【ソウル】広蔵市場のうまいもん通りにある屋台で韓国B級グルメはしご飯

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前日ユッケとレバ刺しを食べに訪れた広蔵市場(クアンジャンシジャン)だったが、翌日も広蔵市場に足を運んだ。目当ては市場内にある「うまいもん通り」の屋台で一杯やることだった。ほんとの所はユッケもレバ刺しも屋台も1日で済ませたかったが、韓国の食事のボリュームがそうはさせてくれなかった。それでも気持ちは収まらず、翌日再び足を運んだというわけだった。

広蔵市場のユッケとレバ刺しの記事はこちら

 

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市場内の店舗

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広蔵市場は1905年に韓国最初の市場として誕生した老舗の市場で、衣料品、青果、精肉など膨大な店舗が集まっており、その数は数千とも言われている。とてもじゃないが、1日ですべてを周ることは無理で、何か目当てのものを見つけて歩くのが効率が良い。

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◇精肉店。衣装を着たおばちゃん軍団が太鼓を鳴らしながら入っていきました。何のイベントでしょうか?

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◇鍋の人気店。行列が出来ていました

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◇見るからに美味そう。持って帰国したい気分になります

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◇蟹、エビ、明太子。僕、全部好きです

うまいもん通り

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さて、広蔵市場の中心部に来た。ここは「うまいもん通り」と呼ばれ、数多くの屋台フードが並んでいる通りだ。地元韓国人に加えて、カメラを片手にした観光客の姿も目立っている。やはり韓国老舗の市場に加えて、どこか情感溢れる光景が観光客にも人気のひとつなんだろう。

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◇座席は詰めて寄り添い食事を楽しみます。とにかく活気があるのが特徴です

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◇屋台に立つのはすべておばちゃん。とにかくよく働くイメージです

ピンデトッ屋台

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そんな屋台の中から、とにかく目立つ屋台のひとつ「ピンデトッ」を食べてみることにした。ピンデトッとは朝鮮風のお好み焼きであるチヂミの一種で、屋台の定番フードのようである。

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◇焼くというよりも揚げるに近いんです

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幾つかあるピンデトッの屋台のひとつを選びベンチに腰をかけた。するとベンチは暖房が効いており、お尻はホカホカなのだ。これにはビックリした。市場内は屋根があり外気に比べれば寒さは凌げたが、やはり冬のソウルは寒かった。このベンチなら一瞬寒さを忘れて食事に集中できる。

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そしてピンデトッは肉が入った「肉ピンデトッ」を選んだ。メニューには日本語も書かれており、注文は簡単だった。

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そのピンデトッは酸っぱ辛いタレに付けて食べる。日本の韓国料理屋で食べるチヂミに似ているが、ピンデトッのカリカリ食感とタレが全然違った。そしてタレに入った玉ねぎも美味い。これをつまみにビール、マッコリ、ソジュなどの酒で一杯できるが、次の目当ての屋台があるのでグッと我慢をする。

・肉ピンデトッ:4,000W(約400円)

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広蔵市場の屋台

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ピンデトッを楽しんだあとは、色んな料理を楽しめる屋台を目指した。その色んな料理を楽しめる屋台が無数に存在しており、店選びに苦労する。ここは席が空いていて、愛想が良いおばちゃんの屋台を選ぶことにした。

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メニューは韓国語に加え、英語、日本語、中国語の4段構えで、この一帯の屋台では当たり前のようだ。そして簡単な日本語なら喋ることができるのも、広蔵市場のおばちゃんの特徴だった。

キムパッ(麻薬海苔巻き)

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屋台で食べてみたい料理の一品目。それは「キムパッ」だった。キムパッとは細長い海苔巻きのことで、具材はたくあん、人参、紫蘇などが入ったヘルシーな海苔巻きのことだ。その海苔巻きの味は、日本のようにお酢の味は効いていなく、辛子ソースに付けて食べるのが韓国流のようである。味はたくあんの塩分が効いているのでそのまま食べても良いが、辛子ソースに付けて食べると2種の味が楽しめ面白かった。

さて、このキムパッだが、別名「麻薬海苔巻き」とも言う。メニューにもわざわざ日本語で書いてある。なぜ麻薬という言葉が使われているのか気になってネットで調べてみると、一度食べたら箸が止まらずクセになることから、麻薬キムパッと呼ばれるようになったらしい。ちょっと大げさなネーミングの気がする。やはり海苔巻きといえば酢飯の方が美味い。いや、目と頭がそう記憶されているのかもしれなかった。

・キムパッ:3,000W(約300円)

コプチャン(豚のもつ炒め)

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もう一品。それは「コプチャン」だ。コプチャンとは一般的には牛の小腸のことを指すと思うが、ここでのコプチャンは豚だった。いずれにせよコプチャンは今回のソウル旅で食べてみたい一品だったが、韓国の一人焼肉屋事情がいまいち分からなかったのと、たとえ行ったとしても焼肉とホルモンを同時に食べられる腹の保証はなく、広蔵市場の屋台で食すこととなった。

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そのコプチャンだが、想像より辛味は薄く、辛いのが苦手な人でも食べることのできる料理だろう。その一方で辛いのを得意とする人は、いまいち何かが足りない気がする。そうだ、ひらめいた。日本の七味唐辛子がよく合う気がする。次回韓国へ訪れる際には七味唐辛子を持参してコプチャンに再チャレンジしようと思った。

・コプチャン:7,000W(約700円)

韓国のおじさんと乾杯

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これらの食事の共にはマッコリを選んだ。マッコリとは醸造酒のひとつで、日本のどぶろくのようなお酒だ。そのどぶろくを飲んでいると、隣に座る年の頃50代中盤のおじさんが話しかけてきた。そのおじさん、大分の由布院など九州へ何度か旅行で行ったことがあるようで、意気投合してしまった。おじさんが注文したマッコリはがぶがぶ注いでくれ、料理もお裾分けしてもらい、スマホを駆使して英語と日本語が混じった会話になる。

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日本語も少しできるおじさんは、一人旅の日本人に興味をもったのか、これからソウル駅のシロアムサウナへ行こうと話してきた。まあ、ここまでは良かったが、おじさんには友人のおばさんがいた。盛り上がるおじさんと僕を横目に、連れのおばさんが怒りだしてしまったのだ。そりゃそうだ。ご機嫌のおじさんは参ったなぁ〜という表情を見せていたが、鬼のような表情をしたおばさんの怒りは収まらない。マッコリのボトルを2本飲んだところで、解散することとなった。いやはや、ソウルの屋台でB級グルメを堪能して地元の人と絡めたから良しとしよう。おばさん、ごめんなさい。

最後に筆者から

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初めて訪れた広蔵市場のうまいもん通りは、想像していたより楽しい時間を過ごすことができた。それは食べたかった食事をすることができたのに加え、地元の人と話しができたのが大きかった。まさにこれが屋台の醍醐味という体験だった。そして屋台に立つおばちゃんがつくる笑顔に、フラフラっと吸い込まれてしまうのがソウルを旅する旅行者のような気がした。

うまいもん通り
場所:広蔵市場の中央付近
最寄り駅:ソウル地下鉄1号線の鍾路5街駅、又はソウル地下鉄5号線乙支路4街駅。いずれも徒歩数分。
料金:ピンデトッ 4,000W、キムパッ 3,000W、コプチャン 7,000W、マッコリ1本 3,000W

 


◇広蔵市場の場所

▼ソウルのゲストハウスは弘大入口の「ミシガンハウス&パブ」
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