ハノイぶらり街歩き|路上散髪からウサギの生肉まで?バイクタクシーの相場も紹介します!!

ハノイ滞在:2016.04.28〜30 

ハノイへ訪れる観光客は、世界遺産のハロン湾目当てに滞在する街とも言われている。それでも街のなかに観光スポットはいくつか点在しており、ベトナム革命を指導した初代ベトナム民主共和国主席のホーチミン廟、ハノイオペラハウス、タンロン水上人形劇など見どころはたくさんある。

しかし、僕のハノイ観光は安価で美味い食事とビアホイ、それに上記で挙げたハロン湾の観光に費やしたため、いわゆる箱モノ系の観光は一切しなかった。というわけで、今回は僕なりのハノイぶらり街歩きを紹介したい。

 

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ホアンキエム湖周辺

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ハノイの街の中心にあるのがホアンキエム湖だ。朝は太極拳や散歩にウォーキング、昼間はのんびりと昼寝、夕方はジョギングにウォーキングと1日中人出が絶えない。街の喧騒から少しでも離れるならここしかない。

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ホアンキエム湖周辺は多数のベンチがあり憩いの場となっている。休日にはカップルの姿を多く見かけ、男の一人旅には辛い現実を受け入れることになる。それでも湖周辺に植えられた植栽には癒されること間違いない。ベトナムは公園が多い印象があり、かつそのレイアウトがとても綺麗だと思う。

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◇公園の脇には公衆トイレ。タイではトイレを探すのに一苦労だが、ベトナムはまだマシな方

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湖の北寄りにある神社・玉山祠へ続く赤い橋、フーテック橋が見える。この神社へ行くには10,000ドン(約50円)の入場料がかかる。

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その入口の門に書かれた「福」と「禄」の二文字が目に飛び込んでくる。学ぶことの楽しさや喜びが書かれているんだとか。

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門をくぐると左手に塔が見える。この塔は筆塔と呼ばれ、そこには「写青天」の文字が見える。意味は「得た知識は世間に公開すべし」とのことで、当ブログも知識までには至らないが、見たものや体験したものを公開することで、少しは役に立てているだろうか。そんな気持ちになる。

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湖の東側を歩くと巨像を発見した。この像は2004年に建てられたリー・ターイ・トー像で、939年のベトナムによる中国からの独立後、最初に王となった人だ。

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湖周辺を歩いていて気になったのが、湖の真ん中にある小さな塔。後に調べてみると「亀の塔」と呼ばれているらしく、その昔湖の近くに住む華僑が遺跡の修復と称して祖先の納骨堂を建てようとしたが、住民の反対によりこの塔だけが造られたそうだ。

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◇紫陽花を植える女性たち。ノンラーと呼ばれる麦わら帽子を見ては、ベトナムを実感できます

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湖の西側にあるのがセントジョセフ教会(ハノイ大教会)だ。この教会は1679年に建設され、ハノイ最古の教会と言われており、パリのノートルダム教会を手本にしたそうだ。実際に目の当たりにすると、小さな教会と感じた。

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◇ここまでの位置関係

偽物だらけの「シンツーリスト」

ベトナムへ訪れるた事がある人はもちろんのこと、これから行こうとしている人も耳にしたことがあるのが、ベトナム老舗ツーリストの「シンツーリスト」だろう。例えば世界遺産のハロン湾ツアーなら25US$。ベトナム縦断に便利な乗り降り自由なバスのオープンチケットは35US$からという具合だ。しかし、一歩街に出れば本物のシンツーリストを探すのに一苦労する。それは偽物のシンツーリストが街の至る所に存在しているからだ。

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◇ニセです

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◇ニセです

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◇ニセなんです

では偽物のシンツーリストの見極め方はというと、そのオフィス名のほとんどが「シンカフェ」となっているところだろう。かつてシンツーリストはシンカフェという名で営業しており、そのブランド力を利用して勝手に「シンカフェ」と名乗っているツーリストオフィスが多数あるということだ。

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◇こちらは本物です

ということで、本物のシンツーリストを旧市街の一角、Hang Glay通りに見つけたので、参考までに位置関係を紹介しておきたい。


◇シンツーリストの場所

ニセ、ニセと散々言っておきながら、ツーリストオフィスには間違いないみたいなので、中身と料金さえ納得できれば利用してもいいかと思う。多少のことは目をつぶる。気にしないのがベトナムを快適に旅するコツだと思っている。とは言っても、肝心のバスが来ないというケースには遭遇したくないものである。

本物のシンツーリストのサイト
TheSinhTourist | Travel in VietNam | SinhCafe | Sinh Tourist

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旧市街の野菜とウサギ肉

ハノイ旧市街を歩くと昔ながらの街並みにホッとする人も少なくないだろう。僕もそのうちの1人で、到着したその日は狭い通りを乱雑に走るバイクとクラクションの騒音にうんざりしてしまったが、味わいある建物などを見ては、大都会のホーチミンよりはどことなく落ち着きを覚えた。

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例えばノンラーと呼ばれる麦わら帽子を被った行商の女性も、ホーチミンで見かけることはほぼ無に等しい。ただ、これを見て「あぁ、ベトナムっていいな」と思えるのは野菜の量り売りまでで、フルーツやドーナツ売りの女性はたちが悪い。これらは無視することで快適にハノイの街歩きができる。

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その一方で、店を構えているとなると話は違う。こちらに買う気がない旅行者と悟られているせいか人々は穏やか。通りに並んだ野菜などを見ては、やっぱ市場や商店はいいなと心から思える。

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◇やはりどこに行っても野菜を見てしまう。鮮度や色味はもちろんだが、僕は茄子が好きなのでどうしたって茄子に目がいってしまう

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肉屋の前に来た。最近訪れたタイや台湾も肉の部位が綺麗に仕分けられていると感じたが、ここベトナムも綺麗に仕分けられている。綺麗に並べられていると、調理前でも美味しく見えてしまう。だが、それも部位の話しまで。画像の一番左にあるニワトリは台湾の市場で見たので免疫があるが、過去に見たことがない動物の姿を目にした。

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その正体は、なんとウサギだった。ご丁寧に生肉の下には生きたウサギが檻の中に3匹いた。彼らも明日には……などと想像していたら、小学生のころウサギの飼育係に所属していたことを思い出した。当番は夏休みの期間もあるから、一年中ウサギ漬けだった記憶が蘇る。だからウサギの扱いには慣れている方だと思うが、毛皮を剥がされたウサギを見たのは初めての事だった。ベトナムで山羊を食べる習慣は聞いていたが、ウサギは知らなかった。旅はしてみるもんだ。

ハノイの路上でヘアカット

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旧市街を歩くと路上ヘアカットの店を見かける。店と言っても上記画像の店はちゃんと店構えをしていてマシな方だが、歩道に椅子だけ置いて営業している店も珍しくはない。しかし、その料金が明朗ではないのが旅行者には少々不安のとこだが、東京で切ることができなかった伸びた髪をハノイの街角で散髪する。これも旅の醍醐味のひとつだと思っている。ということで、上記画像の店舗で「アジアの街でヘアカット」ベトナム・ハノイ編のスタート。

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こちらの店舗は明朗会計で、ヘアカットの料金は100,000ドン。約500円だから日本の1,000円カットの半額だ。日本円にすると安いと思うが、ベトナムの物価からすると結構いい料金だと思う。

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◇道具もきちんと揃っています。カミソリなどの危険物は引き出しに鍵をかけてしまっていました

僕からの細かいカットの注文はしない。ベトナムで一番流行っているヘアスタイルにしてもらうこと一点だけだ。カットの方法は僕が過去に体験したマレーシア、台湾、カンボジアと同様にバリカンで大雑把にカットする。それからハサミを駆使するという手順だ。最後にヘアスタイルが決まると産毛をカミソリで丁寧に剃り落とす。カット開始から約15分、日本の千円カットとほぼ変わらない時間だった。

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そして出来上がったベトナムでイケてるヘアスタイルとはこうだ。まずサイドは薄く刈り上げる。そして髪の生えグセによって右か左からサイドへ流す。つまり7対3のスタイルだが、台湾やマレーシア、カンボジアでも同様のヘアスタイルだったことに気づいた。しかし、台湾ではドライヤーでブローをしたおかげで、北の将軍様みたいなスタイルになってしまった。それに比べて今回のベトナムは、なかなかいいじゃないか。良く見てみれば、腕にタトゥーを入れた理容師は、なかなかお洒落な格好をしている。服装はその人のセンスが出るというからな、と納得して店をあとにした。これで500円。ストリートヘアカット、悪くないじゃないか。


◇路上ヘアカットの場所

旧市街のカフェ通り

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旧市街のHang Tre通りには多くのカフェが建ち並んでいる。僕は滞在中、この通りを勝手にカフェ通りと名づけた。朝昼夜問わず多くの客で賑わうカフェは、ベトナムの外食文化と共に、カフェ文化も知ることとなる。

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そんなカフェ通りで飲むベトナムコーヒーは、植民地支配を受けたフランスの手法を取り入れた飲み方をする。そのためフランス伝統のアルミやステンレスの底に細かい穴が開いたフィルターで抽出する。よって注文からテーブルに運ばれるまで時間がかかるのが特徴的だが、そのおかげでとっても濃いコーヒーを口にすることができる。

そこにコンデンスミルクを加えて飲むのが一般的らしいが、僕は砂糖もミルクも入れないブラック派。ここはベトナムコーヒー本来の甘い香りと濃厚な味わいを楽しむことにした。料金は各店大体20,000ドン前後、日本円にすると100円前後で香り高いコーヒーが楽しめる。僕は普段から朝はコーヒーで始まるが、ベトナムのコーヒーを飲んでしまったらもう最後。日本の安いコーヒーは飲めなくなってしまった。

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◇カフェ通りの位置関係

バイクタクシーの料金相場

ベトナムといえばバイクを連想する人も多いはずだ。路地を走る無数のバイクの群れを見ては、思わずカメラのシャッターをきってしまう。それがベトナムの街だ。特にハノイの旧市街の路地は道幅が狭く、そこに無数のバイクが押し寄せる光景を見ては、ベトナムの通行区分は右だか左だか分からなくなってしまう。

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◇無数のバイクの横をベビーカーも走る。それがベトナムなんです

街を歩き、そんなバイクに嫌気が差すときがたまにあるが、タクシーとして利用するには便利だったりする。料金は交渉制だが、大体の相場が掴めると、幾度となく利用させてもらった。バイクタクシーは道路の渋滞によって料金が変わるので一概には言えないが、参考程度に料金を紹介したいと思う。

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ホアンキエム湖の北側から乗車して、渋滞もなく、所要時間は15分もかからない程度なら30,000ドン(約150円)で行けることができた。当然ドライバーと道路状況によって異なるが、言い値が40,000ドン、僕の言い値が20,000ドン、渋々30,000ドンで手を打ってくれるのが相場なのではないかと思われる。

また、バイクタクシーはタイのようにビブスは着ていなく普通の格好だ。見分け方は暇そうに街角にバイクと共に佇んでいるのがバイクタクシーで、自分のとは別にヘルメットをハンドルからかけているので、目が慣れればなんてことはないだろう。

ただ、最初の言い値とは違う、いわゆるぼったくりのドライバーもいるらしいので、最初にきちんと交渉をするのが望ましい。スマホの電卓や直筆で数字を確認すれば、目的地に着いたらゼロが1個多かったということはないだろう。

*ベトナムの料金では、ゼロを3個とった言い方をする。例えば20,000ドンなら、ゼロを3個とってTwentyといった具合である。

最後に筆者から

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どこそこに行って、どこそこを見る観光を否定はしないし僕も少なからずやっているが、毎日それが続くととても疲れてしまう。ただ、街をぶらつき、美味い食事をローカル店で食べて、髪を切ったらコーヒーやビールを街角ですする。日本にいるときの休日となんら変わらない、そんな旅が数日に1回欲しくなるのが僕の旅であった。

 

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