日本のiPadセルラー版は、海外でSIMフリーになるって本当? タイ・チェンマイで試してみました!!
2015.09.20(4日目)
日本の大手キャリアiPadセルラー版(Wi-Fi+Cellular)は、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの国内主要3キャリアから販売されているのは皆承知のことだろう。そのキャリアiPadにはSIMロックがかかっており、通信にはキャリアSIM(あるいはキャリア格安SIM)の使用に限られている。
それは大手キャリアが販売しているiPhoneでも同じ。他社のSIMが使用できないようSIMロックがかかっている。しかし、iPadセルラー版に限っては「海外SIMフリー使用」になっているため、渡航先の現地SIMがそのまま使用できるというのだ。
僕はその情報を普段からネット上でよく見かけていた。「これって本当かな?」という気持ちでここまで経過してしまったのだが、今回タイ・チェンマイの旅でその事実を確かめてみることにした。
セントラルデパートメントストアでSIMの購入
向かった店舗はチェンマイで最も大きいショッピングモール「セントラルデパートメントストア」。PC、スマホ関連のショップから衣料、飲食店まで揃っている。
◇セントラルデパートメントストアの場所。お堀の北西に位置する
◇僕はバイクで向かったが、駐車代として5B(約16円)の支払いがあった
◇1階のメインフロア
数多くのスマホ関連のショップが並ぶ1階のフロアの中で向かった店舗は「TK SHOP」。僕は入店すると早速ツーリスト向けのSIMが欲しい旨を店員に伝えた。そこで出てきたのが…
dtac(キャリア)の「Happy tourist SIM」
7日間使用のものを選んで、料金は299B(約990円)。
僕のiPadは、KDDI(au)の初代iPadminiセルラー版。iPadminiのSIMのサイズはNano SIM。特にカットなどはなく、封を開け、台座に載せるとそのまま本体に差し込む。作業は店員がすべてやってくれるので安心だ。
SIMを差し込んで何秒だっただろうか。ものの数秒でdtacの電波を掴んだ。念のため適当なアプリを開いて、ネットを試してみる。何も問題はなかった。面倒なAPN設定などもない。
店の外で速度を調べてみました
PING:61ms
PINGとは接続先に接続するまでの時間。僕はガジェット系には詳しくないのだが、3Gで61msは速いのではないだろうか。通信はダウンロード、アップロードの速度より、接続先に接続する速度の方が重要な気がするのだが、どうなんだろうか。
ダウンロード:4.22Mbps
アップロード:2.46Mbps
これで、日本のiPadセルラー版は「海外SIMフリー使用」になっているため、渡航先の現地SIMがそのまま使用できるというのは事実でした!!
と、ここまでは「あぁ、これで旅が快適!」で終わるのだが、さらに快適になったことがあった。それは僕の初代iPadminiがテザリングとして使え、PC作業ができたことだった。
宿泊先にはFreeWi-Fiがあるので問題ないが、外出先でWi-Fiを気にせずPC作業ができたのがとても嬉しかった。
記事のまとめ
店舗:チェンマイ セントラルデパートメントストア 1階「TK SHOP」
使用したiPad:KDDI(au)初代iPadmini(Wi-Fi+Cellular)
使用したSIM:dtac Happy tourist SIM 7日間使用
料金:299B(約990円)
必須:パスポートの提示。コピーでも大丈夫。
特徴:テザリングにも使えた!
最後に筆者から
使用したSIMは7日間のSIMだったのだが、タイを出国する9日目まで使用できたのは使用量の問題?それともタイの国民性なの?
ガジェット系に強くはない僕だが、これは事実だ。
この事実はよく分からないが、
日本のiPadセルラー版は「海外SIMフリー使用」になっているため、渡航先の現地SIMがそのまま使用できるというのは事実でした!!