブログと美食のローカル夜市「忠孝路夜市」で過ごした夜 

台湾滞在:2016.03.20〜24

台湾の食事といえば「夜市」と答える人も少なくないだろう。その夜市が台中にも存在しており、一番規模が大きく有名なのが逢甲大学の近くにある「逢甲夜市」だろう。さらに台中市中心部にある「中華路夜市」、そして台中駅の南側にある夜市が「忠孝路夜市」で、台中の夜市はこの3つをおさえておけば間違いないはずだ。そのなかでも今回は一番ローカル度合いが高そうな「忠孝路夜市」へ足を運んでみたので紹介したい。

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台中駅から忠孝路夜市へ


◇忠孝路夜市の場所

忠孝路夜市は台中駅の南側、大きな道路「台中路」をひたすら直進し、見てそれと分かる夜市街「忠孝路」を右折する。台中駅から徒歩12〜15分は見ておいた方がいい。

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忠孝路夜市は車が行き来する道路の両脇に店舗が存在する夜市で、台北で一番有名な夜市「士林夜市」を想像して行くとアレっ?と思うかもしれない。この辺りは同じ台北なら南京復興駅近くにある「遼寧街夜市」と似ている雰囲気があり、ローカル感満載な夜市といえるだろう。

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「ルーウェイ」というネットで有名な店舗がある。ネオンに見える魯味とは、客が選んだ食材を刻み茹で、タレをかけて食べる料理とのこと。その食材はアヒルの心臓や豚の皮などがあり、この辺りが美食と呼ばれる所以なのだろうか。

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「羊肉」とある。ヤギなら山羊となるだろうから、おそらくヒツジで間違いないはずだ。台湾で羊の存在は知らなかったが、どうやら羊鍋なる料理が存在しているみたいだ。また、普通の焼肉料理としてもあるらしいので一度は口にしてみたい気分になった。

台湾料理とビールが楽しめる屋台で旅人と過ごす夜 

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それでも今回お邪魔した店舗は色々な台湾料理が楽しめ、尚且つビールも飲める店舗を選んだ。

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店頭のショーケースには新鮮そうな海鮮が並んでいる。これには思わずツバをごくりとしてしまう。そして、今回の忠孝路夜市散策には、旅が好きでブログも執筆中の30代前半の男性、てぃーしさんと一緒に台湾料理を楽しむこととなった。

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◇大好きなビールを楽しむてぃーしさん

僕とてぃーしさんの関係は「旅・ブログ」という繋がりから、普段はTwitterで交流をさせていただいている関係で、お会いするのは今回が初めてだ。そのてぃーしさんが、東京から高雄に入り、今日は台中滞在とのことで一緒に食事をする流れとなった。

旅を続けている人には分かると思うが、海外で出会った人と帰国後交流を図るケースは少なくないはずだ。親友関係はもちろんのこと、男女なら交際、結婚に至る話しも聞く。

しかし今回のケースは日本で会ったことはない人と海外で会うパターンだ。しかも台北や高雄、台南などの比較的日本人旅行者が多い街ではない。この辺りも旅、そしてブログ、SNSの発信による縁というものである。旅の楽しみとは、こういう側面もあるから辞められない。

タニシ 

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さて、僕らが多くの海鮮から選んだ品は、魚でもなく、海老でもなく、タニシだった。タニシといえば淡水で生息しているイメージがある。淡水といえば台北の夕日スポット、淡水という場所があるではないか。ということは、このタニシは淡水産なのだろうか。

味の方は強めのニンニクと少々辛めの味付けで、台湾にしては濃い目の味付けだと感じた。タニシそのものに味はなく、おそらく臭みを消すために強めのニンニクで味付けをしていると思われ、コリコリとした食感を楽しむ料理なんだと納得した。

空芯菜

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空芯菜も注文した。これは程よい味付けでやはりニンニクも効いている。何より空芯菜独特の食感が良い。台湾に来たらぜひ口にしたい一品である。

豚肉

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豚肉も注文した。薄くスライスされた豚肉には、ちょっと甘めのタレがかかってビールのお供に最適だった。食感は日本で食べるチャーシューよりも柔らかく、歯の隙間に詰まらないほどの食感といえる。

炒麺

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食事は炒麺でシメる。牛肉の肉汁が出たスープに麺が絡み食が進む。ビールで膨れ上がった胃袋でも心配ご無用。何杯でもいける気がするから不思議だ。僕は台湾のヌードルは今一歩物足りないと思っていて、中華鍋やフライパンを使った料理、いわゆる「炒」の文字が入っているものは間違いないと思っている。「炒飯」のチャーハンがいい例だ。その意味では「炒麺」は台湾で美味しい食事のひとつとして覚えておきたい。

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旅する人の旅のきっかけ

食と酒は進みテーブルの上には数本のビールの空き瓶が目立ち始めた。僕は頃合いを見て、てぃーしさんに旅のきっかけを聞いてみた。するとこんな話しが聞けた。てぃーしさんの海外体験そのものは、数年前に会社の出張で行った中国がきっかけだったそうだ。その中国に刺激を受けた影響なのかブログを拝読すると、上海旅行には熱が入っているように感じられる。そしてここ台湾も好きな国のひとつらしく、そのせいだろうか、店員との簡単なやり取りは中国語で会話をしていた。


その後海外へ行きたい願望はあったものの実行に移さず時は経つ。しかし仕事が忙しい理由で海外へ行かないことを辞める決心をついにする。するとどうだろうか。彼は土日や祝日を絡めた連休を利用して毎月のように弾丸的に海外へ出かけるようになったのだ。人間、決断のスイッチが入ると恐ろしいくらいに情熱的になれるものだ。

そのスイッチは今回の旅も同様で、祝日を絡めた3日間の台湾滞在。今日は第2のウユニ塩湖と呼ばれる「高美湿地」へ出かけてきたが、たまに降る雨と曇り空、そして強風に悩まされて綺麗な景色は見れなかったそうだ。彼はカメラも趣味なので、きっと頭の中で膨らませた綺麗な景色をカメラに収めたかったはずに違いない。

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注文した料理が空になるころ、彼がそっとつぶやいた。

「旅を始めた理由はもうひとつあって、人見知りを克服する旅でもあるんです。ブログで発信するのもそのひとつなんです」

僕の目の前には笑顔で流暢に話す、てぃーしさんがいる。しかしこれが日本となると、人見知りになってうまく話せないと彼は語る。その理由は何なんだろうか。僕の想像だが、日本人の目が気にならない海外だと素の自分を表現できるのだろう。だとしたらきっと彼は人見知りに加えて、恥ずかしがり屋な一面もあると言える。

僕は心のなかでそっとつぶやいた。きっとすでに克服できていますよと。とても人当たりが良く、ビールが大好きなてぃーしさんの旅とブログの発展を今後も応援したい夜となった。

てぃーしさんのブログはこちら

 

忠孝路夜市
場所:台中駅南側。台中路を直進して忠孝路を右折。徒歩12〜15分。タクシーなら約5分だろう。
営業時間等:各店舗により異なるが、夜市は年中無休。時間も店舗により異なるが、夜中の2時頃まで営業されていると思われる。詳しくは各自お問い合わせしていただきたい。

注文した料金:料理4品、瓶ビール5本で860TWD(約2,900円)

 

忠孝路夜市の炒飯と小籠包 

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僕はその後忠孝路夜市をすっかり気に入ってしまい、台中滞在では連日連夜訪れることとなった。そのなかで抜群に美味しかった炒飯が、忠孝路沿いにある上記写真の店舗だった。

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ご飯の炒め具合と程よい塩分が効いた味付けは抜群で、また食べたいと思える一品と出会えた。料金は50TWD、日本円で約170円だから黙って頷くしかない。これを台北の夜市で食べても同じ料金で食すことができるが、量は台中の夜市の方が多くて、この辺りが物価の安い台中と言われるとこだろう。

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もう一店舗は同じ忠孝路沿いにある小籠包の店舗だ。台湾の食事といえば小籠包というくらい人気が高い料理だ。そして台湾へ訪れると必ずと言っていいほど名店、「鼎泰豊」や「京鼎楼」でアツアツの小籠包を口にするというのが旅の流れである。しかしここは夜市。家庭料理の小籠包が食べたければ屋台の小籠包という流れになる。

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好みの調味料を小皿に自分でセットして、小籠包を待つ。

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すると不格好な小籠包と対面することになる。皮の厚みは均等ではなく、肉汁もたいして出てこない。味そのものは悪くはないので、台湾のお母さんが作る小籠包を楽しみたければ、夜市の屋台で食べてみるのはどうだろう。料金は70TWDで財布にも優しい。

最後に筆者から

忠孝路夜市は飲食店のみの夜市だ。つまり食事目当ての客しか訪れないので、人混みを避けるにはうってつけの夜市といえる。そして観光客の姿がほぼ無な夜市は、バイクで買い付けにくる地元客も多く、ローカル雰囲気を味わうことができた。次回台中へ訪れた際には、再び足を運びたい夜市となったのは言うまでもない。

また、今回は旅をしながらブログを開設している人と夜市で食事をともにすることができた。そこにはSNSと連動した発信が伴って、たまたまお互い台中に滞在することが分かった。このような出来事は筆者は大歓迎であり、日本に限らずまたアジアのどこかでお会いしたいものである。これだから旅は楽しく辞められないと同時に、淡々とブログを続けてきて良かったなと思えた瞬間でもあった。

 

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