ラオスのバンビエンで年越し|夜遊びはクラブでパリピなハッピーニューイヤー

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突然だが「パリピ」という言葉がある。パリピとはParty people(パーティーピープル)を略した言葉で、一般的にはパーティーやクラブ、イベントで飲んで騒ぐ人たちを指す言葉だと認識をしている。だからイメージとしては、酒を飲んで、チャラチャラして、ノリが軽いといったところだろうか。これを真面目な人から見たら、あまり良いイメージではないのが「パリピ」だと思っている。

首都ビエンチャンから北へ約150km離れた山の中にあるバンビエンの街。そのバンビエンにもクラブは数軒存在している。僕は自分のことをパリピな人間だとは思っていないが、旅に出るとのんびりとした昼間と打って変わり、夜は酒と音楽がある場所を好んでしまう。これをパリピと言われれば頷くしかないのだが、日本ではその気にならないクラブも、海外へ行くと体が疼くから不思議だ。今回はそんなバンビエンのクラブの紹介と共に、大晦日の様子をお届けしたい。

 

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SAKURA BAR

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バンビエンを訪れる旅人が必ず一度は訪れると言われる「サクラバー」は、街の中心に位置しており、オーナーは店名のサクラから想像通りの日本人だ。そのサクラバーは、どことなく素朴感があった2年前と比べると改装をしたらしく、お洒落なバーへと生まれ変わっていた。

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しかし夜の8時から1時間限定で振る舞われる無料のウイスキーは健在で、その光景を見ては少し安心した。ウイスキーはそのままストレートで飲んでもいいし、コーラやスプライトで割って飲んでも良し。割りものも無料と、大盤振る舞いなサービスだ。

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バーカウンターの向かいにあった焚き火スペースは無くなっており、お洒落な壁面が出来ていた。そしてその壁面沿いにあったのが「ビアポン」というゲーム台。ビアポンはアメリカ発祥のピンポンゲームで、テーブルの両端に置かれた水やビールが入ったカップに、テーブルの両端からピンポン玉を投げ合うゲームだ。

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そんなアメリカ発祥のビアポンが東南アジアに存在している理由は定かではないが、その昔、アメリカ人のヒッピーやバックパッカーが、自国の娯楽文化を持ち込んだのが最初だったらしい。

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店内の奥に行くと屋外スペースになっており、バーカウンターの向かいにあった焚き火スペースは、ココに移動していた。2年前のこのスペースは単なる空き地で、足りないトイレの数に、色んな人種の立ちションエリアとなっていた。ある意味そんなカオスっぷりが楽しかったが、綺麗なお洒落バーとなった今、そんなことは出来ない。いやはや、サクラバーは確実に儲かっています。

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そんなサクラバーで年越しを考えていたが、普段無料の入場料が大晦日に限って100,000キープ(約1,400円)と一瞬ゼロをひとつ見間違えたかと疑うような料金だった。日本のクラブと比べたらわけないが、コンビニの瓶ビールが10本買える物価と比べたらとても入る気にならず、サクラバーでの年越しは諦めた。しかし店内は大混雑で、外まで行列ができる始末。恐れ入りました。

バンビエンの大晦日

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バンビエンの大晦日は普段より、街が賑やかになる。各自宅の前に大きなスピーカーを置き、好きな音楽を鳴らしたり、カラオケに興じる家が多い。マイクは各家庭に1本はあるんじゃないかと思うくらいだ。そこに商店で売っているロケット花火を打ち上げるのが、どうもバンビエン流の大晦日の過ごし方らしい。賑わいは深夜まで続く。

バンビエンの日本人宿

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バンビエンにも日本人宿はある。宿の名前は「チャンタラゲストハウス」。2年前にバンビエンへ訪れた時は、違う宿に宿泊したにもかかわらず、連夜チャンタラゲストハウスに足を運び、日本人の宿泊客と酒を飲んで過ごした場所だ。しかし、今回は日本人の姿を見かけることはなく、たまたまこの時期にバンビエンを目指した日本人がいなかったのか、それともチャンタラゲストハウスから日本人が消えたのか定かではなかった。もっとも、僕が滞在した3日間で日本人を見たのは2人だけで、今どきバンビエンに滞在する日本人は少ないのかもしれない。

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VIVA PUB

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さて、サクラバーでの年越しを諦めた僕が向かった先は、メイン通りにある「VIVA PUB」という店だった。この店は確か2年前には無かったように思うが、記憶が定かではない。そしてVIVA PUBの入場料は無料。バンビエンのクラブはやはりこうでなくっちゃと頷いた。

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ビールの料金は1本20,000キープ(約280円)で、コンビニで買う料金の2倍になる。僕はそのビールを注文すると、バーカウンターの男がペットボトルの蓋の部分で器用にビールの栓を抜いて楽しませてくれる。これは凄い。真似てみたいが、その昔ビールの栓をライターで開ける友人を真似たら、親指をざっくり切ってしまい、それ以来怖くて出来なくなってしまった。ついでに言うと、歯で開けるタイ人もカオサン通りで見たことがあったが、あれはもっと真似出来ない。

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さてビールを購入し、店内に入るとどうやら「小バコ」であることが分かった。サクラバーと比べるとこじんまりしているが、ぎゅうぎゅうで歩けないわけではないから、この位がちょうど良い。好きな感じだ。

 

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店内に流れる音楽は、カルヴィンハリスやジャスティンビーバーなど、世界中の誰が聞いても分かるようなダンスミュージック。その音楽に身を任せ、店内の中央にある小さなお立ち台に群がる色んな人種。なかなか楽しい光景である。そこにDJによるイベントが開催され、Tシャツやタンクトップが投げ込まれる。これには、多くの客が喜んでいた。ハッピーニューイヤーの大盤振る舞いだ。

 

Outside (feat. Ellie Goulding)

Outside (feat. Ellie Goulding)

  • カルヴィン・ハリス
  • ダンス
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

 

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こういう時は人と同じことをしては駄目なので、DJブースの目の前まで行き、思いっきり両手を振ったら、想像通りにタンクトップを手に入れることが出来た。これは新年早々幸先がいい。バンビエンの文字が入ったロゴも格好良く、しばらくはもう来ないであろうバンビエンの思い出になるな……。と思いに浸っていると、先程から僕と喋っていたラオ人がタンクトップを手にとり、勝手に着だしてしまった。あちゃちゃちゃ、どうやらタンクトップがどうしても欲しいらしく、代わりに着ていたGジャンをくれると話す。そこまで言うならと、ゲットしたタンクトップはラオ人にあげてしまった。これは仏教の精神「功徳をつむ」行為と思えばなんてことはない。そのタンクトップで幸せになっておくれよ。


ラオス・バンビエンのクラブで年越し

 

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◇大盛況のVIVA PUBは深夜に終了しました

ナムソン川の野外クラブ

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VIVA PUBで思いっきり酒を煽り、踊りまくると、バンビエンの街を歩いた。すると、VIVA PUBでちょっと話したベトナム人のチャン君と再会。そこに見知らぬ欧米人が加わり、ナムソン川の中洲にある野外クラブに足を運んだ。

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だが、音楽はガンガンに鳴り響いているものの、人の数はまばらで、ピークはとっくに過ぎた模様だった。それもそのはず、時計の針は午前3時半を指していた。酔った勢いで、広々とした木製のステージで思いっきり踊ると、やはりステージ上で踊る女と軽く会話をしては顔を見る。あれ?女?いや、こりゃレディーボーイだよ。こんな山の中にいるもんですね、レディーボーイのラオ人。というわけで、年越しの夜遊びはこれにて終了。今年も思いはひとつ。悲しみや怒りの涙が少しでも少ない世の中を祈るばかりである。

酔って食べるバンビエンの夜食

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酔っ払って帰宅をし、翌朝「あれ?昨日の帰りにラーメン食ったっけ?」なんて経験を皆はしたことないだろうか。これがバンビエンとなると、ラーメンではなく、バケットサンドになる。シラフだったら絶対食えない夜中のバケットサンドも、酔っていると目が欲しくなってしまい、ついつい購入をしてしまう。

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そしてビエンチャンでは純粋なバケットサンドも、場所がバンビエンに変わると、アメリカ人の食文化に合わせて、マヨネーズとケチャップがたっぷりとかけられる。ホットドッグじゃないんだからと思いつつ、これも酔った勢いで、マヨ&ケチャップを受け入れてしまう。フランスとアメリカの融合食、バンビエンのバケットサンドを深夜に食べてはいけない。それは翌朝の胸焼けで納得をする。


・バケットサンドの料金:安いもので10,000キープ(約140円)。中に挟むもので料金は変わる

 

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◇夜食だったら、これまたバンビエン名物「パンケーキ」がいいかもしれません。安い店で1個10,000キープ(約140円)です

最後に筆者から

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アジアを旅をしていると、僕が会話をするのは東南アジアの各国の人ばかりに気づく。これは僕の語学力が大きく影響しているわけだが、バンビエンに溢れる韓国人はグループ行動に加えて、英語が喋れないため、外国人と積極的に関わらない話しも耳にする。喋れないのはこちとら同じなわけで、せっかくだからもうちょっと韓国人と関わってみたかったなというのが感想だった。

そして旅を振り返る。ラオ人、タイ人、ミャンマー人、ベトナム人など、いつも遊んでくれてありがとうという気持ち。旅を終えてもLINEでやり取りする日々は続く。繋がりは国境を超えて……。世の中ほんとに便利になったと実感する。それにしても深夜遅くまでのクラブ遊びは、知らず知らずに体力を消耗する。これを2日連続でやったら、バンビエンの街を出る頃に風邪をひいてしまった。年齢を考えろ。そう言われてる気がした。

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◇今回の位置関係

 

・バンビエンのホテルは山が見える「マウンテンリバービューゲストハウス」

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