ヤンゴンから香港へ!そして茶餐廳で食事をして九龍公園・佐敦・旺角の街歩き
9月26日:旅の9日目はヤンゴンから香港へ
旅の9日目は1週間滞在したミャンマーを離れ、香港へ移動する。楽しかったミャンマー滞在のうえ、せっかくビザを取得したならば、期限ギリギリまでいたいものだが、終わりのあるフラッシュパッカー。僕は所詮バックパッカーに憧れた存在なのだ。
ヤンゴン国際空港へ
ヤンゴンのダウンタウンから空港までは、タクシーで約40分ほどかかる距離に位置している。僕は宿泊をしていたチャイナタウンから、同じ宿に泊まる日本人の2人組とタクシーをシェアして向かった。ダウンタウンから空港までの道のりは渋滞が懸念されたが、幸いにもその心配は無用だった。ほぼ想像通りの時刻に着くと、シェアした日本人とはお礼を言って別れた。
・タクシー料金:8,000K(約660円)
◇乗車したチャイナタウンと空港の位置関係
LCCターミナル
タクシーをシェアしたにも関わらず、すぐに別れたのには訳があり、僕は主にLCCが集まる新ターミナル「ターミナル1」に移動したからだった。タクシーが到着したのは既存のターミナル2。そこから徒歩で国内線ターミナルを通り過ぎ、新ターミナルまでは数分だった。移動の少ない広すぎない空港は好きだ。
香港エクスプレスで香港へ
ミャンマーへ空路で訪れる旅行者は、その多くがバンコクを経由するが、今回は新規に就航した香港エクスプレスを使用してみた。航空券を取得したのは確か春先に開催された就航記念セールで11USD。購入に迷いはない運賃だった。しかし、利用者数が想像より見込めなかったのか、香港⇔ヤンゴン線は減便。往路で使ったマンダレー線に至っては、就航したばかりで廃止になってしまった。LCCとはそういう側面がある。
重慶大厦で宿泊
香港に着くと、いつものようにA21のバスに乗り、宿泊予約をしている重慶大厦へ向かった。今回宿泊したのは「カマルデラックスホテル」。 受付があるB座の5階に向かい、扉を開けると、なんとシャワーを浴びてる最中の女が出てきた。これにはびっくり、腰を抜かしそうになった。
9月27日:旅の10日目最終日は香港
昨夜から今朝にかけてよく寝た気がする。移動しかしていないものの、その移動が旅で一番疲れる気がする。朝はチェックアウトギリギリまでベッドで過ごし、テレビ中継していたアメリカ大統領選挙のヒラリーとトランプのテレビ討論を見て過ごした。
評価が難しい世華餐廳
朝食を兼ねた昼食は、重慶大厦のすぐ近くにある「世華餐廳」という、茶餐廳(チャーチャンテン)系の店で摂った。店名こそ茶餐廳ではないが、香港の大衆文化がギュッと詰まったレストランだ。そこで食べた食事が微妙な味だった。見た目はカレーかハヤシライスのようだが、味は薄く、例えようのない味だ。いつだったが、旅行作家の下川裕治さんが著書でこう書いていたのを思い出した。
香港に十七年も暮らしたという日本人女性の言葉を思い出した。
「ある日本のラーメン屋さんのご主人から聞いたんですけど、香港人のコックに任せるとどんどん味が薄くなっていっちゃうんですって。」下川裕治著 週末香港・マカオでちょっとエキゾチック より
僕は世華餐廳で食事をしたのは2度目だったが、いずれも味は薄くて、評価が微妙で難しいのだ。これが不味いなら悪評になるが、不味くて食えないわけではなく、本当に評価が難しいのだ。それでいて値段は決して安くない。それでもふらふらっと気軽に足が向いてしまうから世華餐廳もそうだが、茶餐廳も不思議な立ち位置の飲食店だと思う。もっとも地元香港人で客席は埋まるから、日本人の舌にはあわないのだろうか。
◇レモンティーは抜群に美味いです
・ライスに牛挽肉と生卵が乗った料理 (煎蛋免治牛肉飯):46HKD(約620円)
・アイスレモンティー:20HKD(約270円)
◇世華餐廳の場所。和民が入るビルの4階
都会のオアシス「九龍公園」
昼間は都会のオアシス「九龍公園」へ訪れた。実はこの公園でお目当てのものがあった。それはフラミンゴだ。フラミンゴといえば、長い脚と首が特徴的な鳥で、アフリカや南ヨーロッパで生息している鳥だが、どういうわけだが九龍公園に生息している情報を聞きつけ訪れた次第だった。
しかし、そこで見たのは白いフラミンゴ。僕の記憶が正しければフラミンゴは紅色をしているはずだ。これは本当にフラミンゴなのだろうか。脚の長さや首は想像するそれと限りなく近いが、疑問をもったままここを離れた。
◇他にも鮮やかな色をした鳥に出会えました
◇園内はガジュマルの木も目立ちます
◇園内で一番高い場所からは、香港島のビルも見えます
実は九龍公園内にある公共プールが10月までオープンしている。ここで香港のビル群に囲まれて涼もうかと思っていたが、この日はあいにくの休業日。密かに楽しみにしていたので残念だった。
◇九龍公園の場所
心地よい喧騒の佐敦
重慶大厦からも徒歩圏内の佐敦(ジョーダン)は、所狭しと店舗が並び、心地よい喧騒がある。重慶大厦クラスの宿があるならば、この辺りに宿泊したいと思っている。
◇安い食事処がたくさんあります
◇男人街の路上マーケット
香港の地下鉄
香港最大鉄道の地下鉄MTRにも乗車した。アジアの数か国で鉄道に乗車したが、香港の鉄道は切符の購入から路線図の見方も含めて分かりやすい。そう言えばバスの案内図も見やすかったことを思い出し、日本に近いところがあるのかもしれない。
切符の購入方法は、まず行き先を押し、大人か子どもかを選び、次に表示された料金を入れるだけだ。
◇切符というよりは、カードですね
自動改札機で知らないと立ち往生することがある。それは、改札に入るときは、カードをタッチし、出るときは差込口にカードを入れることだ。これを知らない観光客が、改札の前でもたついているのを良く見かける。もっとも香港ではICカードのオクトパスカードがあるので、よく渡航する人はそちらを購入するのが便利だろう。
◇車内は明るい印象です
旺角の市場
若者の街「旺角」。僕のなかではファッション関連の物を買うなら旺角というイメージだが、今回はそんなショッピングモールは一切パスして、市場を覗いてみた。
場所は旺角駅から徒歩5分ほど、亜皆老街を西へ歩くと右手にそれと分かる市場街が見えてくる。
◇香港といえばこのイメージありませんか?
◇鮮魚がたくさん。住んでいたら、絶対購入したいです
◇魚は道路で干されています
◇鳥は生きて売られており、購入すると店の奥で絞めてさばいてくれます。ひぇ〜
◇とても長い茄子。鮮やかな紫色ですね
旺角での美味しい米麺の記事はこちら!!
やっぱり夜景で香港締め
夜はやっぱりビクトリアハーバーに来てしまった。重慶大厦の近くのコンビニで購入した缶ビールを片手に、この旅に乾杯。充実したミャンマーとちょっとだけ香港旅が終わろうとしていた。この瞬間がいつも切ない気持ちになる。
▷▷▷香港の安宿は「カマルデラックスホテル」
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