那覇で沖縄そばを食べるなら農連市場の「田舎」と「丸安そば」で間違いない!

f:id:TommyBackpacker:20151209184814j:plain

沖縄滞在:2015.11.27〜30

僕は沖縄そばが好きだ。その味わいある優しいスープを口に含むと、「あぁ沖縄に来たんだな」と感じることができた。しかし、これを今まで東京で食べようとはあまり思わなかった。そこには料金と気軽さという問題があった。

沖縄そばを食べようと思ったとき、そうそう近所に経営している店はない。どうしたって都心に出向かなければならなく、足が遠のいてしまう。それでもそこで食べる沖縄そばの味に文句はなかった。むしろ美味しい。しかし都心という立地の問題からか料金が高かった。さらに沖縄そばの専門店ではおそらく東京の人に受け入れられないのだろうか。一杯飲める沖縄料理屋を兼ねているところがほとんどなのだ。


僕はこれが嫌だった。沖縄そばはそば屋専門店でよく、サイドメニューは炊き込みご飯のジューシーやカレーライスなどで良かった。メニューは都心にある駅前の立ち食いそばと同じ感覚だ。それは料金形態も似ている。沖縄そばは安いところだと300円台から食べられて、店の人の接客も気さく。さらに店内は雑多なところが多く、きちんとしていない。そこが普段着で入れるそば屋という感覚で良かった。

だから沖縄へ来ると自然と沖縄そば屋へ足が向いてしまう。それは一杯飲んだあとのシメで訪れることが多かった。飲みは未明まで続くから、次の日の活動は遅くなる。食事をするのは昼からで、そこに二日酔いが重なり沖縄そばで一日が始まる。そして夜は懲りずにまた未明まで飲み明かし、沖縄そばで一日をシメる。まさにそばで始り、そばで終わる生活をしたこともあった。

スポンサーリンク
 

 

牧志で沖縄そば

f:id:TommyBackpacker:20151212192301j:plain


そんな僕が沖縄・那覇で滞在する場所が牧志だ。牧志に滞在すると沖縄そばの店は多数あり、食べることには困らなかった。しかし、困ることが一点だけあった。それはどの店に入るかだった。選択肢が多いことは嬉しいことだが、迷いも生じる。そこで出した結論が「タクシー運転手が多い店」だった。タクシー運転手はその商売柄、安くて美味い店をよく知っているという話を聞いたことがあった。そこに車が停めやすいという条件が重なれば、同業種間であっという間に広がるらしい。となると必然的に公設市場周辺の沖縄そば屋の選択はない。地元の客もいなくはないが、観光客も多くローカル感がない。そこで向かった場所は浮島通りから徒歩5〜6分の場所。開南せせらぎ通りに並ぶ2店舗だった。

f:id:TommyBackpacker:20151211204206j:plain
◇沖縄そば屋が並ぶ2店舗の位置関係

田舎 農連市場店のソーキそば

f:id:TommyBackpacker:20151211210400j:plain

大通りに面した「田舎」はまさにタクシーが停めやすい条件にピッタリ。市場周辺のアーケードからも離れており、観光客はあまり訪れない。また、近くには農連市場があり、そこで働く人も訪れる模様でローカル色が強い。今回訪れた際には「観光?仕事?」など、気さくなお店のおばちゃんが話しかけてくれる。

f:id:TommyBackpacker:20151211210719j:plain

店内は雑多そのもの。僕が好む店内の雰囲気だ。大体「ヌードルの店」は雑多な方が良い。都会のヌードル店は綺麗すぎるうえ、接客がきっちりしすぎて味気がない。そして料金が高い。 

田舎のソーキそば


f:id:TommyBackpacker:20151211210721j:plain

僕はこの店のメインメニュー「ソーキそば」の並を注文した。料金は350円。高騰する小麦の値段に逆行するように低価格を守り続けており、この周辺の沖縄そば屋のなかでも一番安いと思われる。そこに無料トッピングの紅しょうがとよもぎを載せて食すのがいなか流だ。

沖縄そばの麺は「そば」と名前がついているが、そば粉は一切使用しておらず、小麦粉のみを使用している。麺は総じて太めが多く、スープは和風だしであっさりしている。食感は日本そばやラーメンよりも、うどんに近いかもしれない。

田舎 農連市場店
住所:沖縄県那覇市樋川2−2−6
営業時間:11:00〜2:00
ソーキそば(並)350円

その他の主なメニュー:宮古そば(並)400円、ジューシー(小)50円、(大)100円など

田舎 農連市場店 - 牧志/沖縄そば [食べログ]

 

スポンサーリンク
 

24時間営業の丸安そば

f:id:TommyBackpacker:20151211214244j:plain

もう1店舗お気に入りの店がある。「田舎」から目と鼻の先にある「丸安そば」だ。こちらの店は24時間営業なので、酔って深夜に食べに行くことが多い。

f:id:TommyBackpacker:20151212184149j:plain

以前はシンプルなメニューだった気がするが、久しぶりに訪れると丼ものや定食系など、メニューが増えている気がする。

丸安そばの沖縄そば

f:id:TommyBackpacker:20151212184327j:plain

注文した品は三枚肉とかまぼこ。そしてネギが載った「沖縄そば」400円。こちらも「田舎」同様、低価格で頑張っている沖縄そば屋。味はあっさり和風だし。飲んだあとにはピッタリな一品。

丸安そばのもやしそば

f:id:TommyBackpacker:20151212184829j:plain

違う日には「もやしそば」を食べてみた。こちらも基本的に味は変わらないが、てんこ盛りのもやしは、まるで沖縄そば界の二郎系。泡盛に島とうがらしを漬けた「コーレーグス」をかけて食べると、最高に美味い。料金は550円。

丸安そばのカレー

f:id:TommyBackpacker:20151212185310j:plain

カレーライスも食べてみた。沖縄そば屋にカレーライスは結構定番メニューで、知らない人も多い。味は甘口で優しい口当たりだった。料金は450円。

丸安そば
住所:沖縄県那覇市樋川2-3−7
営業時間:24時間営業

沖縄そば 400円、もやしそば 550円、カレーライス 450円
その他のメニュー:最安の品は、丸安そば 350円

 

丸安そば (まるやすそば) - 牧志/沖縄そば [食べログ]

最後に筆者から

沖縄料理は昔から身体にいいとされており、実際に良質な植物性、動物性の各タンパク質。また、ビタミンやミネラルなどを豊富に含んでいる食材が多い。だから、飲んだあとのシメにはラーメンよりも沖縄そばの方が最適だと思っていた。しかし、所詮夜中に食べる小麦麺には変わりなく、そこにカレーライスも併せて食べているようでは身体に悪い気がしてきた。それでも足を運んでしまう沖縄そば屋。安くて美味しい食事がそうさせるから憎めない。

沖縄ソウルフードの定番中の定番「沖縄そば」。那覇で食べるなら、国際通りでもなく、公設市場周辺でもなく、ぜひ農連市場周辺、特に今回紹介した2店舗で食べてみてほしい。料金が安いのは他店を見てもらえればすぐ分かる。そのうえ美味しくて、沖縄ローカルをたっぷりと味わえる店構えは、きっとやみつきになるはずだろう。


▼那覇の格安ゲストハウスなら「柏屋」
Booking.com|ゲストハウス柏屋|宿泊予約・レビュー・空室確認
 

 

 

おとな旅プレミアム 沖縄 (おとな旅PREMIUM)

おとな旅プレミアム 沖縄 (おとな旅PREMIUM)

 

 

スポンサーリンク
 

当ブログに掲載するコンテンツ(テキスト、画像等)を無断に複製・転用することを禁止します。 Copyright ©2020 バックパッカーに憧れて All Rights Reserved.