ヤンゴン最後の夜はダンスフロアに細やかな色気
2016.09.25:旅の8日目もヤンゴン
旅の8日目、そしてヤンゴン滞在2日目は、1日中外にいたような気がする。ミャンマー最大の駅「ヤンゴン中央駅」から、ぐるっと一周できる環状線に乗り、夕方からは大きな黄金仏塔で有名なシュエダゴンパヤーへ足を運んだ。そして夜は音楽と酒を楽しみにクラブと思って入ったら、びっくり仰天な出来事になった。何も知らずに遭遇する出来事は時に痛みを感じるものだが、楽しさもあるものだ。
ぐるっと一周!ヤンゴン環状線の小旅行
ヤンゴンのローカル地区を見ることのできる「ヤンゴン環状線」に乗ること3時間。ただひたすらゆるりと車窓から景色を眺める旅をしてみた。時速は体感で約30km。ぐるっと一周するには長すぎたが、車内に広がる人々の笑顔や、市場で買い出しに走る乗降客の姿が楽しめた。また、途中でスコールに見舞われたのも変化があって良かった。
ミャンマー最大の聖地「シュエダゴンパヤー」
環状線の小旅行を楽しむと、ミャンマー最大の聖地「シュエダゴンパヤー」へ足を運んだ。実際にその目で見てみると、最大と呼ばれる聖地の訳が少し分かった気がした。それは光り輝く黄金仏塔の大きさだけではなく、数え切れないほどの人々の信仰する姿だ。その祈り唱える姿は、シトシトと降り続く雨音と重なり厳かな雰囲気を醸し出していた。
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ダンスフロアに細やかな色気
夜はたまたま通りかかった路面で声をかけられ、「エンペラーミュージック」というクラブに入ってみた。ヤンゴン最後の夜はクラブで踊って飲み明かす。いいじゃないか。そう想像して入店してみると、それとは間逆な光景が広がっていた。ボーイに通されたボックス席に腰をかけると、その周りを30人ほどの女の子に囲まれてしまった。
「コンニチワ」「コンニチワ」「コンニチワ」
皆日本語で挨拶をしては笑顔で手を振ってくるではないか。どうやらここはクラブでなく、キャバクラの類の店のようだ。目の前にはダンスフロアもありDJもいるが、クラブというよりはどう見てもキャバクラだ。それにしても一度に30人ほどの女子に囲まれたのは初めての体験のような気がする。有名人がステージに出ると「キャー」と黄色い声を浴びる姿にいいなと思ったことがあったが、今それに近い体験をしているかもしれない。
後にネットで調べて分かったが、どうやらヤンゴン界隈ではこの手の店は有名らしく、指名して席につくと70,000K前後料金がかかるらしい。席につくだけで70,000Kとは随分高いなと思ったが、どうやらムフフな体験込みの料金らしいことが分かった。
「オニイサン、ワタシヤラシイヨ」
「見れば分かるよ、ハハハハ」
積極的な営業をさらりとかわすと、ダンスタイムが始まった。
「どうぞ、踊ってください」
ボーイにそう声をかけられフロアに目をやると、ガンガンに鳴り響くフロアには人がいない。それもそのはずで、踊りを目当てに来ている客など1人もいないのだ。見た目は50から60代過ぎの韓国人、中国人のおじさまが、女の子目当てに酒を楽しむ場なのだ。
「これじゃ踊れないよ」
僕はそう言い残すと、明日また来る嘘の約束をして店をあとにした。ヤンゴン最後の夜は不完全燃焼だったが、これはこれで面白い体験ができたなと思った。
エンペラーミュージック
住所:Shwedagon Pagoda Rd, Yangon, ミャンマー
入場料:缶ビール1本付で5,000K(約400円)、女の子1人席につくと別途70,000K(約5,600円)。ムフフ込みか?
◇エンペラーミュージックの場所
▷▷▷ヤンゴンのゲストハウスはチャイナタウンのトラベラーズハウス
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