仁川国際空港とソウル駅を結ぶ直通高速鉄道「A'REX」と地下鉄の乗り方について
仁川国際空港からソウル市街地への移動には、「A’REX」という高速鉄道を利用しました。その「A’REX」はソウル駅までノンストップの直通運行で、所要時間は43分。あっという間の移動ができました。今回はそんな「A’REX」の乗車方法と、市街地で利用した地下鉄の乗車方法&体験記をお届けします。
A’REXの乗車方法
仁川国際空港から徒歩5分ほどの場所にあるA’REXの駅。対人の窓口もありますが、券売機の利用がとっても簡単でした。
A’REXの券売機
僕が訪れた2017年2月上旬、ソウル駅までの直通運賃は8,000Wのところ、500W引きの7,500W(約750円)で販売されていました。
各項目を選択
券売機の液晶タッチパネルは、韓国語、英語、中国語に加え、日本語もあります。僕は当然日本語を選択。すると、直近の出発時刻が表記されると同時に、空席の有無が表示されました。
- 列車の選択
- 大人の人数の選択
- 小人の人数の選択
それぞれの項目を選択すると、「乗車券購入」のボタンをタッチします。
支払い
支払いは現金のみのようで、クレジットカードの使用には対人の窓口で受付けてくれる模様でした。運賃は7,500W。ソウル駅までノンストップの直通列車がA’REXなんです。
ICカードとレシートを受取る
現金を支払うと、改札を通るICカードと出発時刻と到着時刻、車両番号と座席番号が書かれたレシートを受け取ります。なお、お釣りがある場合は忘れずに受取りましょう。
エスカレーターで地階へ
改札はICカードをタッチして通り抜けます。なお、到着した駅ではタッチではなく、投入口に差し込みます。よく、タッチをして改札を通れない旅行者を見かけました。改札を過ぎるとエスカレーターで地階へ進みます。地階は暖房が効いておらず、とても寒いので、出発時刻間際に改札を抜ける人がほとんどでした。
A’REXの車内
レシートに記載された車両番号を確認して列車に乗り込みます。車内はまるで新幹線のようです。次に座席の確認です。窓の上に表記された番号の席を探して座るだけです。日本と同じ感覚で探すことができ、とても簡単でした。
車内はFreeWi-Fi
A’REXの車内はFreeWi-Fiが装備されており、誰でも使用することができます。空港でSIMの購入をしていない人には便利です。ちなみに僕は渡航前に日本のAmazonでSIMを購入しました。
大きな荷物置き場
大きなバックパックやトラベルスーツケースでも安心な荷物置き場が、各車両と車両の間に設置されていました。車両の扉はスケルトンなので、前方の席に座ることができれば目視ができ、盗難の心配も減ることでしょう。
ソウル駅に到着
仁川国際空港を出発した「A’REX」は43分後、無事にソウル駅に着きました。駅の構内では、来年(2018年)開催される平昌オリンピックのマスコットキャラクター白虎の「スホラン」と、ツキノワグマの「バンダビ」がお出迎えしてくれました。かわいいですね〜。
地下鉄の乗車方法
今度は地下鉄の乗車方法です。韓国では「T-money」というプリペイド式交通カードがあります。JR東日本でいう「SUICA」のようなもので、コンビニなどで購入することができます。しかし、短期旅行なら「T-money」を必要としない人もいるので、今回は現金での乗車方法を紹介します。
言語を選択
まずは言語を選択します。これは「A'REX」と同じですね。もちろん僕は日本語を選択しました。
行き先を選択
次に行き先を選択します。アルファベットでの検索ができるので、ソウル駅に行きたければ「S」をタッチすると、「Seoul Station」など、頭に「S」の付く駅の一覧が表示されます。
支払い
駅を選択すると、支払いです。料金は運賃に加えて保証金(一律500W)というものがあります。韓国の列車は切符ではなくICカードでの発券なので、そのICカードの保証金が発生するんです。ただ、保証金は乗車を終えると返金されるので、乗車後まで失くさないように注意しましょう。
改札
改札の通過はタッチするだけです。これは目的の駅に着いても同じで、ICカードは返却しない仕組みです。これは保証金の返金があるためです。保証金の返金については後に記述します。
車内
車内はとても綺麗です。東南アジアのような固い椅子ではなく、日本の電車となんら変わりません。
保証金の返金
保証金の払戻し機はどの駅でも改札や券売機の近くにあります。その都度返金を受けても良いし、ある程度溜まってから返金に挑むも良しです。
僕はある程度溜まってから払戻し機で返金に挑みました。ただ、見るからに古い払戻し機で1枚ノマれてしまった事があるので、なるべく新しく綺麗な払戻し機で返金に挑むことをおすすめします。
まとめ
数年ぶりに訪れた韓国・ソウルでしたが、列車の乗車は券売機の使用や案内板の表示も含めてとても分かりやすかったです。これは台湾でも言えることですが、日本と似ている利用方法なので初めての旅でも安心できます。この要素が日本人に人気のある国の要素のひとつではないかと思いました。また、長期の旅や年に数回の訪韓の予定のある人は「T-money」の購入、短期の旅や年に1回程度の旅には現金対応と、使い分けて韓国の旅を楽しむ事をおすすめします。
それでは、お気をつけて韓国の旅を楽しんで下さい。
アニョハセヨ~!
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