香港からチェンマイへ!タイ・エアアジアFD2306便搭乗記'15
2015.09.19(3日目)
香港滞在3日目の朝。この日は曇りでどんよりとした空だった。宿泊する重慶大厦の前で信号待ちをしていると、台湾人らしき女子2人組に話しかけられた。
「この辺で美味しい飲茶の店を知りませんか?」
この辺りの道なら答えられるが、さすがに飲茶の店は答えられない。僕のなかで香港の朝といえば粥、マカロニスープ、そして飲茶だ。彼女らは美味しい飲茶の店に出会えただろうか。
A21バスで空港へ
一方、僕の方は朝食も採らずに早々と香港国際空港へ移動する。ここ香港からタイ・チェンマイへ移動するためだ。
搭乗する便は10時35分発のエアアジアFD2306便。香港からチェンマイへLCCで移動するには、エアアジアと香港エクスプレスの2社がある。この日エアアジアを選ぶと上記のように10時35分の便。香港エクスプレスを選ぶと17時台の便しかなかった。料金はどちらも変わらず非常に迷ったが、昼間のうちにチェンマイへ着きたい思いが強く、エアアジアを選択した。
香港国際空港までの移動手段はバス。来たときと同じA21のバスに乗車すれば大丈夫。バス停はネイザンロード沿い。重慶大厦から北へ1分ほど歩いた場所にあり、非常に便利だ。
A21香港国際空港(機場)行きのバスは7時56分に出発した。黄色と赤の車体はとてもカラフルで香港らしい配色である。料金は33HKDで乗車時に支払いでお釣りは出ない。朝早いためか車内は空いていた。
僕は車内に乗り込むと、階段を上り2階の先頭へ向かった。前方は遮るものはなく、景色がとても良く見える。何気にこのバスの先頭座席に座るのは初めての経験。朝からとても楽しい気分に浸った。
◇乗車すること約1時間。香港国際空港が見えてきた
香港空港に到着
◇ターミナル1の様子。この空港はほんとに綺麗だ。しかしこれから冷や汗をかくことに
8時56分。僕は空港に到着したらまずは美味しいホットコーヒーを飲もうと思っていた。しかし、ipadで搭乗する便を確認すると、ターミナル2と書いてあるではないか。
後から知ったが、LCCのカウンターは主にターミナル2を使用しているらしい。それを知らずにターミナル1でバスを降りてしまったのだ。ゆっくりコーヒーなど飲んでいる場合ではない。おそらく広い空港内をこれから歩くはめになるのだから。
ターミナル1から15分くらいは歩いただろうか。やっとのことでターミナル2に到着した。これからエアアジアのカウンターへ向かい発券してもらう。
発券からターミナル移動
◇発券された航空券。搭乗は9:55。急ぐしか選択はない
香港国際空港の主にLCCが使用するターミナル2はくせ者だった。発券したターミナルは確かにターミナル2だが、ここからなぜかターミナル1へ移動する。これでは発券だけをしにターミナル2へ行ったようなものだ。
ターミナル間の移動は無料の電車。それほど広いという証明か。
電車を降りるとイミグレーションを通過。広い空港内を歩くと、ようやく搭乗ゲートの501が現れた。
と思いきや今度はバスに乗車。何事かと思っていると、違うターミナルへ移動するようである。改めて香港空港の広大さと、LCCの宿命を感じる。
バスを下車し、ターミナルを歩くこと数分。ようやく本物の?501ゲートに到着した。ターミナル2からの移動時間は約40分。この時点で時計の針は9時46分を指していた。搭乗は9時55分だから、あわゆく乗り遅れるところだった。
後にわかったことだが、香港におけるエアアジアでは印刷したボーディングパスで搭乗が可能のよう。WEBチェックイン済で、かつ手荷物の預けがない限りは、ターミナル2に行かなくてもよかったみたいだ。各国における印刷したボーディングパスで出国が可能かどうかの問題はまだまだ続く。
機内の様子
僕の乗るタイ・エアアジアFD2306便、エアバスA320だ。エアバスA320は近・中距離向けの旅客機。フライト時間は約2時間30分である。
近・中距離向けの3−3のシート配列。LCCでもゆったりしており、このタイプが好きだ。
◇シートの様子。エアアジアカラーの赤が眩しい
◇さらば香港!また来るぜ!!
離陸からチェンマイへ
機内を見渡すと、日本人やタイ人の姿はなかった。その代わりに、欧米人と華人がほとんどの様子である。そして静かな機内。広東圏の人々だからだろうか?分からない。
離陸から約2時間30分後、タイ時間お昼の12時頃にタイ・チェンマイ国際空港に着陸した。タイは香港より1時間遅い。
僕が海外旅を初めてから幾度となく訪れたタイ。しかしチェンマイは初めて踏み入れる都市だ。一体どんなところなんだろうか。リタイアした日本人の移住先として人気の都市ともいわれている。
飛行機からボーディングブリッジに出ると微かに感じるチェンマイの風。初めて訪れる都市なのに、タイというだけで帰ってきた気持ちになった。僕には100万ドルの夜景よりも、バーツの方が似合っているということか。
北タイごはんと古都あるき チェンマイへ (旅のヒントBOOK)
- 作者: 岡本麻里
- 出版社/メーカー: イカロス出版
- 発売日: 2018/01/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る