【チェンマイ散歩】タイ人だらけの音楽バー・レモングラスのレッドカレーと市場の激安カレー食べ比べ
2015.09.26(10日目)
ゲストハウスのチェックインを済ませると早速外へ出た。相変わらず日差しは強い。日本では秋を迎え、涼しくなってきたころだろうか。僕は東南アジアの強い日差しが大好きだ。
チェンマイ街歩き
ゲストハウスの近くにはピン川がある。ピン川はチャオプラヤー川の主要な支流のひとつでもあり、とても穏やかな川。ここチェンマイの遠く先でナーン川と合流して、チャオプラヤー川となる。
ピン川を渡り西へ直進すると一軒のバーを発見。昼間から店内は賑やかな様子。皆、店内のモニターを見ながら一喜一憂している。
店内を覗いてみると、ラグビーの試合が放映されていた。「あぁ、これがラグビーのワールドカップか」僕はラグビーに興味がない。だからこの後起こる五郎丸フィーバーすら予測できなかった。僕は野球なら超がつくほど詳しいと自負しているつもり。だから五郎丸は知らなくても、元阪神の源五郎丸なら知っている。
チャンクラーン通りへ出てきた。辺りはナイトバザールの準備中。この一帯は主にチャイナエリア。華僑との住み分けがきっちり分かれていないところもタイ文化といっていいだろう。
◇今回の位置関係
Ratmakka Rd をひたすら進む。
雰囲気のあるチェンマイの街に、本屋はよく似合う。店内に入ってみるが、僕に洋書はレベルが高すぎた。
ワットチェディルアンとワットパンタオ
Prapokkloa Rdを右折すると、ワットチェディルアンが出てきた。
ワット・チェディルアンはチェンマイで一番大きな仏塔(ルアン)のある寺院なんだそう。ただし、僕はルアンを見ずにワットだけで済ませてしまった。どうやらこの奥に仏塔があるらしい。なんで見なかったんだろうか、悔やまれる。
僕は結構タイの寺院は好きな方で、観光しないなんていいつつ見ている方だと思う。今回のチェンマイ寺院のなかで、ワットチェディルアンが一番雰囲気があって好きな寺院だった。天井の高さと色使い、そして柱の存在感。お坊さんが小さく見える。
次に訪れた場所はワットチェディルアンの右隣。ワットパンタオだ。ワットパンタオは木造のランナー様式。金ピカ一色のタイでは珍しい寺院であろう。
入口の上部を見上げると色んな動物がいるように見えるのだが、センターを務めているいるのは孔雀だろうか。「孔雀は王のシンボルだっけ?」
やはり日本人には木造寺院は落ち着くというものか。
他の寺院と比べて外観がシブければ、仏様も他と比べて控えめに見えるのは気のせいだろうか。
ワットパンタオで見る夕陽。そういえばチェンライでは風邪をひいて夕陽の存在を忘れていたよ。
旧市街のシンボル、ターペー門まで歩いてきた。
ターペー門に来たのは一週間前。その時はフードコートとマーケットで埋め尽くされていた。
◇夜の位置関係
すっかり日も暮れ、再びチャンクラーン通りへ。準備中だったナイトバザールは営業中だが、活気もないしつまらない印象。
人気店レモングラスのレッドカレー
夕食はロイクロ通りの「レモングラス」で摂ることにした。この界隈ではカレーの人気店だとゲストハウスのオーナーが教えてくれた。
店内に入ると雰囲気がとてもよい。柱や天井に目をやると、多くの落書きがある。
注文した料理はレッドカレーで、料金は105B(約348円)。それにライスを20B(約66円)で追加する。合計で400円以上だから、僕のタイでの食生活にしては豪華な部類に入る。というのもチェンライでの夕食は、市場で30Bくらいの惣菜飯を食べていたからだ。
夜のピン川
食後に店の外に出ると、目の前には中国寺院が見えた。やはりこの辺りは華僑だということが分かる。
ライトアップされたピン川が見えてきた。
橋の袂を覗くと、飲み屋だろうか。とてもチープ感満載の飲み屋である。
そして橋の中間まで歩くと、多くの人が見えた。
どうやら彼らは夜釣りを楽しんでいるようだった。
◇それにしても人はなぜ水辺に集まるのか? 夜+光+水はセット
ライトアップされたピン川にかかる橋で涼むと、僕はゲストハウスへ戻った。オーナーと21時からビールを飲む約束をしていたからだ。そこに瓶ビールを3本持って現れたオーナー。てっきりどこかに飲みに行くもんだと思っていたら、とりあえずココで飲んでから、どこかに飲みに行くらしい。僕はこういう感じの人は好きだ。一人旅のシンガポール人も交えて3人で即席飲み会が始まった。
僕がお返しに買ってきた3本、合計6本の瓶ビールを飲み干すと、やっと夜の街へ繰り出すことに。向かったのはピン川沿いにある生バンドが見れるバー。メンバーは僕とオーナーとシンガポール人。それから国籍は分からないが、男女のカップル宿泊客が合流して、計5人で歩いて向かった。しばらく歩くとオーナーがコンビニに寄ると言う。なにかと思えば「ビールを買ってみんなで飲みながら行こう」と言う。なんだか憎めない酒好きなオーナーはみんなにごちそうしてくれた。
タイ人しかいない生バンドのバー
やって来たのは「The Riverside Bar&Restaurant」というお店。さすがタイローカル地区。タイ人しかいない。
店内は大混雑。バンド演奏で盛り上がる。
こうして夜の酒場に来ているわけだが、量としてはオーナー以外は、皆あまり飲んでいない。僕はビールに飽きてきてしまったので、個別にバーボンをショットで買ってくるとみんなに驚かれた。世界的に若い人はおとなしくて酒はあまり飲まない傾向なのか。バンドの音楽にも興味をしめさないし。
それにしてもタイでは生バンドを見ながら飲める店が数多くある。静かに飲みたいときには全く向かない店だが、「人+音楽+酒」これに街はセットだと思っているので、タイの文化は僕にあっている。入場料もいらないし。
日本もこのようなバーがあればいいと思う。バンドのサークルや若手バンドマンの練習の場に活用してもらい、客も楽しめるようなバー。日本で思いつくのはせいぜいあくまで音楽が主体のライブハウスくらいか。これを日本でやると著作権の問題が絡んでくるのだろうか。
さて、飲みが終わってそこそこいい時間だが、なんと夜食を食べに行くという。場所は今いるバーから近くにある市場だそうで、早朝までやっているカレー屋が安くてとても美味いらしい。
僕は思った。
それなら夕食にカレーを食べるんじゃなかったよ。
市場の激安激旨カレー
小さな市場の一角にあるカレー屋に来た。
カレーの種類はレッド、グリーン、イエローの3種類。
◇グリーンカレー:驚きの20B(約66円)
不思議と酔っ払っていても味は覚えているもので、このカレーは文句なしで美味い。ライス、豚肉、茄子のどれをとってもケチのつけようがない。こんなカレーを100円以下で食べたら、日本の某大手カレーチェーン店なんかでお金は払えない。僕は昔からあのカレーチェーン店は不味いと思っている。
美味しいカレーを食べ終えると、夜も深くなってきたチェンマイのローカル地区を5人で歩きゲストハウスへ帰った。楽しい一日だった。
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