チェンライのホワイトテンプル(ワットロンクン)は存在感抜群の中国人でシラケる寺

2015.09.25(9日目)

チェンライといえばワットロンクン、通称ホワイトテンプルが有名だ。そのホワイトテンプルを観光するのが今日の目的になる。

ホワイトテンプルまでの移動手段はローカルバス。チェンライバスターミナルからの始動となった。バス乗り場は「No.8」で料金は20B(約66円)。トゥクトゥクだと平均150Bだから、1人なら断然バスがお得だ。

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ローカルバスでホワイトテンプルへ

 

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運転席側の窓に目をやると、ホワイトテンプルと書いてある。初見でも分かりやすいバスの案内だ。

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車内はローカル感満載のバス。まさに東南アジアの旅を感じることができる。つなみに運賃は車内で車掌に支払った。

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今日の位置関係。ホワイトテンプルまでは約20分。大きな通りを南西へ進む。ちなみにホワイトテンプルは、チェンマイとチェンライ間のバスの車窓からも見えた。

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チェンライのバスターミナルを発ったバスは、約20分でホワイトテンプルの近くの通りに到着した。降車場所は車掌が教えてくれる。タイの優しさに触れた瞬間だった。

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◇存在感抜群のホワイトテンプルは、離れた場所からも見えます

ホワイトテンプル

 

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目の前に飛び込んできたのは、その名の通り真っ白な寺。紛れも無くホワイトテンプルだ。そのうえ今日の空は白い雲。この一帯がとても明るい。ちなみに入場料は無料。

ホワイトテンプルは元漫画家のチャルムチャイ・コーシッピパットが1997年にデザインし、今も建築中という歴史の浅い寺院だが、これでも立派な仏教寺院。タイでは歴史が浅い新しい寺の方が好まれる話しをどこかで聞いた気がするが、実際はどうなんだろうか。

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こちらがチャルムチャイ・コーシッピパット氏。タイの岡本太郎と呼ばれているみたいだが、それって日本人にだけでしょ? 「芸術は爆発だぁ〜」てか?

それにしてもスタイリストとかつけないところがいいのだろうか。これでは競艇場とかにいるおじさんと変わらない気がするのは僕だけだろうか。

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◇地獄から伸びる手なんだとか。僕はこれを見て地獄に行かないことにしました

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◇本堂へのスロープ。先程が地獄なら、今度は天国への道なんだろうか

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◇本堂内は撮影禁止。僧侶の蝋人形の姿がありました!

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目立つ中国人観光客

 

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今年2015年2月のこと。ホワイトテンプルでは中国人観光客の訪問を拒絶した。それは一部の中国人観光客の非文明的行為が発端だった。その行為は非常に理解し難い行為だった。小便器に大便。トイレからトイレットペーパーを持ち去る行為。女性観光客が使用済の生理用品を仕切り板に貼り付けるなど。

これにホワイトテンプル関係者は激怒。中国人観光客の訪問を拒絶することとなった。この「拒絶劇」は半日で解除されたが、その後トイレでは個室の前に監視員がつく異常な事態となっていた。

また、この時期SNSを中心に中国人のモラルというものに悪い意味で注目が集まっていた。それは飛行機内の通路で子どもに大便をさせる親。チェンマイのお堀で同じく子どもに大便をさせる親。空港のロビーでブラジャーを干す女性。麻雀卓を広げる団体などきりがなかった。

おそらくこれらの行為は近年増え続ける中国人観光客が普通にしていた行為だったのだろう。それを大切な観光客として皆今まで我慢していた。例え自分の国の寺院だろうと。しかしSNSをきっかけに、フラストレーションが一気に爆発した結果なのだと思う。

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◇この寺院目玉の「黄金のトイレ」中には監視員が常駐。落ち着いて用が足せない状況です

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それにしてもこの寺院は雰囲気が全くない。それは寺が白いからではない。寺の周りにいる係員が吹く笛の音がうるさいからだ。笛の音の原因はやはり中国人だった。池に入り写真撮影をする女性。その他撮影禁止区域に入る団体。そして注意されても全く動じない中国人。注意されるのは中国人だけではない。逆立ちをして写真撮影に励む欧米人もいた。笛はひたすら鳴り続け、しまいにはサンバでも踊れるのではないかと思ったくらいだ。


彼らは人の国にお邪魔している感覚が全くないのだろう。特に宗教施設においては身につけておきたい感覚だと思うのだが、自分が信仰していない施設ではただの綺麗な建物ということなんだろうか。綺麗なのは確かだが…。

どこに行っても存在感抜群の中国人。彼らなしでは観光業に多大な影響があるのは我が国日本も同じで、頭の痛いところだ。

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さて、このホワイトテンプル。タイでは金一色の寺院が多いなか、とても異色な輝きを放っている。だったらピンクの寺院があってもいいのかな。タイといえばピンクなイメージもある。知らないだけで実はあるのかもしれない。

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ホワイトテンプルを見終えたら昼食を摂ることにした。この辺りで食事処はそう多くない。すぐ近くのレストランに入ってみた。

ホワイトテンプル付近で食事

 

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ホワイトテンプルの付近に飲食店は多くない。僕は目の前にある数軒の飲食店から一軒を選んだ。

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注文したのはフライドライス。雑多な食堂と違って、盛付けが綺麗だ。料金は忘れたが高くはなかった。

チェンライの中心部に移動

 

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帰りは行きと同じくローカルバスで帰ることにしたが、待てど暮らせどバスは一向に来ない。諦めかけていると、青いソンテウが来たので飛び乗るように乗車した。

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◇ホワイトテンプルからチェンライバスターミナルまでの運賃は25B(約83円)

チャルムチャイ・コーシッピパット氏の時計台

 

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チェンライには、チャルムチャイ・コーシッピパット氏が創ったものがまだある。それは時計塔だ。昼間でもその存在感は十分すぎるほどだが、夜になるとまた違う顔を見せる。

ということで、夜の時計塔へ足を伸ばしてみることに。

 

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◇コチラは昼の時計塔。これが夜になると…

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◇色んな夜の顔を見せる時計塔の姿が!夜も存在感は抜群!

時計塔では毎夜19時、20時、21時の計3回、音と光のショーを約10分間開催される。これがそこそこ人気みたいで、観光客はもちろんのこと地元のタイ人もいた。ショーは順に色を変えていくだけだから特段感動もしないが綺麗なことは確かだ。小さな街の小さな交差点でやっているイベントと考えればなかなか良い。

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◇香港の夜景「シンフォニーオブライツ」

僕は約一週間前に香港で夜景を見た。シンフォニーオブライツという音と光のショーだった。それはたくさんの人出で賑わっていた。一方、チェンライの時計塔の音と光のショーは規模も人出も比較にはならない。どこかチープ感漂うショーは地元の人の癒やしとなっており、僅かな数の観光客もカメラ片手に魅了されていた。そんな時計塔のショーに僕はどことなく愛着が湧いていた。どうやら僕には100万ドルの夜景よりも、100万バーツの夜景の方が似合っている気がする。

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