【台中】東南アジアの風を感じる美食街で豆花・バインミー・インドネシア料理・肉燥飯で食い倒れ

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台湾の中部、台中には東南アジア人が集まる「美食街」なるものがある。通りを歩けば台湾なのにその人種の多さから、どこか東南アジアにいる感覚で散策ができる。そして多くの飲食店は東南アジアの食事処が立ち並び、異国にいながら更なる異国の雰囲気を味わうことができる。僕はこの雰囲気が好きだった。美食街で東南アジア飯を頬張りながら、まったりと過ごす台湾旅。これが僕の旅のスタイルのひとつだった。

 

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美食街の場所

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台鉄台中駅から徒歩7分、見てそれと分かる雰囲気が漂う場所に美食街がある。狭い路地には飲食店がずらりと並び、その光景は通りを結ぶ細い路地まで続いている。

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◇路地裏の雰囲気がたまりません


◇台中駅から美食街への行き方

バイキング方式のインドネシア料理

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東南アジア人が集まる第一廣場から緑川西街を北東へ歩くと、1階路面店のオープンスペースで賑わうインドネシア料理店があった。店の名は「MAKANAN JAKARTA 2」。ジャカルタといえばインドネシアの首都か? 渡航したことがない僕にはピンと来なかったが、食べたことがないなら、尚更気になり、入ってみることにした。

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店内に入るとズラリと並ぶ料理の数々に、思わず心が踊った。幕の内弁当を好む日本人としては、色々なおかずを口にできるのは嬉しいのだ。

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まずは白いお皿を手に取り、ライスを盛る。そして目移りをしてしまうおかずを順に盛っていく。これがインドネシア料理か。と思ったところで、なにか違うなと気づいた。それは、一括りでインドネシア料理と言えども、ジャワ料理やバリ料理など、本来はその多民族の土地柄から、細かく料理が分かれているのではないだろうか。その視点から料理を見てみると、これだけ多くの料理の数々に納得ができた。ただ、実際にその料理が何々料理なのか分からないのは当然で、想像だけで済ませては納得する旅もある。

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バイキングといっても、定額料金の食べ放題ではなく、盛った料理の数とボリュームで料金が決まるシステムだった。レジで支払いを済ますと、適当な席に腰をかけ食事に取り掛かる。それにしても、もうちょっとインドネシアっぽい料理を選択できないものかと、食事をしながら反省をした。いくら海老好きとはいえ、海老フライを選択してしまうところは、欲望のまま箸が進んだ証拠だろう。

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◇お米とピーナッツがカリカリの歯ごたえで甘い料理。コレなんて言うの?

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MAKANAN JAKARTA 2
場所:緑川西街と光復路の交差点
今回食べた料金:70TWD(約230円)

豆花の人気店

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美食街には豆花の人気店もあった。店先の看板には「60年老店」の文字を掲げており、老舗店ということが分かる。そしてその営業時間は朝の5時から12時までと、お昼時には閉店してしまう、朝しか開かない飲食店だった。

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数あるメニューから選んだのは、この店のメイン料理である豆花だ。豆花とは簡単に言うと、豆乳を固めて成形をした食べ物で、食感は杏仁豆腐に一番近いと思っている。

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豆花は中国、香港、マレーシア、シンガポールでも口にできるらしいが、僕の知っている豆花は台湾で食べる豆花だった。それは柔らかい小豆とシロップが入った、ほんのり甘くて優しい味わいだ。旅の最中は朝からガッツリ食べてしまうことが多いが、豆花なら胃腸にも優しく、のんびりと台湾の朝を感じることができる。

豆花専売店
場所:美食街の中心で北東寄り。第一廣場から徒歩1分ほど
豆花(冷)の料金:30TWD(約100円)

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ベトナムのバケットサンド「バインミー」

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この一帯はインドネシア人だけではなく、ベトナム人の姿も多く見かけることから、ベトナム料理の飲食店も数多い。だからベトナムのバケットサンド、バインミーの店も数店存在していた。

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◇屋台のショーケースに目をやると、細かく刻まれた豚肉に食欲がそそります

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◇色鮮やかなバケットに思わず購入しちゃうんです

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切り込みが入ったバケットにバターとレバーペーストのパテが塗られ、豚肉、きゅうりや人参などの野菜とハーブなどの香菜が入り、ヌックマムと呼ばれるベトナムの魚醤が振りかけてある。

バケットの先を大きく開いた口に運ぶと、台湾にいながらベトナムの旅が蘇る。これもまた旅情というヤツだろう。そんなバインミーの料金は60TWD(約200円)。本場ベトナムで食べると、平均15,000ドン(約70円)だから、台湾で食べるバインミーは約3倍の値段ということになる。大切に食べようと身が引き締まった。

バインミーの店
場所:美食街の継光街と成功路の交差点に2店舗ある。また、第一廣場内にもある
バインミーの料金:60TWD(約200円)

台湾屋台で肉燥飯

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美食街の継光街と成功路の交差点に夜の明かりが灯る頃、開店する屋台があった。それは東南アジアの飲食店ではなく、本場台湾屋台の飲食店だ。

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店先に掲げた中国語の文字を見ては、どこかホッとする自分もいる。ここは一旦東南アジアを忘れて、台湾を感じようと深呼吸をする。

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雑多な席に腰をかけると、注文した肉燥飯(ロウザオハン)を食べる。いつも思うのだが、肉燥飯は魯肉飯(ルーローハン)と一体何が違うんだろうか。一説によると、肉燥飯は赤身で、魯肉飯はバラ肉みたいだが、よく分からないのだ。よく分からないけど、食べると美味い台湾ソウルフードが、肉燥飯や魯肉飯と思っている。

そして、この屋台に感激したのが、茶碗に乗った一切れのたくわんだった。昨今、日本の食事処に入っても、たくわんが付いてくることは少なくなったと感じている。定食の小鉢や丼物の脇には黄色いたくわんが良く似合っていた気がするのだ。そんなたくわんは一口サイズだが、半分に噛み切って大切に食べる。台湾の屋台で触れたたくわんに昔の日本を思い出した旅ができた。

肉燥飯の屋台
場所:美食街の継光街と成功路の交差点。ファミリーマートの横
肉燥飯(大)の料金:35TWD(約120円)

最後に筆者から

台中の美食街には東南アジアの風が吹いている。僕が初めて訪れたときの感想だ。インドネシア、ベトナム、タイなどからの出稼ぎ労働者が集まる台中の街を歩けば、そこは東南アジアと錯覚してしまう光景が広がっているのだ。だから飲食店も自然とその国向けの料理を提供する店が多い。何も台湾まで行って東南アジア料理なんてと言われそうだが、この街だけは特別だと思っている。台中は好きな街のひとつなのだ。

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