【台北】夜の龍山寺に響く声明!歌のようなお経が心に響く!!

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台湾滞在:2016.03.20〜24

夜の龍山寺(ロンシャンテンプル)に来た。龍山寺へ足を運ぶのは約2年振りのことだ。あの時は台湾からベトナム、そしてタイへのアジア周遊の旅だった。その旅のはじまりが台湾であり龍山寺だった。本来ならば高揚感に包まれるはずの海外周遊。それなのに仕事上の悩みをはじめ、自分自身の信念みたいなものを確認できない日々が続いていた。それを引きずったまま日本を飛び立ってしまい、加えて海外ひとり旅のコツがいまいち掴めなかった。

そんな僕は台湾の原宿と言われる西門町の美容室でヘアカットをした。気持ちの問題だが少しばかりかすっきりしたように感じた。美容室をあとにするとその足で龍山寺へ向かった。龍山寺はパワースポットという触れ込みをどこかのガイドブックで見た記憶があった。あの当時、何かのパワーにすがりたかったのだろう。台北での滞在中に2回も通ってしまった。そんな2年前を思い出すと、あの時の天気も雨だった記憶が蘇る。僕と台湾の関係はいつも雨だ。

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ランタンが美しい境内へ

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◇龍山寺の正面外観

台湾の旧正月、いわゆる春節の時期は2月だ。その春節の時期からどれくらいの期間か分からないが、龍山寺では色鮮やかな飾りや、ランタンで華やかな演出をしてくれる。

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ランタンのぼんやりとした光は、心を落ち着かせてくれる。

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光と雨のコントラストが、輝きを増す。空から落ちる雨にこの日ばかりは、ありがとうという気持ちになる。

本殿の屋根

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境内に入ると見覚えのある本殿が目の前に現れた。見るからに立派で金色の本殿の屋根には、これまた立派な龍が存在している。その細部に渡る細かい技術にはたとえ神社、仏閣ファンでなくても惚れ惚れすることだろう。

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◇龍のヒゲの部分や体のあらゆる突起物にいたるまで細かいんです

 

参拝をしてみる 

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龍山寺での参拝方法は入口で線香を10TWDで購入して火をつけると、本殿の中心に向かって参拝する。日のついた線香を頭上に掲げ、三回礼をする。その際には自分の名前、住所、生年月日を心のなかで告げて願い事をするのが正しい参拝方法と言われている。その後各香炉に線香を投げ入れ、同じように自分の名前等を告げていく。

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◇本殿の様子

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◇ランタンが美しい夜の龍山寺。線香は7本あり、参拝は本殿の裏手にも続く

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声明のお経

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時間は18時30分頃だったと思う。降り続く雨にもかかわらず、続々と参拝者が押し寄せてきた。雨をしのぐため、境内の屋根がある部分に人が集まる。そして一冊の赤い本のようなものを皆手にしている。一体その本は何なんだろうか。そう思っているとその手に持った赤い本を見ながら、突然お経のような歌を歌いはじめるではないか。

謎が解けた。本の中にはお経が書かれている。きっと歌詞とは言わないのだろう。そのお経の言葉も意味も分からないが、台湾人の声とメロディーが心に響き体中に染み渡っていくのを感じた。それは快楽に似た感覚となり、僕はそっと目を閉じてみた。

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◇本を片手に歌のお経を唱える人々


思えば台湾は初めての海外ではなかったものの、一人で海外となると、台湾は初めての土地だった。それから数年の月日が流れたが、アクシデントやトラブルもなく快適なアジア旅を続けられている。これも色々なお陰の中のひとつに龍山寺のお陰とも思っている。

自分自身、信仰している宗教はないものの、こういう時はスピリチュアルな発想の方が、ハッピーになることも旅に出てから覚えた。例えば偶然の出会いだって数学的な発想より、神のお陰と考えればハッピーになれる。

その意味ではアジアの旅をするようになり、仏教、イスラム教、ヒンドゥー教、僅かながらだがキリスト教と、宗教施設を見て触れる機会は自然と多い。よその国にお邪魔をすれば国教があり、多民族があり、宗教施設は観光地としても開けている。実は旅と宗教は密接な関係で、避けては通れないものと思っている。

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◇本殿では茶色の服に身をまとった人たちがお経を唱えていた

話は歌のようなお経に戻る。これを調べてみるとどうやら「声明(しょうみょう)」といい、漢文の経文に節をつけて唱えることらしい。龍山寺へ訪れたのは三度目だが、声明を聞いたのは初めてのこと。目を閉じ、耳をすませば過去のこと、未来のことが脳裏に浮かぶ。とても穏やかな気持ちになると、雨の龍山寺をあとにした。

 

最後に筆者から

龍山寺はパワースポットと呼ばれ、台北を訪れる日本人観光客にも大変人気がある地です。その龍山寺に初めて訪れたとき、パワースポットと呼ばれる所以が何となく分かりました。風水や建築物の専門家ではないので詳しくは語れませんが、境内の建物の配置と本殿前の空間のバランスがとても良く感じるのです。そこに今回聞いた声明が加わり、絶妙な雨音のノイズも入り込んでくる。物思いに耽る気ではなくても、自然と耽ってしまいました。龍山寺よ、最高なひとときをありがとう。

龍山寺
住所:No. 211, Guangzhou St, Wanhua District, Taipei City, 台湾 10853 
アクセス:MRT龍山寺駅より徒歩2分、西門駅からも徒歩圏内で約12分

 


◇龍山寺の場所 

 

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