【ミャンマー】タチレク国境近くの食堂で食べたミャンマー料理が美味しい!店員も人懐っこい!!
今回はタイとミャンマーの国境で食べた食事の話し。
ミャンマー側のタチレクで食べたミャンマー料理がとても美味しく、店員も感じが良かったので、その様子をお届けしたい。
場所&外観
近くの偽物ストリートを見物すると、やっと遅めの昼食をとることにした。入店した食堂は国境ゲートにほど近い「タチレクショッピング」という場所。建物がショッピングセンターみたいだが実際には閉鎖されている様子で、飲食店しか経営していない様子。食堂に入ると幾つかの料理が銀皿に盛られており、目についた高菜系の料理を味見させてもらうと、もの凄く美味しかったのでそれに決めた。
味見をした高菜系の料理に、美味しいリアクションをすると、人懐こい店員は大爆笑。「そんなにおかしいか!?」
ミャンマー料理
写真は運ばれてきたミャンマー料理。右手奥から高菜系の料理、生のきゅうり、そして手前が漬物で、すべての料理が文句なしで美味しい。これで50B(約165円)。ちなみにタイバーツでの支払いが可能である。
高菜系の料理は豚ひき肉と一緒に炒められており、ピリ辛な味付けになっている。ミャンマーの肉は豚、牛、鳥、羊とまんべんなく食べられると思うのだが、そのなかでもミャンマーでは「肉は豚」と言われているらしい。肝心の味は冒頭でも述べたが、文句のつけようがないくらい美味しい料理だ。それはご飯との相性も抜群。
「いや〜、この店に入って良かった」
思わず心の中で呟いた。
食事中にしばらくすると店主と思われる男性が話しかけてきた。
「君は韓国人か?」
「韓国人ではないよ。日本人だよ」
すると満面の笑みを浮かべ、店の奥から何やら料理を持ってきた。
それは鶏肉のスープだった。どうやらサービスらしい。味はこれまた優しい味付けで、雨で冷えた身体と心が温まる。そして長時間煮込んだのだろうか。鶏肉の骨は柔らかく、噛み砕いて全部食べてしまった。これは絶品だ。
店主は食後にバナナとポットに入ったお茶を出してくれた。どうしてこんなに手厚い待遇をしてくれたかは分からない。ミャンマーは親日国と聞く。しかし日本とミャンマーの間にはその昔戦争の因縁があったそうだ。ビルマを独立させる約束をした日本は裏切り、これにアウンサン将軍、つまりアウンサンスーチーの父が態度を一変し抗日となったそうだ。
しかし日本軍はインドに居座るイギリス軍を追いつめ、悪評高いと言われる「インパール作戦」を敢行し自滅。このインパール作戦により、日本兵は万単位の兵士が戦死。さらに日本軍はビルマで食料を確保するため、略奪行為があったとも言われている。それでも親日国というのは、反日教育がされていないということなんだろうか。または戦後、賠償をし、経済協力をしてきた花が開いた結果なのだろうか。
話しは戻るがバナナと共に出されたお茶。それはミャンマー茶だった。ミャンマー人は好んでよくお茶を飲む習慣があるそうで、僕が飲んだお茶は日本のお茶にも似ているし、ジャスミン系にも似ていた。また、ミャンマーには食べるお茶というのもあるらしく、それはラペッソーと呼ばれている。見た目は深緑色のペースト状で旨味、酸味が広がった茶葉独自の苦みも残った発酵食品なんだそう。今度ミャンマーへ訪れた際にはぜひ食してみたい一品だ。
食後はタイへ戻る
食堂の席から下を望むと外は冷たい雨がビニールシートを濡らしていた。偽物マーケット街に傘が開く。
僕は美味しい食事と心温まるおもてなしに、わずかながらのチップを支払い店を出た。店を出れば国境はすぐ目の前。タチレクの街をあとにすることにした。
国境とはなんぞや。たったひとつのゲートで違う国。島国生まれの身にとって、とても不思議な感覚を覚える場所なのだ。
◇ただいまタイ王国。イミグレーションは左だぞ!
ミャンマー側のイミグレーションでは、入国時に発行されたエントリーパーミットを返却してすんなり出国。タイ側のイミグレーションでは出入国カードを記入して、パスポートと共に提出。こちらもすんなり入国となった。
◇タイ側の記念撮影スポットです
再びメーサイの街へ戻ってきた。ここからチェンライまで向かうバスターミナルまで行かなくてはならない。移動手段はソンテウだ。そのソンテウの運賃は15B(約50円)で、乗車時間は約10分。来たときと同じだ。
◇さらばメーサイの街よ!また会おう!!
メーサイのバスターミナルに着くと、チェンライ行きのバスが見えた。料金は行きと同じで39B(約130円)。車内で車掌が徴収にくる。
ここから再び約1時間30分かけて帰る。正直ちょっと遠い。そして道中にはやはり検問にあったが、パスポートだけ見せてすんなり通過した。あとは疲れた身体を休ませるため、チェンライまで寝るだけだった。
ここから再び約1時間30分かけて帰る。正直ちょっと遠い。そして道中にはやはり検問にあったが、パスポートだけ見せてすんなり通過した。あとは疲れた身体を休ませるため、チェンライまで寝るだけだった。
*この記事は2015.09.23 旅の7日目に体験した記事です。
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