ラオスの絶品ヌードル!ビエンチャンの朝しか営業しないワンタン麺に納得
東南アジアを旅していると、どこの国でもチャイナタウンがあるような気がする。そんなチャイナタウンで中華料理を食べれば、味の当たり外れが少なく間違いないような気がしている。僕が今回訪れたラオスのビエンチャンには、取り立ててチャイナタウンのような場所は無かったが、国境を接しているためか、中国とは非常に親密な関係にあるように見える。例えばタラートサオに2015年にオープンした巨大なショッピングセンター「ビエンチャンセンター」はやはり中国資本で、首都ビエンチャンで行われている大規模開発のほとんどが中国資本なんだそうだ。
発見!云吞面の文字
そんなことを考えながら宿泊したゲストハウスに面したルーヘングバウン通りを歩くと、中国資本かどうか分からないが、中国語が書かれた飲食店を数店舗目にした。その中で気になった飲食店が、「云吞面」と書かれた、いわゆる「ワンタン麺」の店舗だった。路面に面したショーケースを覗くと、見るからに美味そうなワンタンが顔を覗かせており、これは食べなきゃなという思いになった。
◇作り置きのワンタンに食欲がわいてきます
店内
入店したのは朝8時ころ。写真は飲食後に撮影したものだが、入店時はほぼ満席の大盛況だった。そして前日の昼間に店の前を通った時は営業していなかったから、どうやら朝しか営業していない店舗のようだ。この、朝しか営業しない飲食店も東南アジアでは珍しくない営業スタイルのひとつだ。
僕は店内に入ると空いている席に座り注文を聞きに来るのを待った。だが、一向にその気配はない。するとお茶が運ばれるのに続き、頼んでもいないワンタン麺が運ばれてきたのである。どうやらワンタン麺一本で勝負している店のようだ。これはいい。僕は蕎麦とうどんを一緒に出している店や、豚骨と醤油を一緒に出しているラーメン店は好まないから、こういう一本気のある飲食店は大好きだ。絶対美味いはず。そう確信すると見るからにアツアツの麺に箸を伸ばした。
絶品!ワンタン麺をいただきます
麺は細い縮れ麺。そこに薄切りされた豚肉とそぼろ肉、そして薬味のネギが中華スープに浮かんでいる。ワンタンを食べる前に豚肉を口に運ぶ。あぁ、柔らかい。もうこの時点で言うことはない。そしてメインのワンタンを口に運ぶ。あぁ、これは繁盛しているのは納得ができた。ワンタンの食感、ほんのり塩分の効いた味ともに文句はない。そんなワンタンはゴロッと5個ほど入っていた。
少し食べ終えると、付け合せのもやしを投入し、ライムを数滴絞れば、味はマイルドになった。そのマイルドさに飽きると、東南アジア特有の辛味調味料を投入する。一度で色んな味を楽しめるのは、日本のラーメンと変わらないが、僕は東南アジアの調味料も、辛味のある味も大好きだった。
◇ヌードルに砂糖を入れる文化はタイだけではないみたいですね。そして辛味噌が絶妙な美味さでした
最後に筆者から
調味料を入れたスープはほんのり赤みを増し、ピリ辛となったスープは全部飲み干してしまった。さて、店内のどこを探してもメニューや料金は書かれていないこの店舗。お会計はどんなものだろうと他の客の手元を見ていると、20,000キープ札や10,000キープ札が2枚見えた。どうやら20,000キープ以内なんだなと確信して店員に20,000キープ札を手渡すと、お釣りが5,000キープ返ってきた。つまりワンタン麺一杯の値段は15,000キープ、日本円で約200円。朝から納得のできるワンタン麺が食べられただけで、ビエンチャンに来て良かったと思えた。
ワンタン麺の店
場所:ルーヘングバウン通り。ハヨソケゲストハウスのすぐ近く
営業時間:不明だが、朝しか営業していないのは確実
ワンタン麺の料金:15,000キープ(約200円)ただし、入口には10,000K、13,000K、15,000Kの料金が書かれていたので、サイズが3種類あるのかもしれない。
◇ワンタン麺の店の場所。ピンが指しているすぐ近くです
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