香港島の行列のできる人気店!勝香園(Sing Heung Yuen)のトマトラーメンとハニー&レモンブレッドが絶品!!
香港で食べたい一品があった。それは香港島にあるトマトラーメンだ。事前の情報によると、メインのトマトラーメンもそうだが、パンも美味しいとのこと。そして香港特有の坂の途中にある店のロケーションもいいらしい。期待をして向かった。
場所&外観
場所は香港島の上環(ションワン)と中環(セントラル)のちょうど中間地点。
店名は「勝香園(Sing Heung Yuen)」
伺ったのは平日の午後3時ころ。行列のできる人気店の名に恥じないほどの盛況ぶりである。
そしてこのロケーション。坂の途中の空間に並んだ机と椅子。この雑多な空気感がたまらない。いやいや、もう口にする前から満足感がある。
メニュー
メニューは机の上に置いてあり、英語表記もあるので、初見の外国人でも注文しやすい。
まずは目当てのトマトラーメンから選ぶが、トマトと何か一品選ぶのが普通らしい。たとえばトマトと卵、トマトとハム、トマトと豚肉といった具合だ。
僕はその時の気分で、トマトと牛肉を選んだ。
次にパンを選ぶ。パンもいくつか種類があったが、周りで多くの人が食べているバターとはちみつとレモンのパン(Butter&Honey with Lemon)を選んだ。これが正解だったが、詳細は後ほど。
トマトラーメン
さて、まずは目当てのトマトラーメンから口にする。ごろっと入ったトマトの酸味がスープと調和して旨い。もしかしたら味の素かもしれない。いや、そんなのはどうだっていい。旨いもんは旨いんだ。
牛肉だって悪くない。口当たりは柔らかいし、牛肉の旨味もスープに溶け込んでいるような気がする。
そして麺。これがTHE香港ラーメンのインスタント麺で出てきた。
香港の食といえば、出前一丁を想像する人も少なくない。僕もそのうちのひとりだが、香港の出前一丁の歴史は古く、1969年に日本からの輸入品という形で香港に上陸した。
もっともこの麺が出前一丁かどうかは分からないが、インスタント麺が香港人の舌を刺激したのは間違いないだろう。僕の隣の若い香港人グループも、美味しそうにインスタント麺をすすっている。
・Tomato & Beef HK$30
ハニー&レモンブレッド
さて次にバターとはちみつとレモンのパンを口にする。するとカリッとした外側のパンの食感とはちみつの甘さ。そしてレモンの風味が一気に口のなかに広がった。これは旨い。
自分のブログの過去を振り返ると、不味い料理を紹介したつもりはない。ただ、ここからは活字をちょっと小さくしてほしいが、多少話しを盛ったことはあったかもしれない。
しかしこのパンはほんとに旨い。こんな美味しい香港のパンをなぜもっと早く口にしなかったのだろうか。今回このパンに出会えただけで、この旅は成功。そんな気持ちになった。
そしてこのパンを隣の香港人に見習って、スープに浸して食べる。いわゆる香港スタイルだ。
だが、これはいただけない。せっかくの美味しいはちみつとレモンの風味が、トマトと交わって訳が分からなくなってしまった。これだから香港人の味覚は理解できないところがある。
もしかしたら、せっかちで忙しい都会の香港人が編み出した食べ方なのかもしれない。味は二の次なのかもしれない。
そんなことを考えると、麺は麺、パンはパンという食べ方にした。いや、待てよ。そもそも麺とパンの組み合わせもいかがなものか。
香港のちょっと不思議な食に触れる旅。ただ、美味しかったでは済まないところに楽しさがあると思っている。
・Butter&Honey with Lemon HK$18
最後に筆者から
初めて口にした人気店、勝香園のトマトラーメン。その味はとても美味しく、次回の香港旅でも必ず訪れることだろう。
ただ、日本人からすると、インスタント麺がどうしても自宅の味を想像して邪魔をする。それは仕方なく感というか、手抜き感というか、外食の旨さが湧いてこないのだ。そこが残念だが、これも香港の旅の特色なのである。
そしてパン。これは香港のパンの文化を見れば旨いのは想像できるが、勝香園のはちみつとレモンのパンがこんなにも旨いとは思わなかった。どちらかというと、トマトラーメンをメインに足を運んだから、余計に嬉しくなってしまった。
何れにせよ、次回の香港旅の楽しみがまたひとつ増えた。
勝香園(Sing Heung Yuen)
住所:2 Mee Lun Street, Central, 香港
営業時間:8時〜17時
定休日:不明今回の料金:Tomato & Beef HK$30 (約420円)、Butter&Honey with Lemon HK$18 (約250円)
◇中環駅と勝香園の位置関係
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