アジアの食事
旅へ出たら、その土地のマクドナルドを食べるーー。そんなことを話していた旅人がいた。そこで僕も真似して、今回の韓国・釜山で、マクドナルドへ……。というわけではなく、タッチパネルのセルフレジを体験してみたく入店した。
釜山でどうしても食べたい一品があった。それはテジカルビだ。テジカルビとは、豚を意味するテジと、カルビ肉で、文字通り豚カルビの焼肉料理。この話しを何度か韓国を旅した友人に話すと、首を傾げていた。韓国で焼肉といえば、サムギョプサル(豚の三枚肉)…
釜山で食べたい一品があった。それはデジクッパだ。デジクッパとは、豚を意味するデジのクッパ。釜山を中心とする豚骨スープのご飯である。先日、我が家で営むAirbnbに、韓国人のゲストが宿泊した。彼らにデジクッパの存在を聞いてみると、口にしたことがな…
僕のバンコク拠点の地、ラチャテウィー。振り返るとラチャテウィーの街に滞在した回数は、数え切れないほどになってきました。なぜスクンビットやカオサンではなく、ラチャテウィーなのか?それは立地の良さと物価の安さに加えて、綺麗でお洒落なゲストハウ…
韓国で食べてみたい料理があった。それは鶏を丸ごと一羽使った鍋料理の「タッカンマリ」だ。タッカンマリの「タッ」は鶏で、「カンマリ」は一羽という意味。つまり日本語に直訳すると、鶏一羽という料理だった。この話を旅好きの友人に話すと、上野や大久保…
韓国へ訪れたら食べてみたい料理があった。それはかつて韓国でいちばん人気の麺「チャジャンミョン」だ。日本において国民的ヒットな中華といえばラーメンだと思うが、韓国の国民的ヒットな中華はチャジャンミョン。まだ韓国のほとんどを知らない自分でも知…
ソウルで食べてみたい一品があった。それは「貝」だ。以前、旅行作家の下川裕治さんの作品『週末ソウルでちょっとほっこり』の中で、貝蒸しの紹介があった。しかし、その量はとても1人で食べられるものではなく、他に貝料理はないかと頭を悩ませた。そこで…
前日ユッケとレバ刺しを食べに訪れた広蔵市場(クアンジャンシジャン)だったが、翌日も広蔵市場に足を運んだ。目当ては市場内にある「うまいもん通り」の屋台で一杯やることだった。ほんとの所はユッケもレバ刺しも屋台も1日で済ませたかったが、韓国の食事…
ソウルの旅でどうしても食べたい一品があった。それはユッケだ。今から6年前(2011年)、ある焼肉屋で提供した「和牛ユッケ」から腸管性出血性大腸菌O-111による集団食中毒が発生した。この出来事はマスコミでも大きく取り上げられ、死者5名を含む100人近…
ソウル旅の初日。僕は明洞の街から旅をスタートした。韓国は初めてではなかったものの、明洞は初めて感じる空気だった。その明洞を歩くと、多くの人で賑い、無数の飲食屋台が並んでいた。氷点下まで冷え込む路上でアツアツのトッポキを頬張り、南大門市場で…
僕は気に入った飲食店には連日通ってしまうところがある。それは日本でも海外でも同じで、ルアンパバーン滞在時は屋台のチキンを連日食べてしまった。理由は美味しいから、ただ一点。料金はそこまで安くはなかったが、美味しいから頷くしかなかった。今回は…
ルアンパバーンの朝は早い。僧が街を練り歩く托鉢が始まる頃、多くの地元信者と観光客で通りが賑わう。その托鉢が終わると、観光客にはちょうどいい地元観光スポットがある。それは朝しか開かない「早朝市場」だ。
カオソーイという麺料理がある。チェンマイをはじめとするタイ北部と、僕が今いるルアンパバーンをはじめとするラオス北部で広く食べられている料理だ。そのカオソーイを初めて食べたのは、タイのチェンマイだった。ココナッツミルクを加えたカレースープに…
バンビエンで連日通ったレストランがあった。料理はなんてことのないぶっかけ飯だったが、その味に僕の舌がピタっとハマってしまい、ひどい日は1日2回、昼も夜も同じ料理を食べた日もあった。僕は日本に居ても、気に入った食事処は続けて通うところがある…
東南アジアを旅していると、どこの国でもチャイナタウンがあるような気がする。そんなチャイナタウンで中華料理を食べれば、味の当たり外れが少なく間違いないような気がしている。僕が今回訪れたラオスのビエンチャンには、取り立ててチャイナタウンのよう…
僕のバンコク拠点の街「ラチャテウィー」には、安くて美味しいローカルな飲食店が多く揃っている。しかしタイ好きな旅人の間でも、なぜかラチャテウィーは認知度が低く、話題の共通点にはなりにくい。今回は少しでも知ってもらうためにも、ローカル飲食店の…
台中といえば「宮原眼科」を思い出す人も少なくない。歴史ある赤レンガの建物で宮原武熊医師が宮原眼科を開院したのが1927年。その後宮原医師は日本へ帰国し、医院は国民党政府に管理され、「台中市衛生院」として再利用された。しかし後に閉鎖され、数十年…
台湾の中部、台中には東南アジア人が集まる「美食街」なるものがある。通りを歩けば台湾なのにその人種の多さから、どこか東南アジアにいる感覚で散策ができる。そして多くの飲食店は東南アジアの食事処が立ち並び、異国にいながら更なる異国の雰囲気を味わ…
9月26日:旅の9日目はヤンゴンから香港へ 旅の9日目は1週間滞在したミャンマーを離れ、香港へ移動する。楽しかったミャンマー滞在のうえ、せっかくビザを取得したならば、期限ギリギリまでいたいものだが、終わりのあるフラッシュパッカー。僕は所詮バックパ…
僕はチーズが好きだ。酒のアテにはもちろんのこと、チーズを使った料理もたまらなく好きだった。そんなチーズの美味しい料理が、宿泊した重慶大厦(チョンキンマンション)にあった。しかもそのチーズ料理は、これまた僕の好きなカレーに入ったチーズカレーと…
香港の滞在中、どうしても行きたい場所があった。それは米麺で有名なチェーン店、「譚仔雲南米線」だった。米麺自体が物珍しいかというと、ベトナムやタイでも口にすることがあり、特に惹かれることはなかったが、単純に味の評判が良いというだけで、どうし…
たまたま歩いた通りの、たまたま見つけた屋台の飲食店。その食事がめちゃくちゃ美味かったら、こんな幸せなことはない。そんな出来事が、ヤンゴンのチャイナタウンで起きた。
旅をしていると必ず市場に出会う気がする。宿泊したバガンのニャウンウーにも大きい市場があった。中へ入ってみるとバガンのゆるりとした空気が流れ、のんびりと市場散策ができたので、今回はそんな市場の様子をお届けしたい。
バガン・ニャウンウー地区にある市場の前に一軒の飲食店があった。その汚い外観から料理を想像すると、とても美味そうには思えなかったが、いざ口にしてみると良い意味で期待を裏切られてしまった。やはり飲食店は入ってみないと分からない。日本も海外も同…
旅をしていて1日の終りに美味しい食事に出会うと、その日はすべて良しとなるところがある。そんな美味しい食事に、夜のマンダレー中心部で出会った。場所は宿泊したロイヤルゲストハウスから徒歩3分。26番ストリートの交差点を歩いていると、見てそれと分か…
マンダレー滞在初日の夕食は何にするかな?と、地球の歩き方をペラペラとめくっていると、「ミャンマー中にその名を知られた名店」と書いてある飲食店を発見した。詳しく読んでみると、エビカレーがおすすめと書いてあるではないか。僕は好きな食べ物のひと…
香港を1人で旅する人は、普段どんな食事をしているのだろうか。滞在する場所にもよるだろうが、雑多な店で鮮蝦雲吞麺(海老ワンタン麺)をすすったり、香港の大衆文化が詰まった茶餐廳(チャーチャンテン)で一息つくことはあるのだろうか。実はこれらは僕が香港…
バンコク滞在:2016.05.09〜10 僕は海老が好きだ。だからタイに行くと必ず海老を食べている気がする。日本では高くて小ぶりな海老も、タイなら安くて大ぶりな海老が食べることができる。そこが魅力だった。そんな具合だから昼食を食べに行こうとなると、どう…
ホーチミン滞在:2016.05.06〜09 僕は普段から惣菜が好きだ。特にあれもこれもと目移りをしてしまうような、路面からすぐ手が伸ばせるような惣菜店が好きだ。そんな惣菜をアジアで食べるとなると、台湾やタイがぴったしくるような気がする。台湾なら日本で食…
ホーチミン滞在:2016.05.06〜09 ベトナムの食事といえば、バインミー、いわゆるバケットサンドを思い出す人が多い。過去のフランス統治時代の名残からバケットサンドが美味しいことは、たとえベトナムへ行ったことがなくても、知っている人はいるはずだ。そ…