LCCで荷物超過!追加料金を支払うか?捨てるか?着るか?

今回はちょっと面白い記事を見つけたので、その話しです。


「若い男性歌手が機内で気絶、追加料金避け12枚重ね着」

なんの話しかと思いきや、英国の男性バンドのメンバーがLCCに搭乗の際、手荷物の追加料金45ポンド(約8,600円)を支払うか、荷物を空港で捨てるかの選択を迫られたという。そこでこの英国男性がとった手段とは、リュックサックの中に入っていた服を全て身につける作戦を決行。その身につけた服の数が驚きだ。

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Tシャツ6枚、ジャンパー4枚、ジャケット2枚、短パン1枚、ジーンズ3本、ジョギング用ズボン2枚を重ね着し、さらに帽子を2つ被ったそうだ。

この時点で想像すると笑えるのだが、その後着すぎた服のせいで機内に歩くのも困難だったそうで、やっとのことで席につくと今度は暑さに耐えられなくなり意識を失い、到着した空港で救急車に運ばれたというなんともオマヌケな話し。

命に別状がなかったみたいでオマヌケな話しで済んだが、実はこの手法、LCCを利用する旅人はよくやる手なのだ。

LCCは運賃が安く設定されている代わりに、食事や荷物を預けるための料金を別途に支払うシステムがほとんど。

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例えばマレーシアを拠点に運行する「エアアジア」の荷物の基準は、

56cm×36cm×23cmで7kg以下 および 1×ノートパソコン用バッグに入れたノートパソコン及び付属品 または 1×ハンドバッグ     

となっており、7kgを超えたら追加料金を支払うか捨てるかの選択を迫られる。そこで出るのが「重ね着」という手法なわけだ。

もっとも僕はLCC各社の荷物超過の基準はグレーな部分があると感じていて、この場合も持って搭乗するのは駄目で、身につけていればいいのかという話しなんだが、僕がよく利用するエアアジアではサブバッグの荷物はチェックされたことが一度もないし、メインバッグすら一度くらいしかチェックされたことがない。

さらに帰国時はその2つのバッグ以外にスーパーのビニール袋を持って搭乗するのだが、全てノーチェック。その中身は現地のお菓子や粉末調味料などで重さは大したことはないが、荷物の数という視点でみればグレーな部分と感じている。

重ね着をした英国男性は「シートベルトを締めろと言われたんだけど、汗がドンドン出てきてどうすることもできなかった。まるで悪夢のようだった」と語っているが、機内に着いたら脱ぐことは許されなかったのだろうか。

ちなみにこの男性のバンド名は「リワインド(Rewind)」テープなどを巻き戻すという意味だそうで、まさしく搭乗前に巻き戻したい体験をしたみたいだ。はやくバンドが売れて追加料金を支払えるギャラが貰えることを願いたい。

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