ホーチミンの街角食堂で美味しい惣菜と朝だけ営業する豚肉つけ麺屋

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ホーチミン滞在:2016.05.06〜09

僕は普段から惣菜が好きだ。特にあれもこれもと目移りをしてしまうような、路面からすぐ手が伸ばせるような惣菜店が好きだ。そんな惣菜をアジアで食べるとなると、台湾やタイがぴったしくるような気がする。台湾なら日本で食べる食材と変わらず、味付けも日本人好みだと思う。

そしてタイは味付けがスパイシーながら、庶民的な惣菜が、市場や街の屋台で数十バーツから売っている。トレイに並んだ好きな惣菜を選ぶと、おばちゃんがビニール袋に入れてくれ、輪ゴムで器用に結んでくれる。そんな光景が好きだった。

僕はそんな惣菜店はないのかとホーチミンの街を歩いた。すると9月23日公園の北側にある狭い路地で、ショーケースに惣菜が並ぶ店を発見してしまった。僕は惣菜に弱い。しかも惣菜の数々は、日本で見る惣菜のようだ。ベトナム惣菜とは、日本食に近いのだろうか。僕はその惣菜に目を奪われ、たいして腹も空いてないのに、店に入ってしまった。

 

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日本の味に似ている惣菜食堂 

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◇Le Thi Rieng通りのすぐ側にある店「QUAN54」

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◇惹かれる惣菜がショーケースに並びます

1人旅は食事の量に困ることが多い。あれもこれも食べてみたいが、腹を満たす量に限界がある。だが、ここはそういうことを気にしないことにした。食べたいものを食べなければ、旅に来た意味がないくらいの意気込みで、欲しい料理を注文する。そして値段だって分からないが、あからさまなボッタクリはないだろう。根拠はないが、なんとなくの勘だ。

煮物

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選んだ惣菜は計3品。まずは煮物だ。具材はいんげん、厚揚げ、人参、苦瓜。どれも僕の好きな煮物の具材だ。味は甘みのある醤油系で、具材の芯まで染みこんでいる。それはどこか懐かしい母の作った料理のようだ。

アジの甘辛煮

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2品目はアジの甘辛煮だ。味付けはシンプルに砂糖と醤油で、生姜も入っているだろうか。唐辛子のスパイスも効いていて、ピリ辛な味付けになっている。もうこれはたまらない。タレが白米に染みこむと、さらに食欲が増してくる。そして酒のつまみにもあいそうだ。

豚の角煮

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酒のつまみにあうといえば、3品目の豚の角煮もそうだった。歯ごたえは柔らかく、醤油と砂糖の甘みのある味付けだ。肉の柔らかさは、じっくり煮込んだ証だろう。それは色が変わった、玉子の白身部分からも分かる。

惣菜のまとめ

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それにしてもベトナム惣菜とは日本と似ているんだなと思いきや、やっぱりしっくりこないのも事実。というのも、ベトナム惣菜で厚揚げといえば煮物よりも、レモングラスがげの方がピンとくるし、豚肉も角煮よりカリカリに揚げたものを想像する。これはどういうことなんだろうか。頭を少々悩ませてしまうが、この通りは日本語の看板を掲げている店舗が数軒あることに気づいた。ということは、日本人もターゲットにした店舗なのかもしれない。その日本人の味覚にあった料理を提供しているということなのか。真相は分からないが、中途半端な味付けの日本惣菜ではなく、ガチンコの日本惣菜と感じた食事で、大変満足をして店をあとにした。

QUAN54
場所:9月23日公園の北側。Le Thi Rieng通りとHem 150Nguyen Trai通りの交差点付近。
料金:惣菜3品、ライス、スープ、バナナで、68000ドン(約320円)

その他:ライスの量が多く、自分の腹には2人前。色んな惣菜を数人で食すには、量も金額もちょうどいいだろう。

 

 


◇お惣菜が美味しい「QUAN54」の場所

 

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朝だけ営業する豚肉つけ麺屋

旅のスタート、ハノイでつけ麺のブンチャーを初めて食べた。それは豚バラ肉と豚のミンチ、いわゆるハンバーグが入ったハノイ式つけ麺だった。パパイヤの甘いスープと相性がよく、その味は忘れることのできない一品となった。

それまでベトナムで麺料理といえば、誰もが想像するフォーが一般的と思っていたが、ブンチャーをはじめ、中部フエに行けばブンボーフエに出会い、ホイアンではカオラウにも出会った。その流れを思い出しては、ベトナムの麺料理は奥深いなと感じていた。

そんなベトナム麺料理の違う顔を、ホーチミンの街角でまたも出会ってしまった。場所は9月23日公園の北側、日本人宿のEZ stay saigonの目の前の食堂。詳しい営業時間は分からなかったが、朝しか開いていないので、必然的にその食事は朝食となってしまう。

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◇朝から大変賑わう食堂。皆麺料理を食べている

ベトナムの食堂や屋台は、どこも朝から賑わっている。どこかで購入してきた食事を宿で気だるく食べるより、外で食べると身がシャキッと引き締まるところがあった。

つけ麺

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席につくと皆が挙って食べている麺料理を注文した。それは麺、スープ、野菜と3つの皿にわかれて出てきたつけ麺スタイルだった。

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麺は当然のように米麺で、一部に焼きそばソースのようなものがかかっている。その麺の上には細かく刻んだ豚肉と万能ねぎが乗り、もやしと揚げにんにくも見える。すでにこれだけで美味そうだが、小皿の調味料に麺をつけて、別皿のスープへと箸を移動する。

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そのスープには、薄くスライスされた豚肉が見える。麺の上に乗った豚肉と併せて、豚のツープラトン攻撃となるが、スープに入った豚肉はまるで豚しゃぶのような食感で、優しい味わいだ。その優しい味わいが更に増すのが、ほんの少しの塩分が効いた白湯スープのようなつけ汁。これには朝ということもあって、ほっとする瞬間だった。

つけ麺のまとめ


僕の朝は必ずコーヒーから始まる。だから場所がベトナムで朝食となると、コーヒーに相性がいいバインミーとなるが、そのボリュームから正直重たいなと感じることもあった。しかし、この豚肉つけ麺は優しい味わいで、尚且つ美味い。ベトナム朝食文化のひとつである麺料理をすんなりと受け入れることができた食事だった。

この食堂だが、その後の調べで朝の6時から10時までの4時間しか開かないことが分かった。ベトナムでは朝や夜しか開かない店は珍しくないが、この麺料理は胃を刺激したくない朝にピッタリな食事ということは間違いないだろう。

Hủ tiếu cá Nam Vang
場所:日本人宿のEZ stay saigonの目の前。Ton That Tung通りにある教会から小道を入ってすぐの角にある。
料金:1杯確か40,000ドン(約200円)

 


◇優しい味わいの豚肉つけ麺の店「Hủ tiếu cá Nam Vang」の場所


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