【バンコク連続テロ事件】BTSサパーンタクシン駅近くで再び爆発
8月18日(火)午後1時30分ごろBTSサパーンタクシン駅に近いタクシン橋からチャオプラヤー川に爆弾が投げ込まれました。前日17日(月)にエラワンで起きた爆発事件に続く2日連続の爆発事件です。今回は死傷者が出ていない模様です。
犯人はタクシン橋からサトーン船着場を狙って爆弾を投げようとしたが、橋の一部にぶつけてしまい川へ落下。その後爆発した模様です。なお、犯人はその後オートバイで逃走したとのこと。
警察当局によると、17日に起きた爆発事件と似た種類の爆弾が使われたということで、同じ組織による犯行とみられています。
◇サパーンタクシン駅の位置関係
◇サトーン船着場(2015年3月撮影)
サトーン船着場は僕も今年の3月に行きましたが、王宮・ワットプラケオをはじめとする寺院やカオサン通りへ向かう足として多くの観光客がいる場所です。もちろん地元タイ人の生活のための足としても賑わっています。
バンコクで都心で起きた連日の爆弾事件。ここまでで色々な情報が飛び交っていますね。
・17日と18日では爆弾の種類と手段が違うので便乗犯?
・17日の爆弾と種類は一緒
・17日の爆弾事件は赤シャツ、タクシン派の仕業
・17日の爆発現場付近の防犯カメラに映った黄色いTシャツにリュックサックを背負った不審な男を警察幹部はAP通信の取材に対し「容疑者ではなく爆発犯だ」と述べている
どうも色々な情報を見ていると、この黄色いTシャツを着た人が爆発犯として有力みたいですね。映像も公開されて警察が行方を追っています。
◇容疑者と見られる黄色のTシャツを着た男
さらに、インターネットの底力というか、探す人は探すもので、このTシャツを販売しているインドネシアのファッションストアが判明しました。(このストアだけの販売かは不明) Tshirt Gucci Bag :: Amaranthine Fashion
2015年8月18日、タイ政府観光庁は緊急対策室を設置して、観光客への情報発信や来庁者へ24時間態勢で多応する事を発表しました。
「ウォールーム(War Room)」と名付けられた対策室は、危険情報の発信や現在入院している外国人への通訳ボランティアの手配、直接来庁する観光客などに対応するそうです。
観光庁が発表した内容は以下の通り。
1.現在負傷者の治療にあたっている各病院にサポートカウンターを設置して、家族や関係者などのサポートに対応する。また情報提供ホットラインとして「1155」ダイアルを24時間態勢で稼働。
2.死亡者に対して30万バーツ。また負傷者に対しては10万バーツの保険を適応する。ただし旅行代理店のツアーに参加している場合は代理店の規定が優先される。3.観光警察などは、主だった観光スポット及び空港、バスターミナルなどにおいて警戒を強化する。
4.緊急を要する在外大使館などへの連絡取次ぎをサポートする。
5.ウォールーム(緊急対策室)を本庁3階に設置し、観光客へのサポート業務にあたる。
なお、2015年8月28日〜30日にセントラルワールドスクエアで開催予定だった「ジャパンエキスポ タイランド 2015」は開催延期になりました。AKB48をはじめ、日本から多くのアーティストが出演予定だったそうです。