三島由紀夫の暁の寺、ワットアルンへ行く
2013.09.20(2日目)
ワットポーを後にした僕達はこれまたバンコク三大寺院のひとつ、ワットアルンへ行くことにした。ワットアルンは戦後の日本文学界を代表する作家の一人である三島由紀夫の作品「暁の寺」の題材になった場所。移動は船で対岸へ渡るだけだ。
船:3B
その時には気づかなかったのだが、ワットアルンは10B硬貨に描かれている。船で対岸へ渡る時に硬貨を取り出し同じ景色を見るのもいいだろう。
いざ中へ入ると人が少なく静かで落ち着く。やはりワットプラケオやワットポーの方へ人が流れているのだろうか。
そしてこの寺院で最も目をひくのは大仏塔だ。高さは75メートルあり頂上まで登れるのだが角度がとても急なため、多少の脚力と恐怖心が必要だ。僕たちは雨で足元が悪いこともあり、途中まで登ることにした。
そこから見た景色は爽快とはいかなかったが、荒々しいチャオプラヤー川の生きている流れと、どんよりとした空がマッチしていて印象深いものとなった。
三島由紀夫はこの寺院をどのように表現したのだろう。実はこの作品を僕は読んだことが無い。インターネットでレビューを読むと、バンコクの情景描写はエキゾチックで美しいらしい。そして文学的表現を多用した官能小説とも。日本へ帰ったらぜひ読みたいものだ。
ワットアルン入場料:50B