ベトナム式コーヒー|ホットと練乳を入れたアイスの美味しい淹れ方
僕はコーヒーが好きだ。だから朝は必ずコーヒーで始まり、目を覚ます。豆の種類に特段こだわりはないが、コーヒーを淹れるゆるりとした時間の過ごし方も好きだった。しかしベトナムを旅してからコーヒーの豆に、ほんのちょっとだけこだわるようになった。それはベトナム王道の「チュングエンコーヒー」と出会ってからだ。
甘い香りのするチュングエンコーヒーは、その香りと裏腹に濃厚な味わい。酸味が一切なく、コーヒー特有のガツンとした味わいに、僕は虜になってしまったのだ。それからというもの、ベトナム式コーヒーフィルターを使って、本場ベトナムのコーヒーを楽しむ日々が増えた。今回はそんなベトナム式コーヒーの淹れ方を紹介させてもらいたい。
準備するもの
ベトナム式コーヒーを淹れるときに準備するものは、下記の通りだ。
細口ドリップポット
HARIO (ハリオ) V60 ドリップケトル ヴォ-ノ コーヒードリップ 600ml VKB-100HSV
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コーヒーを淹れるとき、ベトナム式に限らず細口ドリップポットを使用する。なぜなら大口のやかんでは、ドリッパーの大きさに合わないのと、湯を少しずつ入れては蒸らす淹れ方をするからだ。
ベトナム式コーヒー用フィルター
コーヒー用フィルターはステンレス製かアルミ製なのが、ベトナム式コーヒー用フィルターの特徴。中蓋をとると、穴が開いただけの造りなので、中挽き程度のベトナムコーヒーと相性があうように造られている。
グラス&カップ
ベトナムコーヒーはとても濃厚だ。もちろん濃さはお湯で薄めて自分好みに調整できるが、小さめのカップを用意することをおすすめしたい。本場ベトナムではグラスを使うのがベトナム式といわれているが、僕がベトナムでホットコーヒーを注文したときは、カップで提供されたことがほとんどだった。
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コーヒー
TRUNG NGUYEN COFFEE SANG TAO1(チュングエンベトナムコーヒー Sang Tao1×340g )
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- メディア: 食品&飲料
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コーヒーは僕の好きなチュングエンコーヒー「SANG TAO」のNo.1を選んだ。SANG TAOはランクが色々あるが、No.1は一番お求めやすい価格で、ベトナムでは一袋(340g)250円ほどで購入できる。旅のお土産が底をついた後は、Amazon、ヤフオク、メルカリなどを駆使して購入している。
コーヒーをフィルターに入れる
準備が整ったら、お湯を沸かしている間に、フィルターにコーヒーをセットする。中蓋を開けて、フィルターに杯数分のコーヒーを入れる。
コンデンスミルクを入れる
カップにはコンデンスミルクを入れる。コンデンスミルクの量は、目安として20gから25gといわれている。軽量スプーンがないときは、普通のスプーン一杯がちょうどいい量になる。なお、甘いのが苦手な人や、ブラックで楽しみたい人はコンデンスミルクは入れないようにしよう。本場ベトナムでもコンデンスミルクを入れないカフェはたくさん存在していた。
中蓋を締める
コーヒーを入れたら中蓋を締める。中蓋はネジで締めるタイプと、蓋をするタイプがあるが、僕が使用したフィルターは蓋をするタイプだ。
お湯を注いで蒸らす
中蓋をセットできたら、少量のお湯を注ぎ、20秒ほど蒸らす。するとベトナムコーヒー特有の甘い香りが漂い、この時が一番至福のひとときに思える。
残りのお湯を注ぐ
蒸らし終えたら、残りのお湯をすべて注ぎ、上蓋をして、すべてのコーヒーがカップに落ちるまで待つ。ベトナムコーヒーは挽きが粗いので時間はかかる。
フィルターをとる
抽出が終わったら、上蓋を裏返してその上にフィルターを置く。上蓋が受け皿代わりになるのだ。この時、コーヒーの香りがカップから一気に部屋に充満する。コーヒー好きにはたまらない。
スプーンで混ぜる
カップにコンデンスミルクを入れた場合は、スプーンでよく混ぜる。
アイスコーヒーの場合
アイスコーヒーの場合は、氷をたっぷり入れたグラスに注ぐだけ。これでアイスコーヒーを楽しめる。
まとめ
ベトナムのコーヒーは高級品のアラビカ種より、主にインスタントに使用されるロブスタ種がメインだから、真のコーヒー通に言わせると際立って美味しいというわけではないらしい。しかしその濃厚さと苦味、そして甘い香りの虜になる人は少なくない。そしてフランス統治下時代に伝えられた抽出器具は、ベトナム特有のドリッパーだ。ベトナムコーヒーは挽きが粗いため、普通のドリッパーとペーパーフィルターでは、うまく抽出ができない。そこでベトナム特有の抽出器具の出番となる。見た目もおしゃれなので、キッチンにひとつあると、それだけでベトナム通を演出することができる。コーヒー好き、旅好きにはぜひおすすめしたい一品、それがベトナムコーヒーである。
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