濃霧で大荒れの釜山金海空港と無料機内食廃止のエアプサン最新リポート
2018年11月、エアプサンを利用して韓国第二の都市、釜山へ訪れた。その際に利用した航空会社はエアプサン。アシアナ航空の系列で、釜山を拠点とするLCCだ。前回5月に訪れた時も利用した航空会社だから要領は得ている。
LCCながらエアバス321で足元やシートの横幅もゆったり。なおかつ機内食も無料。受託手荷物の重量は20kg、そして座席指定も無料でweb上でできるところがLCCらしくなく気に入った。
だが2018年7月9日から付加サービスが変更になった。
好きなようにカスタマイズ……と謳っているが、その実態とは?
そして復路の金海空港は濃霧で大荒れの事態に!?
遅延欠航だらけの金海空港
路線は東京/成田ー釜山/金海の往復だが、今回は往路は割愛させていただき、復路の釜山金海空港の様子から。
日付は2018年11月25日。すでにインターネットニュースにも出ているが、この日、濃霧の気象悪化により、金海空港に到着予定の9便が、仁川空港と金浦空港に回航していたのだ。
▷▷▷韓国LCCエアプサンが回航…7時間機内に閉じ込められた乗客
僕はそのことを全く知らず、金海空港へ向かった。すると空港内は足の踏み場も無いくらい多くの人で溢れかえっていた。
エアプサンの対応の悪さ
— 北九おっ△ขอบคุณ (@kitaq0023) 2018年11月25日
こりゃ 荒れるぞ pic.twitter.com/bKuVnUJQNA
この様子を様々な方がツイートしていたが、この時点でも僕は事態をわかっていなかった。それは預け荷物もなく、自動チェックイン機で発券を済ましたため、チェックインカウンターに出向かなかったためだ。
さらに空港内でアナウンスもないため、今日は出国する人が多いなぁ〜など、呑気な気分でいたのである。
それならばプライオリティパスで利用できる「SKY HUB LOUNGE」で食事と酒でも飲んで……なんて思っていたら、見たことのないくらいの大行列。コンパクトな空港ゆえの、コンパクトなラウンジが招いた悲劇。辛うじて入れた向かいの飲食店で、韓国のおじさん、おばさんと相席で朝食をかきこんだ。
▷▷▷プライオリティパスで利用できる釜山の金海空港「SKY HUB LOUNGE」の詳細はこちら
◇無料のラウンジ飯を食べる予定が11,000Wのプルコギ丼へ。トホホ
◇空港へ向かう途中の沙上駅の様子。今思えば濃霧で視界は極端に悪かったです
アナウンスなく?搭乗ゲートが変更
11時発の金海→成田行きBX112便は8番ゲート。搭乗は10時30分だが、いくら待っても搭乗は開始されず、おまけにスタッフすらいない状況。ゲート前にはすでに搭乗を待つ人々で行列ができている。
もうこの時点で遅延は予想できたので、行列には並ばず、やっと空いた地べたに座り込みウトウトとする。欠航じゃなきゃいいやという気分になる。
何分くらいだろうか。ウトウトした状態から目を覚ますと、目の前の行列がいなくなっているではないか。目は瞑っても、耳は起きていたはず。搭乗が始まった様子もなく、辺りをうろうろとしていると、6番ゲートに変更になっていることに気づいた。
一体いつの間に……!?
アナウンスもなく、僕を置いていくなんて!!!
機内に乗り込んだのは11時15分ころ。その後乗り遅れた乗客を待っているとのLCCらしからぬアナウンスがあり、結局釜山の地を発ったのは12時ころと、約一時間の遅延で済んだ。欠航した便もあるから、振り返ればラッキーだった。
前日、朝6時に空港に来い 8時のフライトです → 6時前に空港着 → 案内なし → とりあえず並ぶ → カウンターでチェックイン → フライトは11時です
— 北九おっ△ขอบคุณ (@kitaq0023) 2018年11月25日
What?
何ですか?このクソ会社
アホエアプサン
改悪?の実態
さて、エアプサンの改悪といわれる実態。
その1:無料機内食の廃止
無料の機内食は廃止になり、出たのはみかんジュース一杯。でも、このみかんジュース、濃厚で美味しいんだけどね。
今まで無料の機内食は15,000W。新たに8,000Wからの機内食もあったが、小さな弁当タイプの機内食に魅力は感じない。
辛ラーメンなどのカップ麺は5,000W。う〜ん、思わず黙り込んでしまう。
その2:受託手荷物の重量
以前は国際線(米州路線除外)の大人/子供で20kgだったが、7月9日以降の発券から15kgになった(キャンペーン航空券と出発直前セールはなし)。
そして超過手荷物は以前なら1kgあたり800円だったが、5月21日以降の発券分から16kg〜23kgは3,000円、24kg〜32kgは4,000円となった。
その3:事前座席指定の有料化
今まで座席は無料で指定できたが、座席によって600円から1,500円の事前座席指定料がかかるようになったのだ。
まとめ
今年の初夏以降、色々と変更となったエアプサンだが、やっとLCCらしくなったのかなという印象だ。
世界のLCCの付加サービスは、更に厳しくなっており、以前のようなバカみたいな料金のセールも見かけなくなった。
どうやらエアプサンもその方向に舵を切ったのか。
それでも成田空港の場合、ターミナルは第一だからいい。プライオリティパスで入れるKAL LOUNGEで食事を済ませば、釜山までのフライトはあっという間なのだ。
そして成田でのチェックイン時には、窓側か通路側かを選ぶことができた。座席の指定こそできないものの、融通が効くところは残してくれたようだった。
あとは記事の冒頭に話を戻すが、金海空港の大混乱ぶり。ロクにアナウンスがないのはいかがなものか。それと同時に、乗り遅れた乗客を待つ、LCCらしからぬ情があったのかと、このときばかりは胸を撫で下ろした。
航空会社:エアプサン購入時期:2018年7月 (Fly&Sale)搭乗時期:2018年11月路線:東京/成田⇔釜山/金海 (往復)購入金額:14,520円 諸税込み
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