欠航?遅延?ホーチミンからバンコクへ!タイLCCノックエアーDD3211便搭乗記'16

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ホーチミン滞在:2016.05.06〜09

ベトナム・ホーチミンから東京へ帰国するとき、たとえばエアアジアならマレーシア・クアラルンプールか、タイ・バンコク経由となる。なぜなら理由は簡単で直行便がないからだ。羽田着ならクアラルンプールで、成田ならバンコク経由という具合だ。こういったとき、僕は必ず当日乗り継ぎではなく、別々に航空券を購入し、バンコク経由で1泊する方法を選んでいる。なぜならクアラルンプール経由だと14時台の1本しかなく、バンコク経由だと朝10時台と深夜便の2本あり使い勝手が良かった。さらにバンコクー成田線の方が運賃は安く、バンコク在住の友人にも会えるというところも利点だった。

 

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ノックエアー


今回ベトナム旅を終えた僕は、エアアジアで東京まで帰国する方法を選んだ。しかし、ホーチミンからバンコクまではエアアジアではない航空会社を選んだ。それはタイLCCのノックエアーだった。ノックエアーは2004年に設立し、タイ国際航空が39%出資している航空会社。僕はタイLCCに乗ったことがなく、今回の旅の機会にぜひ乗ってみたく日本からノックエアーのサイトで直接購入した。

ホーチミンからバンコクへ。その運賃は1,158バーツ、日本円で約3,400円だ。バンコクから成田までの運賃は4,080バーツ、約11,820円だから、エアアジアでバンコク経由を購入するのと金額に大差はなかった。

タンソンニャット国際空港

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ホーチミン・タンソンニャット空港には、締め切り直前の到着になってしまった。時間厳守のLCCを利用する身としては危ない行動だ。遅くなった理由は、宿の近くでのんびり朝食を食べては、新設したばかりの109番のバスが多少渋滞に巻き込まれたこともあった。空港へは宿の宿泊客の日本人男性と一緒に来たが、彼はミャンマーのヤンゴン行きで、別の航空会社ということもあり、イミグレーションを抜けたところで待ち合わせようという話しになった。

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しかし、僕のバンコク行き、ノックエアーのカウンターは空いていたのに対し、彼の航空会社は混んでいたようだ。そのうえ僕が抜けたあとのイミグレーションは長蛇の列をなした。待てど暮らせど来ない彼。そうこうしているうちに、ノックエアーの搭乗が始まってしまい、別れの挨拶は予め聞いていたSNSで済ますこととなった。味気ない別れとなってしまったが、挨拶ができないよりはマシで、便利な世の中になったもんだと思った。

 

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◇搭乗する20番ゲートの様子。イミグレーションを抜けてから徒歩5分ほどです

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◇ノックとはタイ語で鳥の意味。機体も鳥の塗装をしていて、なんだか憎めません

 

機内

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僕の搭乗したDD3211便の機材はボーイング737ー800型機で、エコノミー189席といわれている。機内は引き締まった黒のシートに、白い天井部分が相まって、シックなイメージだ。ダナンからホーチミンまで乗ったベトナムLCCのベトジェットエアの不潔さと比べると、段違いな気がする。

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◇配列は3−3。いい感じですよね、このシート

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◇僕の座席は一番前列の通路側で足が伸ばせます。前列は初めての経験。これも早めに購入した結果ですか?

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◇ノックエアーグッズの数々。世の中色々な航空会社のグッズマニアがいるそうですね

 

軽食

搭乗してからホーチミンを離陸し、CAから配られたものがあった。それは軽食だ。ノックエアーに乗り、楽しみにしていたひとつに軽食があった。それまでLCCのイメージといえば機内食、または軽食は別料金で購入するのが周知のことだった。しかしノックエアーは運賃に含まれており、スポンジケーキ、ホットコーヒー、水の三点。名の通り軽食だが、嬉しい心配りを感じることができた。そしてスポンジケーキの味は、甘く、柔らかく、東南アジアの不味いケーキのイメージとは違って美味しく食すことができた。

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◇パッケージ等は、ノックエアーカラーの黄色で統一されています

 

ドンムアン空港に到着

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9時50分にホーチミンを発ったノックエアーDD3211便は、約1時間30分後の11時20分にバンコク・ドンムアン空港へ着いた。ベトナムとは一味違った、タイとドンムアン特有の匂いが懐かしさを覚えた。

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感想


今回初めてノックエアーに乗った感想は、揺れもなく、客層も静かで、さらに軽食も出た。そして座席も前列でゆったりとしたフライトを楽しめた。しかし、ホーチミンでは多少の不安を僕は覚えていたのだ。それは、今年(2016年)の2月に出たニュースだった。安全基準を引き上げたため、ノックエアーのパイロットがストライキを起こし欠航が相次いだ。その後20名近いパイロットが辞職をし、定期便の運航が難しくなっているとのニュースだった。

僕が航空券を購入したのは、ニュースが流れる前月の1月。このニュースを見たときはLCCとはこういうものだと納得をして、この日まで時は流れた。春先にノックエアーでバンコクからプーケットまでを利用した友人は、欠航こそしなかったものの、4〜5時間待ちを余儀なくされ、昼にプーケットに着くはずが、夜になったと不満な顔を見せていた。

僕は欠航も視野に入れ、その時は他社で飛べばいいかと、今回のフライトに臨んでいたが、どうやら取り越し苦労となったようだ。その後ノックエアーのパイロット不足問題は、日本で情報を掴めていないが、今後も注意深く見守ると同時に、異国のLCCの片道切符を購入するリスクは少なくないことを再確認した。

▼ノックエアーのストライキに関する記事はこちら!!

blog.tommy-bp.com

ノックエアー
搭乗日:2016年5月9日
航空券購入日:2016年1月9日
区間:ホーチミン・タンソンニャット〜バンコク・ドンムアン
運賃:1,158バーツ(約3,400円)

その他:軽食付、預け手荷物は15kgまで無料

ノックエアーのサイトは日本語表記も有り
fly Thai Domestic budget flight with professional-friendly service | Nok Air

 

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