【海外】タイで風邪をひいたらどうすればいいの?チェンライの薬局で風邪薬を買った話し!

2015.09.23(7日目)

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この日はタイとミャンマーの国境へ遊びに行っていたのだが、チェンライのゲストハウスに戻ると数日前からひいていた風邪のせいで辛くなっていた。僕は海外へ出かけるときに薬は持っていかないのだが、今回はなぜか余っていた市販の風邪薬を持参してきた。その薬を飲んで寝ると翌日の日中は身体がもつのだが、夜までもたない状態が続いていた。その薬も昨夜ですべて飲み干してしまった。それでは薬局に行くしかないと、チェンライバスターミナル側の薬局へ駆け込んだ。

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僕は過去のタイ旅行で薬局に目がいかなかった。元気なときはそういうものか。それでも過去にバンコクで薬局へ二度足を運んだことがある。ひとつはサイアムの薬局で蚊の痒み止めの薬を購入したことがひとつ。二つ目はアユタヤの公園を歩いているときだった。地面に空いた穴に足首がスッポリはまり、ありえない角度に足首が曲がり捻挫。帰りは足を引きずりながらやっとの思いで着いた、戦勝記念塔駅の薬局で湿布を購入したことだった。

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◇(左)アユタヤで足首に氷タオルを巻きながらも、屋台の路上飲みをする筆者(2013年9月撮影)

それらはすべて体に直接塗ったり貼ったりするもので、購入するのは容易いものだった。しかし今回は違う。体内に入れる薬を購入するからには、少しの不安も覚える。

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◇バスターミナルから近い「Chiangrai Modem Drug」

コンパクトな街、チェンライには薬局の存在が多く、探すのは容易い。そして外観のカラーは薬局カラーといってよい緑色をしており非常に分かりやすい。僕は早速店のなかへ入ってみることにした。

店内の様子は日本のドラッグストアと変わらず、カウンター内にいた薬剤師と思われる白衣を着た女性の前へと進んだ。僕の風邪の症状は鼻水がとまらないことと、微熱があることの二つ。それを拙い英語で伝えると周りから4人の店員が寄ってきて、僕の周りに計5人もの店員に囲まれてしまった。ほっといてくれないタイ人の象徴を薬局で味わうことになろうとは。

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ところで僕は英語が拙い。これでもアジア旅を始める前よりはマシになったと思うのだが、その前が話しにならないレベルだったから、自分でも呆れるほどだ。だからそのレベルで飲み薬を購入する行為は僕にとって至難の業だった。それは飲み薬という性質上、色々な質問をされることだった。タイの薬局だからまあまあ大体で売ってくれるかなと思いこんでいたから驚いて腰を抜かすほどだった。タイはバスも時間通りに発車するし、列車も国鉄以外は時間通りに発車する。案外きちんとしているところもある。

それでも優しいタイ人の店員と翻訳アプリという文明の利器によって無事に購入することができた。多くの質問のなかで重要なことはひとつ。「アレルギーがあるか?ないか?」これは重要なことだ。薬の副作用は怖い。僕は幸いアレルギーはない。

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◇購入した薬:175B(約580円)10錠入り 就寝前に1錠摂取

日本では食後に飲むことが多い飲み薬。しかしこの薬は「Take 1 tablet before bedtimes」就寝前に1錠をとるように言われた。そして宿へ帰りパッケージに記された文章をよく読んでみることにした。

For the relief of symptoms associated with allergic rhinitis and chronic idiopathic urticaria in adults and children 12 years of age and older Each tablet contains Fexofenadine HCI 180 mg

大人と子供12歳以上の各錠剤におけるアレルギー性鼻炎や慢性特発性蕁麻疹に関連する症状の緩和のためにフェキソフェナジン塩酸180ミリグラムが含まれています

 

「これ風邪薬なのか?」という疑問がでた。とにかく鼻水がとまらない症状なので、アレルギー性鼻炎というところは効きそうな気がする。フェキソフェナジンは聞いたことがあった。これもアレルギー性鼻炎に効く成分で、日本だと花粉症の人は摂取しているのではないだろうか。とにかくこんなに薬のパッケージを熟読したのは初めてかもしれない。

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◇タブレットの入れ物が近未来的で格好いい。説明書も同封されている

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◇中から錠剤が出てきた。タイ人の体格から想像するより大きいサイズ

なにはともあれ薬剤師に言われた通りに就寝前に1錠を摂取。すると、翌朝鼻は快適そのもの。感覚で7割方回復していて、とても嬉しく清々しい朝を迎えた。

「日本から持ってきた薬より効くじゃないか!」

あぁ、ますますタイが好きになりそうだ。旅はときに単純な思考な方が楽しめる。

※同じような症状の人でも必ず薬剤師に相談のもと購入&摂取してくださいね。もっともタイでも薬剤師を通さないと購入できない仕組みみたいですが。

 

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