香港油麻地にある地味なローカル点心レストランの「喜運點心房」でひとり飲茶
香港でひとり飲茶。香港の旅に慣れた人なら、そう難しいことではないが、最初は勇気がいる人も少なくない。そしてそれが行列のできる人気店となると、グッとハードルが高く感じる。
そこで今回入った小さな飲茶レストラン。地味な佇まいに観光客は皆無だが、ちゃんと英語表記のメニューも存在し、オーダーは注文用紙に数字を書くだけの、外国人旅行者に優しい店だった。
店の名は、「喜運點心房 (Hei Wan Dim Sum Specialist)」。
夜の九龍サイドへ向かった。
場所
場所は九龍サイドの油麻地 (ヤウマティ) 。僕はちょっとローカル色が漂う油麻地や佐敦 (ジョーダン) を好んで歩くことが多い。そこで見つけたローカル点心レストラン。油麻地駅A1の出口から徒歩1分という好立地。隣の小さな公園が目印だ。
◇油麻地駅と喜運點心房の位置関係
外観
油麻地の薄暗い通りのなかにポツンと明るい照明で目立つ外観。見るからに小さな点心レストランと分かる。
メニューとオーダー
メニューは最初中国語だけのメニューが来てしまい、戸惑っていると、英語表記のメニューを出してくれた。
食べたいメニューが決まると、卓上のオーダーシートに数字を書くだけのシンプルさ。店員との難しいやりとりをしなくていいので、外国人旅行者に優しい。
鳳爪排骨飯
香港といえば鶏の爪。ということでご飯と一緒に鳳爪排骨飯を注文。人気店ならHK$30は超える値段が、さすがローカル店、ズバリHK$25だから安いのひとこと。hahaha、ラッキー。そういえば店名もラッキーなのだ。
喜運蝦餃皇
続いてはエビの点心。メニューに蝦の文字があれば、エビを指す。エビ好きが学んだ広東語だ。
さて、その中身はというと、もうこれでもかッ!というぐらいのエビが入ってぷりっぷりの食感を楽しんだ。いやいや、満足である。
焼汁醸茄子
僕は茄子が好きで、よくアジア各地の茄子料理を口にすることが多い。そこで今回も茄子料理を一品。メニュー表の文字だけでは茄子のどういう調理か分からなかったが、注文してみた。
すると茄子とさつま揚げがくっついて出てきた。そこにほんのり甘めのタレがかかっている具合。味はそこまで悪くはないが、茄子の柔らかい食感に、噛みごたえのあるさつま揚げの食感が邪魔をする。う〜ん、頭を悩ませてしまう。これが香港の料理ということなんだろうか。
酒の持ち込みOK
食事は食事、酒は酒という文化の香港スタイル。この手の店にも酒は置いてなく、悩ましい思いをしていたが、我が家で営むAirbnbの香港人ゲストに聞いたとこ、缶ビールを持ち込んで良いと話す。
それを証明するように、目の前のおじさんグループの手元には、持ち込んだ缶ビールと料理で話に花を咲かせていた。
よし、今度からは缶ビール持参で来てみよう。これが分かったことが、一番の収穫だった。
最後に筆者から
今回入った地味で小さな点心レストラン。その佇まいから観光客の姿は皆無だが、英語表記のメニューもあり、安心して食事をすることができた。味もまずまず良いし、何よりリーズナブルな価格でお腹を満たすことができた。
これが人気店だったら……。
重慶大厦(チョンキンマンション)に泊まるような貧乏旅には、お財布の中身に優しいディナーだった。
喜運點心房
住所:油麻地砵蘭街73號地舖
営業時間:7時〜0時
定休日:不明今回の料金:鳳爪排骨飯 HK$25、喜運蝦餃皇HK$25、焼汁醸茄子HK$17 合計67HK$(約940円)+2HK$
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