激安！ホーチミンのロシアンマーケットでノースフェイスを爆買い？

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僕は旅先であまり買い物はしない方だが、今回ばかりは購買意欲を掻き立てることがあった。

それはホーチミンにある「ロシアンマーケット」へ行ったときだ。

店内はノースフェイスのリュックやアンダーアーマーをはじめとするスポーツウェアが所狭しと並んでおり、その価格を見ると思わず爆買いに走りたくなってしまったからだ。

今回はそんな「ロシアンマーケット」の様子を記しておきたい。もちろん僕もノースフェイスのバックパックを購入したひとりである。

ロシアンマーケットの場所
店内
アンダーアーマーのショートパンツ
ノースフェイスのリュック
１階の売場でバックパックを購入
僕が購入したノースフェイスのバックパック
最後に筆者から

ロシアンマーケットの場所

ロシアンマーケットの存在を知ったのは、宿泊した日本人宿の宿泊客の情報だった。宿泊客が購入してきたリュックとその価格を耳にすると、他の宿泊客一同に目を輝かせた。明くる日、僕は他の宿泊客と共に、早速ロシアンマーケットへ向かった。場所はブイビエン通りから南へ徒歩10分。サイゴン川に合流する川の向かいにあった。

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◇ピンク色で分かりやすいロシアンマーケット外観。上階はマンションのようだ

店内

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店舗の造りは2階建てで、1,2階共にスポーツウェアやリュック、ゴアテックスなどの冬用ジャケットが並んでいる。店内で目をひいたのは、所狭しと並ぶスポーツウェアだった。旅先での服装は発汗性があり、洗濯をしてもすぐ乾きやすいスポーツウェアが重宝する。そのなかで僕はアンダーアーマーに目をつけた。アンダーアーマーはアメリカのスポーツ用品メーカーで、設立は1996年とその歴史はまだ浅いが、近年日本のスポーツクラブなどでも目にする人気のスポーツブランドだ。

アンダーアーマーのショートパンツ

そのアンダーアーマーのショートパンツの価格は驚きの140,000ドン（約660円）。これを日本で買うと、3千円以上はするから、お買い得なのはすぐ分かる。それでもこのような場所に来ると、思わず値引き交渉を始めてしまうが、その値引き額はほんの気持ち程度。元が安いから構わないが、ここの女性店員はなかなか首を縦にふらない。

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◇旅はスポーツだ！660円で購入したアンダーアーマーのショートパンツ

ノースフェイスのリュック

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僕は今回3WAYのリュックで旅立ったが、次回の旅に向けて新しくリュックも購入することにした。しかし、高くても3千円台のリュックがズラリと並んでおり、選ぶのに一苦労する。僕はこの際だから欲しいリュックを3つ購入しようと心に決めたが、ベトナム旅も終盤。財布のなかを見るとベトナムドンは僅かで、一番気に入ったリュックをひとつだけ購入することにした。

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◇ノースフェイスのかわいい小さなリュックは千円台。宿の宿泊客が購入しました

１階の売場でバックパックを購入

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1階のとあるバッグ売り場に来ると、同行した宿泊客もリュックの購買意欲に掻き立てられた。絶対値引きをしてくれない女性店員に、粘る日本人の男性。呆れて少々不機嫌になるものの、こちらは決してからかってはいない。購入の意思は間違いなくある。店員はどこかのサイトをスマートフォンで僕らに見せ、「このリュックと同じで、これは本物よ」と話す。そして「こっちは偽物よ」と、堂々と偽物も見せては、本物の購買意欲を掻き立てる。

実際のところ本当に本物かは分からないが、例えばノースフェイスはベトナムに生産工場があり、メイドインベトナムだから安いという話しがある。それでもロゴの刺繍がゆがんでいる商品もなかにはあり真相は分からない。僕らは結局3人で3つ買う条件に、1人あたり少々の値引きをしてくれ購入した。

僕が購入したノースフェイスのバックパック

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◇470,000ドン（約2,200円）で購入したノースフェイスの45L

僕が購入したノースフェイスの45Lの価格は、その種類によりまちまちだが、日本で買えば4千円台から2万円近くもする商品のはずだ。それがたったの2千円弱で購入できた。これだけでも、ホーチミンに来て良かったと思えた。

リュックに刻まれたロゴの刺繍はゆがんでおらず、内部のタグもバッチリ付き、メイドインベトナムの文字や、製造ナンバーが見える。チャックの造りも頑丈で、内部は何層にもなっており、ノートPCを入れるスペースもある。これにはもう次の旅が待ち遠しくなったのは言うまでもない。

最後に筆者から

アジアを旅していると、嫌でもマーケットに出会う。そこには、ロシアンマーケット同様に有名ブランドのスポーツウェアやリュックが並ぶが、その大半はバッタもん、いわゆる偽物商品だというのは共通の認識だ。しかし、ロシアンマーケットは他のマーケットと違い観光客の姿はなく、土産商品は少ない。店内に並ぶ商品は、スポーツウェアとリュック、スーツケースや冬用ジャケット（ゴアテックス）だ。これにはやはり本物だと思いを強くするが真相は分からない。細かいことは気にしないのが、ベトナムを旅をするコツだと納得をした。

そしてロシアンマーケットの名前の由来が気になった。ロシア人向けのマーケットなのだろうか。そう思い店内を見渡すと、数人のロシア人を見かけたが、これも真相は分からなかった。

ホーチミンでリュックやウェアを購入したい人は、ぜひロシアンマーケットへ足を運んでみてほしい。女性用のウェアも多数あるので、男女問わずお得に買い物を楽しめるはずだろう。「細かいことに気にしなければ」を条件に。